表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
濁流の中で  作者: 一宮 沙耶


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/13

プロローグ

桜の花びらが小川の水面に落ち、流れていく。

小川に沿って作られた遊歩道を、70歳台ぐらいの男女がゆっくりと歩いていた。

木々の合間から漏れる陽の光を浴びて。


「これまで、幸せな日々を過ごすことができたのは乃愛のおかげだよ。ありがとう。もう、いつ死んでもいいな。」

「その言葉、もう何百回も聞きましたよ。まだまだ、付き合ってもらいますからね。だって、私も、あなたがいないと寂しいですから。」

「こんな年になっても、まだそう言ってもらえるのは幸せ者だ。」

「お世辞じゃないですよ。あなたが刑務所にいた時なんて、本当に寂しかったんですから。」

「そんなこともあったね。でも、出所するとき、乃愛が待っててくれたね。そして、前科があって誰も雇ってくれなかった私をずっと金銭面でも支えてくれた。本当に感謝している。」

「昔悩んだこととかは、もう今になると笑い話しですね。そろそろ帰りましょう。まだ、朝晩は寒いですから。」


幸せいっぱいの御夫婦なのだと思う。

結婚して、もう40年以上というところかしら。

そんなに長い期間、ずっと愛し合えるって奇跡よね。


そういえば、刑務所と言ってたけど、何だったのかしら。

ほのぼのとした御夫婦には似合わない言葉だけど・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ