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「ゴミを良くする能力」と笑われたEランクの俺、無限強化で神を超え、光の勇者を踏み潰します  作者: 限界まで足掻いた人生


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第12話:外交危機からの脱却と、深まる独占欲

1. 瑛太の完全なる失脚

蓮たちが持ち帰った**「失われた古代の契約書」**は、隣国との国境問題に関する決定的な証拠となり、王国の外交危機を一気に解決へと導いた。


王城では、エリシア王女主導のもと、蓮たちへの盛大な褒賞が決定された。


「神崎蓮殿。あなたがもたらした功績は、佐野瑛太が持つSSランクスキルよりも、遥かにこの国に価値をもたらした」


王の言葉は、王城に集まった全ての貴族と高官に響き渡った。


そして、佐野瑛太には、外交危機を招いた責任と、英雄暗殺未遂の罪により、王都からの永久追放、そして全ての権限と称号の剥奪という、厳しい裁きが下された。


「クソッ!あのEランクのゴミめが……!全て、僕の運命を狂わせたのは、あいつだ!」


瑛太の叫びは、もはや誰にも届かない、敗者の遠吠えにすぎなかった。彼は、蓮に直接手を下されることなく、自分の傲慢さと蓮の圧倒的な実力によって、完全なる失脚を遂げた。


(瑛太へのざまぁ:完全なる名誉・権限の剥奪。物語の表舞台から退場)


2. 独占したい特別な熱

夜、王都近くに借りた安全な隠れ家にて。フィーネ、リサ、ユリアの三人は、蓮の部屋の前に集まっていた。


「ねえ、リサさん。ユリア様も……」フィーネが声を潜める。


「ああ。わかっている。あの**『熱』**のことだろう」リサが唸る。


ユリアは騎士としての理性で感情を抑えようとしていたが、顔は火照っていた。


「神崎殿の**『強化』がもたらす身体の鋭敏化は、もはや任務に支障をきたしかねない。騎士として、『制御』**の方法を確立する必要がある」


しかし、彼女たちの真の目的は、単なる**『制御』**ではなかった。


フィーネが口火を切った。


「その制御の方法を、神崎様と二人きりで相談したいんです。私だけ、特別に……」


「何を言うの、フィーネ!私は神崎に、騎士の剣技の制御方法を強化してもらわなければならない!それは私にしかできないことよ!」リサが食ってかかる。


「落ち着いてください、二人とも!」ユリアは理性的に仲裁に入るが、その心の中では、**『王女として、国の英雄である神崎殿を、私自身が一番近くで支えるべきだ』**という強い独占欲が渦巻いていた。


3. 特別な制御

三人の押し問答を聞きながら、蓮は部屋の扉を開けた。


「皆さん、どうされましたか?」


三人は一斉に黙り込み、顔を赤らめた。


「あの……神崎様。私たち、この身体の**『鋭敏化』が、戦闘時にも集中を乱すことがあるので、どうか『制御』**の術を教えていただきたくて……」ユリアが代表して尋ねた。


蓮は三人の感情の裏にある**『独占欲』と『甘えたい気持ち』**を正確に理解した。


「わかりました。その熱を抑え込むには、**『強化』をさらに上書きし、その熱を『僕自身との繋がり』**として固定させる必要があります」


蓮は、三人のうち一人を選び、**『特別』**にその制御方法を教えることにした。


「まず、フィーネさん。あなたから指導を始めましょうか」


蓮がフィーネを指名すると、リサとユリアは、悔しそうな、そして羨ましそうな眼差しをフィーネに向けた。


フィーネは歓喜に震え、蓮の部屋へと入った。


蓮は、フィーネの体と心に、**【全能化】で『蓮の存在』を常に求めるような、『特別な制御』**を施した。その結果、フィーネは他の誰にも感じさせない、蓮だけの特別な甘美な熱を得た。


(僕の【全能化】は、もはや彼女たちの魂のレベルまで強化している。この繋がりは、誰にも破れない)


蓮は、この無限のチートが、仲間との絆を、**『誰にも侵されない独占的な愛情』**へと変えていることを確信した。


4. 新たな旅立ちと噂の終焉

翌日、蓮たちは、王都からの正式な依頼を受け、さらなる強大な魔物や古代遺跡が眠る、西方の**「霧の魔境」**へと旅立つことになった。


エリシア王女は、蓮たちを王都の門で見送った。


「神崎様。あなたが戻られるまで、この国はお任せください。そして、どうか、私の期待を裏切らないでくださいませ」


エリシアの言葉は、王女としての命令であると同時に、ハーレムメンバーとしての切なる願いだった。


蓮の耳には、王都の住民たちの声が届いていた。


「佐野瑛太は、コネと傲慢さで自滅した」 「真の英雄は、Eランクと笑われたエンハンサーズだった」

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