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「ゴミを良くする能力」と笑われたEランクの俺、無限強化で神を超え、光の勇者を踏み潰します  作者: 限界まで足掻いた人生
第二部「大罪と新国家編」

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第94話:天の第1射、断罪の産声

天の門が開いた瞬間、音は消えた。 空が眩い純白に染まり、アヴァロンの地下都市までを貫くような神々しい光の柱が降り注ぐ。 しかし、それは救いの光ではなかった。


光に触れたものは、建物も、岩も、そして人間も、一切の抵抗を許されずに蒸発していく。 熱で焼かれるのではない。存在そのものを世界から消去する、絶対的な理。


蓮様、第一隔壁が消滅しました! 第二、第三も持ちません! カイルが叫びながら操作パネルを叩くが、黒鋼の防壁すらも神の光の前では薄い紙同然だった。


逃げろ! 早く地下深層へ! ユリアの声が響くが、逃げ場などどこにもなかった。 光の雨は、アヴァロンの外縁部から容赦なく民を飲み込んでいく。


昨日まで笑いながら蓮に果実を差し出していた老婆が、孫の小さな手を握ったまま、声もなく光の中に消えた。 強欲の金で作られた堅牢な家も、怠惰の動力で動いていた街灯も、全てが塵すら残さず虚無へと還っていく。


蓮は漆黒の右腕を天に掲げ、虚空の盾を展開した。 しかし、上空に浮かぶ無数の天使たちが奏でるラッパの音と共に、光の出力はさらに増大する。


くっ……!


蓮の足元の地面が砕け、膝が折れそうになる。 右腕が悲鳴を上げ、黒い魔力が光に押し戻されていく。


たった一射。 神が指先を動かしただけで、アヴァロンの人口の二割が初日で失われた。 かつて夢見た理想郷の入り口は、今や巨大な底なしの穴へと変わり果てていた。


救済の器であるアルマが、震える手で祈りを捧げる。 アレックスは、自らの神都の装甲が剥がれ落ちるのを見つめ、初めて本物の恐怖を味わっていた。


これが、本物の神の裁きか。

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