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一欠片の勇気から始まるうさ耳少女の冒険〜今世こそ勇気を振り絞って友達を作ってみせます!!〜  作者: 氷河の一輪
第1章 金色の悪魔

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第33話 冒険者登録

 外套を買い、屋台で調査を終えました‼

 どうやら、平民の間では銅貨、銀貨の通貨が主流みたい。金貨となると珍しがられるみたい。まあ成人済みの男性ならギリ不審がられない程度だけど、私みたいな子供が持ってると怪しまれるみたい。


 優しいおじさんのおかげで私の手持ちは銀貨と銅貨のみ‼ 怪しまれることなどないっ‼

 どうやら身分証を作るのに銅貨5枚かかったみたい。てか、お釣りがありすぎて重かったから【異空間収納(ストレージ)】にしまっておいた。


 それと、この街はバナリテという名前らしい。ルーナ帝国のめっちゃ端っこに位置するそこそこ栄えた街。冒険者もかなり居て賑わっているんだって。

 だから魔物の肉が豊富で作り甲斐があるって串焼きの屋台のおっちゃんが言ってた。


 さて、ある程度常識とお金の価値を知った(つもり)なのでそろそろ冒険者登録をしに行こうではないか‼

 憧れてた異世界! やっと実感できそうな恒例行事の”冒険者登録”が出来る! そう思ったらさあ、宿屋を先にとるとか更なる情報収集とか出来ないよねえ?



――ギィィ


「……」

 冒険者ギルドには()()()()強そうな人がたくさん居た。「なんでガキが居るんだ?」と言いたげな顔で睨みつけてくる。

 【鑑定】するまでもないけど、、、全体的に弱いな。銀狼にすらこいつら全員で戦ったとしても勝てないだろう。うん、片手であしらわれるね。


「冒険者登録をお願いします」

「……はい、登録には銀貨3枚必要ですが宜しいでしょうか?」

「うん」

 バックから銀貨を出すように見せかけて【異空間収納(ストレージ)】から出す。珍しいのかは分からないけど、一応ね。

「では、フードを取っていただいても宜しいですか?」

 受付令嬢さんは訝しげな顔をしながらそう言う。そんな怪しいかなあ、私。

「え……う、うん」

 少し躊躇いながらもフードを下ろす。すると私の髪色と容姿を見た者が息を飲む。

「おいおいおい、こんなガキが冒険者を務められる訳ないだろ?」

「金稼ぎたいなら別の仕事があるだろ? お前みたいなガキでも好む奴は居るからなあ? ギャハハ」

 ……こうなるって分かってたからフードを下ろしたくなかったのになあ。ま、いっか。無視してれば問題ない。


「え、っと……少々奥へ宜しいですか?」

「うん」

 受付令嬢さんに連れられ、奥の客間に連れられる。

「お嬢ちゃん、冒険者は危険なんだよ? 怖ーい魔物さんに食べられちゃう危険だってあるんだからね?」

「知ってる」

「魔物だけじゃなくってね、そのぉ……冒険者だって良い人ばかりじゃないの。怒りっぽい人も居て、お嬢ちゃんは可愛いからいじめられちゃうかもしれないわ」

 受付令嬢さんは言葉を一生懸命選びながら説得してくる。

「強さには自信があるから大丈夫」

「……はぁ、分かったわ。ではここに必要事項を記入して下さい。文字が書けなければ私におっしゃって下さい」

「だいじょぶ、書ける」



【名前】パープ

【種族】兎獣人

【年齢】7

【職業】武道家/魔法使い



 書くのってこれだけなの? 少ないねぇ。

 受付令嬢さんは書き終えたのを見ると紙を持ってどこかへ行ってしまった。数分後、小さなカードを持って戻ってきた。

「では最後にこのカードに魔力を流してください」

 なるほど、魔力を登録して二重登録や盗難を防止するのかな?


「これにて冒険者登録は終わりです。こちらの紙に規則が載っておりますので目を通しておいてください。……読み上げましょうか?」

「大丈夫」

「では良い冒険者ライフを。……気をつけてくださいね」

「うん」


 受付令嬢さんに連れられて元のフロアに戻る。

 案の定、変な輩に絡まれてしまった。

「こんなガキが冒険者だと? 笑わせるな、俺と決闘しろ‼」

「決闘……?」

「決闘とは何かを賭けて冒険者同士が戦うことです。命を落とすことも少なくありません……決闘を受けるかは自由なので受けるべきではありませんよ」

 受付令嬢さんは静かに教えてくれる。

「じゃあおじさんは何を賭けるの?」

「おじっ⁉ このクソガキィ……俺が負ければ冒険者をやめる。お前が負ければ俺に絶対服従だ」

 ふーん? なんか私に不利じゃない? 職を失うのと奴隷生活……どう考えても奴隷になる方が重いでしょ。 このニタニタした気っ持ち悪い顔……私を奴隷にする気満々じゃん。

 ま、いいや。どうせ私が勝つし。


「いいよ、その決闘受けるよ」

「っ、死んじゃいますよ⁉ いえ、死ななかったとしても再起不能にっ」

 ? この人は私を奴隷にしようとしてるんだから死にはしないでしょ? それに、私の方が強いからそれはあり得ない。

「お前は黙ってな、これは冒険者同士の話なんだからなぁ」

「しかし……パープさん、この人はBランク冒険者! ベテランの方に勝てるはずありません‼」

 この人は……心から私を心配してくれているみたい。

「ありがとうございます、でも大丈夫です。絶対負けないので」

「ヒュー⤴ 言うねぇ」


「お、久しぶりの決闘か」

「いいねぇ」

「おい、あの子供大丈夫か……?」

「こりゃ一方的な戦いになりそうだ」


♢♢♢



「両者準備はいいですね? それでは決闘開始‼」

 次回は金色の悪魔(ゴールデンデビル)と呼ばれるきっかけとなる戦い……そしてボッコボコ回です‼

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