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「ゴミを良くする能力」と笑われたEランクの俺、無限強化で神を超え、光の勇者を踏み潰します  作者: 限界まで足掻いた人生
第三部「神葬と黎明編」

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第124話:神の断末魔、最後の「滅菌」

1. 黄金の崩壊

「……認めない。認めないぞ、蓮! こんな不完全で、醜くて、感情に振り回されるだけの欠陥品どもに、僕の完璧な世界が否定されるなんて……ッ!」


黄金の法典を砕かれたアレックスは、玉座に縋り付きながら、狂ったように叫びました。彼の背後の黄金翼はボロボロに焼け落ち、神殿の純白の壁には、蓮が放った「虚無」の黒い亀裂が深く刻まれています。


アレックスの瞳から黄金の輝きが消え、どす黒い憎悪の色が染み出しました。 彼は、自らの胸に埋め込まれた「七つ目の結晶」を、自らの手で握り潰しました。


「壊れてしまえ……! 僕が神になれない世界なら、最初から存在価値なんてないんだ! 来い……『主』よ! 全ての不純物を、塵一つ残さず消し去ってくれ!!」


2. 真なる神の顕現:『終焉の機構』

アレックスの体が光の粒子となって霧散し、神殿の中央に巨大な**「虚空の穴」が開きました。 そこから現れたのは、人の形すらしていない、巨大な立方体の集合体。 それは意志を持つ存在ではなく、世界の不純物を自動的に排除するためだけに存在する、冷徹な「宇宙の免疫システム」**そのものでした。


これまでのアレックスや和魂わにたまとは比較にならない、圧倒的な「虚」の圧力。 神殿そのものが分解され始め、方舟アークの装甲も砂のように崩れ去っていきます。


3. 卑怯者の覚悟

「……みんな、下がってろ」


蓮は、砕けかけた機体のハッチを開け、剥き出しの戦場へと飛び出しました。 目の前には、全てを無に帰そうとする神の機構。 背後には、恐怖に震えながらも、自分を信じて祈りを捧げる数千人の民と、愛する仲間たち。


(転生前の俺は、何者にもなれずに死んだゴミだった。転生した後の俺は、力に溺れて大切な人を守れなかった大馬鹿野郎だ)


蓮は、震える右腕を見つめました。


(……だがな。ゴミでも、クズでも、この痛みだけは本物だ。ユリアが俺に遺してくれた、この『人を愛する心』だけは、神様にだって消させやしない!)


4. 奇跡の重なり

その時、方舟の深部から、かつてないほど暖かな光が溢れ出しました。 聖域で眠るユリアの体が、蓮の虚無と共鳴し、目も眩むような白銀の輝きを放ったのです。


「……蓮……様……」


幻聴ではありませんでした。 ユリアの肉体は眠ったままですが、彼女の魂が、蓮の右腕に宿る「定義」の力を介して、この戦場に顕現したのです。 彼女だけではありません。ガイウスの誇り、リサの勇気、フィーネの祈り、セラフィナの英知——。 それら全てが、蓮の漆黒の虚無に**「色彩」**を与えていきました。


「定義:人間賛歌エクリプス・ノヴァ


5. 終焉の九十九日、その先へ

「神様……。あんたの作った『完璧』なんて、俺たちのこの『不自由』に比べたら、欠陥品なんだよ!」


蓮は、全ての感情を、全ての絆を、右腕の一撃に込めました。 漆黒の虚無が、仲間の想いを受けて七色の閃光へと変化し、神の機構を真っ向から貫きました。


天界の空が、音を立てて崩壊していきます。 黄金の神殿も、冷酷な法典も、全てが光の中に消えていく。


残り五十六日。 予言された百日を待たずして、世界は一度、完全に白紙ゼロへと戻ろうとしていました。


崩壊する次元の狭間で、蓮は、光の中で微笑むユリアの幻影に向かって、力一杯手を伸ばしました。


「ユリア……! 今度は、絶対に離さない!!」

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