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一欠片の勇気から始まるうさ耳少女の冒険〜今世こそ勇気を振り絞って友達を作ってみせます!!〜  作者: 氷河の一輪
第1章 金色の悪魔

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第51話 エトワール大武道大会④

 シーちゃんの最強宣言により……友達を信じてあげたい気持ちと心配な気持ちの大戦争が発生!! 壮絶な戦いの末、見事友達を信じたい気持ちが勝ちました!!

 決め手となったのはシーちゃんの鑑定結果だった。




【名前】シー・オシェロン ♀

【種族】海の精霊……?

【年齢】12?

【魔力値】???/???

【体力値】???/???

【スキル】

精霊魔法『海』Lv? 精霊魔法『?』Lv? 全属性魔法Lv? 体術Lv? 鎌術Lv? 憤怒Lv? 隠蔽Lv? 物理耐性Lv? 魔法耐性Lv? 毒耐性Lv? 殺気Lv?……

【ユニークスキル】

『精霊縺九∩の瞳』Lv5……

【称号】

霆「逕溘@縺溯? 復讐に狂った者 殺人鬼 雪の精霊の守り人 創造神に愛されし者 天使 死神

【総合戦闘力】???

【ランク】???

――【真実の鑑定】レベルが不足しているため、表示不可。




 いや、“?“が多すぎっっ!!

 ユニークスキルの【真実の鑑定】ですらここまで視れないなんて……どんだけ強いんだか……。

 そしてあの雪の精霊と同様に文字化けしている……。称号に”雪の精霊の守り人”ってあるから、二人は何か関りがあるのかな?

 ……触れるか迷ったけどさ、なんか物騒な単語がいろいろと見えるんだが? うん、見なかったことにしよう。人には秘密の一つや二つあるもんね‼

 このあまりにも異様な鑑定結果ならば、シーちゃんを信じるしかないっしょ!!


 ということで現在、観客席でシーちゃんの試合が始まるのを待ってるところです!


――ワァァァアア


 シーちゃんが会場に姿を現したと同時に歓声がそこら中からあがる。

 やっぱり海の国のお姫様となると認知度が違うねえ。それに、シーちゃんの可愛さも相まってすっごい人気だ……。



 対戦相手の名前はパプリカ・レイストン。ルーナ帝国の侯爵家の長女らしい。

 光を通さない黒い髪に、妖しげな光を宿す紫色の瞳……美人なんだけど、何か見ていて背筋がゾクッとする雰囲気を纏っている。

 この距離だと遠くて【真実の鑑定】を使えない。パプリカがどれだけ強いか詳しくは分からないけど、かなりの強さを持っているのは確かだ。

 不正行為をしているのかは分からない……けどこの異様な気配を感じれば、何か悪いことをしていると確信できる。

 やっぱり、侯爵家の令嬢だと”期待に応えなきゃ”みたいなプレッシャーがあるのかな? だから不正行為に手を伸ばしたの……? どこか切羽詰まったような顔を見ると、そうとしか考えられない。


 シーちゃん……本当に大丈夫かな?

 パプリカを見ていると不安になる。何度も見てきた……大好きなもう一人の友達と同じ目をしているから……。全てをかなぐり捨てる覚悟をした、危うい目。その目をした人は、土壇場で強さが何倍にも跳ね上がることを知っている。


 私の視線を感じたのか、シーちゃんはこっちを見て微笑みながら手を振る。


「お、おい。今の見たか? 天使が俺に向かって手を振ったぜ?」

「ちげーよ、俺に向かって手ぇ振ったんだよ!」

「いやいや、俺らなんかに手を振るわけねーだろ」


 やれやれ、シーちゃんは本当に罪な女だねえ。一瞬にして哀れな男を虜にしてるじゃん。



『それでは試合開始‼』




「はぁっ‼」

 パプリカは大剣でシーちゃんに斬りかかる。

 は、速いっ! 自分と同じくらいの大きさの大剣なのに、重さを感じさせない軽やかな動きだ‼


「――【海の盾(シー・シールド)】――」


 水でできた膜のようなものが出現し、振り下ろされたパプリカの大剣を弾き返す。

「なっ⁉」

 パプリカは反動で体勢を崩したが一瞬で立て直し、怒涛の連撃を繰り出す。だが、全て【海の盾(シー・シールド)】によって弾かれる。


「くっ、剣がダメならば魔法ですわ‼」


 パプリカは素早く距離をとり、詠唱をする。


「――【大火球(ファイアーボール)】――‼」


 目を見張るほど巨大な火球がシーちゃん目掛けて飛んでいき、大爆発と共に爆音が会場中に響き渡る。

「シーちゃんっ‼」

 そ、そんな……。

 シーちゃんが倒されてしまったかと思い、涙が溢れてくる。だが、煙が晴れるとそこには無傷のシーちゃんが何事も無かったかのように立っていた。


「そ、そんなっ⁉ 私の【大火球(ファイアーボール)】が効かないなんて……」


「――【海の檻(シー・カージュ)】――」


「――ッ⁉」


 パプリカの周りに水が現れ、一瞬のうちに閉じ込める。パプリカは大剣を振り水を斬り裂こうとするが、水は弾力のある膜があるようで、斬ることは出来なかった。

 抵抗していたパプリカは段々動きが鈍くなっていき、遂には白目を剥いて気絶する。


『そこまで‼ パプリカ選手、戦闘続行不可能とみなし、勝者はシー・オシェロン選手‼』


「すっげぇええ‼」

「可愛いのにつええ‼」


 ……。シーちゃんの魔法、込められていた魔力の底が見えなかった。シーちゃんが発動した魔法はどれも小規模だったから、多分Lv1の魔法だった。だけど、あの規格外の効果に化けていた。どれだけの魔力を込めればあんな魔法になるの……?

 ほんと、凄いやシーちゃん‼ 私もどれくらい修行すればあんな風になれるかな?

 ふぁぁぁあああ‼ 学校忙しいぃぃいいい‼

 モチベくださぃぃぃ‼

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