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一欠片の勇気から始まるうさ耳少女の冒険〜今世こそ勇気を振り絞って友達を作ってみせます!!〜  作者: 氷河の一輪
第0章 受け継がれる一欠片の勇気

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第11話 寄生花姫との戦闘①

 飛び出してしまったぁぁ……。アムールのことは巻き込みたくない、もう巻き込んじゃった気がするけど……。だからせめて。


「(に・げ・て)」


 バレてしまうのが怖いから視線は向けず、声も出さずに口を動かす。伝われという想いを込めて。

 生きてまた会えたら謝らせてね。


「お前は……あいつの娘? 生きてたんだ、まあいいや。手間は増えるけど速攻殺せば済む話だし」

 ここは瓦礫がたくさんあるし、視線を遮るようなものがないから戦いずらい。なら、森の方がいいね。

 手招いて寄生花姫(パラサイトフラワー)を挑発してから、身体強化をかけて森に飛び込む。

「こいつ……」

 よし、追ってきてくれたみたい。まあそのまま見逃してくれた方が楽だったけど……。

 アムールから離れるように移動したから、これ以上巻き込むことはないかな。上手く逃げてね。


 さて…………どう戦おうか。こいつはソリテールほどではないけど、かなり強い。

 私はこの3ヶ月間で全く成長できていない。心地良い生活に甘え、強くなることをやめてしまった。

 私はカレンお母さんに止められてでも修行するべきだった。……後悔しても仕方ないね。ここは切り替えていこう!

 ソリテールと戦ったときの逃げ切れたきっかけは……瞳が熱くなったこと。熱くなった瞬間、私の中で何かが変わったもんね〜。あれをどうにか再現できれば勝てるかもしれない!! でも、やり方が分からないよ〜!!

 あの時、私は何をしたんだっけ? それを思い出して実行できれば、倒せるかもしれない。


「――っ!!」

 背後から凄まじい殺気を感じ、横に弾かれるようにして飛び退く。

「ケケケ、今のを避けるか。面倒くさいけど、少しは楽しめそう」

「……」

 今のは弓矢……? 弓術スキルなんか鑑定結果に無かったのに。もしかしたら、宿主が所持していたスキルは載ってないの? だとしたら、私の知らない他のスキルがまだあるかも。

 しかもかこの矢、なんだか禍々しいオーラが出ているんだけど!? 毒だとしたら、一発当たっただけでアウトかも。


「次からは三本でいくよ?」

 三本……目視だけじゃ絶対に避けきれない。自分の感覚を信じて、殺気を感じたらすぐさま避けよう。

「そーれ」

「――【土礫(ストーンショット)】――」

 避けながら魔法を構築して放つ。避けられないよう広範囲に放ったから、少しはダメージを与えられるはず。

 だが、当たると思った土魔法は、()()()()()()()のようなものに弾かれてしまった。

「え……?」

「ケケケ、やっぱりこのエルフの身体はいいなあ。使える魔法も豊富で使い勝手がいい」

 今のも何かの魔法? いつの間に発動させたの? それとも常時発動系?

 どんな攻撃まで防がれるのかな……? 魔法全てだとしたら厄介だ。

 物理でいくしかないのか―――


「――っ!!」

 突然、右足に灼けるようなな痛みが走る。それと同時に、足の力が抜け、その場に倒れ込んでしまう。

 何が起きたの……? 私は目視と殺気の感覚を使っていた。なのに見逃してしまった。ミスはしていない、私はしっかり三本の矢を見て、殺気を感じたところを意識しつつ避けた。なのに……


「ケケケ、なぜ矢が刺さっているか不思議? じゃあ教えてあげる」

 わざわ解説してくれるんだ、ありがとう。鑑定結果通り知能が低くて全部喋っちゃうみたいだね。

「お前は殺気を感知して避けているようだから、わざと殺気を出さなかったんだ。あとさ、私はさっき、三本の矢に加えてもう一本を風魔法で加速させて放ってたんだよね。その四本目がお前の足に刺さっている矢。しかもその矢は特別性。エルフ特性の神経毒と、発痛毒がついている。」


 んん、全然知能低くなくない? そんなこと考えられるなら知能高いじゃん‼

 でも待って、神経毒と発痛毒……? 痺れてもいない、ちゃんと動く。足はめちゃくちゃ痛いけど、健全(?)な痛みだし、ソリテールのときほどではない。

 遅延性の毒か、それとも毒耐性スキルを得た?


「これでもう動けない、ケケケ。ああ、矢で穴だらけになった娘の無惨な姿を見せるのも良いかも……生かして人質にするのもありか……」

 まずい。毒の有無関係なしに、私は足をやられたせいで動けない。【飛行(フライ)】を使えば移動できなくはない、だけど足でバランスを取れない今ではおそらく、転倒してしまい捕まる。

 このままじゃ……倒すって心に決めたのに、カレンお母さんの足を引っ張ってしまう。

 移動せずに魔法だけで倒せる? 今、寄生花姫(パラサイトフラワー)は私から背を向けて、ぶつぶつと呟いている。一見、隙だらけに見えるけど……隙なんか全くない。魔法を放った瞬間に、避けられるか防がれるかされて、反撃されて死ぬ。

 隙さえあれば……。


「よし、穴だらけにしよう‼ まずは腕かな~ケケケ」

 寄生花姫(パラサイトフラワー)が矢を構える。避けられない――



「パープに手を出すなぁぁあ‼」



 突然、同い年くらいの小柄な男の子が、幻想的な真っ白い髪をなびかせながら乱入してくる。桃色の耳にしっぽ……兎獣人? 私の名前を叫んでいた……何者?


(――【鑑定】――)



【名前】アムール ♂

【種族】桃花兎(変異種)

【年齢】1

【魔力値】290/300

【体力値】100/100

【スキル】

好感Lv5 土魔法Lv2◁1up 光魔法Lv2◁NEW 無属性魔法Lv1◁NEW 体術Lv2◁NEW

【ユニークスキル】

愛で増幅する魔力(ラブラブ・マナ)』Lv1◁NEW

【称号】

無垢な女たらし 一目惚れした者 PARPの眷属

【総合戦闘力】200◁160up

【ランク】D

――パープが魔力を注入し続けたことにより眷属化し、変異した。

  アムールの愛の力により、兎獣人とほとんど変わらない姿となり、ユニークスキルを得た。



【ユニークスキル】

愛で増幅する魔力(ラブラブ・マナ)

――愛する人への愛の大きさで、魔力が増加する。魔力値の最大値をも限界突破し、場合によっては神話級の魔法を行使することが可能。



 えっ⁉ アムール⁉⁉

 思ったより高校生活忙しかった(笑)

 来週投稿できなかったらごめんなさい。

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