プロローグ
初投稿なので温かく見守っていただけると嬉しいです。
なかなか会わせてもらえないわけだ。
目の前にいる女性をみて、男はそう思った
太陽の光を受けたような鮮やかな赤毛が緩やかなカールを描いているのがあくまで綺麗な絵画を引き立てるような額であるかのようにおおらかに、気品ある笑顔をこちらに向けている美女は、先日男の悪友の国にとついできた小国の王女様だった。
「シャルル、こちらがギョクラン国国王アルバートだよ」
「シャルル王妃はじめまして、アルバート・ギョクランともうします。やっと、エドワードの愛する人にお会いすることができました」
彼女は『まあ!!』と顔をあかくしてエドワードの方をみてエドワードが当然だろという顔で微笑まれると少し恥じらいながらこちらに向き直し改めて自己紹介をし直し始め和やかな会談が行われた。
和やかな会談は滞りなくすすみアルバートは二人の惚気に当てられ胸焼けしたのは否めなかったが…
会談後自国に帰ったアルバートは執務室でシャルル王妃の祖国の話を思い出しながら少し思案すると紙を取り出すと一気に書き出し封筒に入れギョクラン国王の家紋で蝋封をし、近くにいた側近に届けるように伝えた。
まさかこの書簡が一人王女とギョクラン国を変えるものになるとはまだアルバート自身さえも思っていなかった。
ほのぼの、コメディにしようと思っています。