第22話 ユニークスキルの”代償”
風邪ひいて熱やべーよぉ(つд⊂)
期末テストヤバくて勉強したいのになぁ……やることいっぱいだぁ
模擬戦が終わり、ある程度自分の戦い方を掴めてきて、スキルも充実してきたから今日は座学‼
もちろん、先生はお母さんよ!
「模擬戦であなた達は一皮むけたわねぇ♡ 新たなスキルも手に入れているようだし、【真実の鑑定】でステータスを見せてあげるわぁ♡」
【名前】パープ(・ステラ) ♀
【種族】兎獣人
【年齢】6
【魔力値】230/230◁20up
【体力値】200/200
【スキル】
鑑定Lv2 火魔法Lv3 水魔法Lv1 風魔法Lv2 地魔法Lv3 光魔法Lv2 闇魔法Lv1 無属性魔法Lv2 体術Lv3 爪術Lv2 暗視Lv1 毒耐性Lv2
【ユニークスキル】
『天から照らす太陽の光』Lv1◁NEW
――【煌炎】が使用可能になる。
【称号】
創造神の最後の望み PARP 転生者 王族 自縛者 捨て子 神童 狼スレイヤー アムールの主
【総合戦闘力】801◁100up
【ランク】A?
――呪いのため、ステータスが著しく低下している。
【名前】アムール ♂
【種族】桃花兎(変異種)
【年齢】1
【魔力値】600/600
【体力値】180/180
【スキル】
好感Lv5 土魔法Lv2 神聖魔法Lv2 無属性魔法Lv2 体術Lv3
【ユニークスキル】
『愛で増幅する魔力』Lv2
『全てを噛み千切る兎』Lv1
――【限界突破】、【兎の爪】が使用可能になる。
【限界突破】の使用には生命力を消費する。
【称号】
無垢な女たらし 一目惚れした者 PARPの眷属 聖者 愛の使徒
【総合戦闘力】1030
【ランク】SS
「「おお~」」
よし、やっとユニークスキルを手に入れられたー‼ アムールが戦闘力強々だしユニークスキルを持ってたから内心焦ってたんだ。だから一安心……って思ったら、アムールさん? ユニークスキル二個持ちって何ですか?
そして生命力を消費って……説明求む‼
「スキルには種類がある。一般的にはノーマルスキルとユニークスキルが知られているわ。ノーマルスキルは大体の人は後天的に手に入れられるけど、ユニークスキルは先天的に持っている人がほとんど。まあ、持っている人はとっても珍しいけどねぇ。」
ふーん?
でも待って、私もアムールもユニークスキルを後天的に手に入れたよ?
「でも、中には後天的にユニークスキルを手に入れる人が居る。その人たちにはある特徴があるの……それは、”想いの強さ”よ」
「「想いの強さ?」」
「ああしたい、こうしたい、という強い願い。それが人一倍……ううん、創造神様の目に留まるほどの、強く身を焦がすほどの強い意志。それによりユニークスキルを手に入れられるの」
へぇー。創造神様、か。
私は転生した身だから、創造神様とは何らかの形で関わっているはず……。普通転生したら女神様とか神様に会えると思うんだが……それがテンプレでしょ⁉ あー、会いたかったな~‼
「それ故、後天的に手に入れたユニークスキルは代償があるの」
「……」
「代、償……?」
「アムールの【愛で増幅する魔力】はまだいい。代償は”愛”だから、愛が重くなって辛くなるだけだからね」
それもそれでキツイ代償だと思うぞ。愛が重いと相手に嫌われたりウザがられたりするからな。うん。
「でも、【全てを噛み千切る兎】の代償は”生命力”よ」
「――‼」
「……」
そんな……生命力って、寿命ってこと?
「駄目、こんなユニークスキル使わないで‼」
「私としても、あまり使ってほしくないわ。でも、止める権利は私には無い。まあ、止めたとしてもあなたは使うでしょうけどね……。ユニークスキルは命を捨てても構わないという想いを持つ者だけが手に入れられるからね」
「カレンデュラさんは何でも知ってるんですね。そう、僕はこのスキルを駆使して大切な人を守りたいんだ‼ そのためだったらこの生命なんて捨ててもいい。だから、ごめんねパープ」
大切な人って……初恋の人かな。
なんか、友達を奪われたみたいでもやもやする。でも、友達の恋は応援しないとね……。
「でも、アムールが死んだら悲しむ人が居るってことを肝に銘じておいてね♡」
「はい……」
「さて、ではこれからのことを話してい――」
「ちょっと待ったー‼」
二人が驚いた顔でこっちを見る。いや、なんで次の話いくん? まだ話してないことあるよね?
「私のユニークスキルの代償って何?」
「あー、それはねぇ……無いの」
「へ?」「ん?」
無い? 無いって……どゆこと?
「パープちゃんはもう代償を払っているのか、それとも創造神様の加護を得ているのか、代償が無いの」
加護を持ってるからっていう話ならいいけど、代償をもう払ってるからっていう話だとしたら怖すぎ‼
謎だ……。
「じゃ、じゃあもう今後の事話していい?」
「どうぞ……」
「寄生花姫が襲ってきた出来事には黒幕がいる」
ほう、黒幕‼ そういえばお母さんが前にもそんなこと言ってたっけ?
「寄生花姫が操っていた肉体は鮮度の良い死体だった。それもかなり強者の。あの子がその肉体を自らの手で手に入れたのは考えにくい。こんなマネが出来るのは……北の主の死霊王だけ。それに、あの肉体は奴の魔力で覆われていたしねぇ♡」
北の主が黒幕⁉ それって……
「かなり厳しい戦いになりますね」
もう、またアムールに先越された‼
「えぇ、アイツはたくさんの死霊を従えている。でも、こっちにだってデュランタがいるわぁ♡」
魔トレントが居れば百人力……と言いたいところだけど、魔トレントにはほとんど戦闘力無いからなぁ……あんまり期待しないでおこう。
「引き返すなら今よ」
「お母さん、今更逃げると思う?」
「いくらカレンデュラさんでも、僕達の覚悟を疑うのは酷いです‼」
「そう言うと思ったわぁ♡ その時まで私が正気で居られる保証は無いけど……一緒に戦ってくれる?」
「「もちろん‼」」
「二人とも、ありがとぉ♡」
皆で力を合わせればきっと、どんな強敵も倒せるよ!!
でも、できればアムールには戦わせたくないな……。ピンチになって、ユニークスキルを使っちゃったら……
そうならないように、強くならなくちゃ……!!
そろそろ0章も終わりかな?
うー‼ まさか0章でこんなに時間かかるとはっ‼




