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思惑との相違

なかなか、話が進まない・・・((+д+;))

アルバートの治める国ギョクラン王国とセキリョク国とは山脈を挟んでお隣さんであったがこの山脈のが結構な高さのあるものだったため、セキリョク国とギョクラン国間を行き来するには一度他国を通って迂回するのが通常のルートでこの事により二国間の国交は迂回ルートにある国を挟むためほとんどなかったのである。したがっていままで、セキリョク国とギョクラン国との戦は殆ど皆無であった。

しかし、この二ヶ国間の間にある国の一部の領土がギョクラン国のものになったので、セキリョク国との国交をどうするかと思案していた時にちょうどエドワードとシャルルとの会談である。まあ、この領土も降って湧いたようにもらった土地だったので別に急ぐ必要はなかったのだが、シャルル王妃があんだけ綺麗ならさぞかし姉妹も綺麗だろうと…


『セキリョク国王室の花を一輪こちらで愛でたく思う』


と国交を願う書簡にそう一文付け加えて送ったのだ。つまり、国交結ぶのであれば人質として姫を後宮に差し出せということであり、小国であるセキリョク国はギョクラン国に対抗する軍事力はというと騎士団という名前ではあるが、もっぱら、魔物や獣を退治や、観光客がたまに起こすイザコザやはたまた夫婦ゲンカの仲裁などをするのがここ何年かの仕事という騎士達が多いぐらいの長閑な国なので、今回の事は晴天の霹靂以外何者でもなかった。



まさか8歳とは、内心どうしたもんかとアルバートは思っていた。隣に一緒にきた側近達もそう思っていた。国交があまりなかったとはいえ噂ぐらいは聞いたことはあったし、シャルル王妃も姉妹が多いと言っていたのだ、あれだけの美姫である姉妹である他の姫もさぞかし美しかろうと、12歳で社交界デビュー、16歳で成人と見なさせ大体の貴族の娘が10代のうちに結婚というのがこの世界の常であるなか、シャルル王妃が22歳だったこともあり、成人した姫が何人かいると思っていたのだ。

たしかに、シャルル姫の下には成人した姫が3人いたのだが、アルバートの予想どうり、3人とも美しい姫であったため、成人する前より婚約者を持ち自国の公爵家やまたは隣国へ嫁いでいったのである。シャルル姫にも元々婚約者がいたのだが、舞踏会で出会ったエドワードへ惹かれ色々障害を乗り越えやっと先日結婚までいたったのである。そのため、この世界では行き遅れと言われる歳になってしまったが、その他の姫達は通常どうり嫁いでいったため、歳の離れたシェリリィが今セキリョク国王室にで嫁いでいない唯一の姫であった。

いつになったらシェリリィ喋らせてあげれるんだろう??

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