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最後の戦い

次の日仁と早苗は大将を集め昨日信玄公から聞いたことをもとに今後の方針を話した。

 大将たちは自分たちも戦うといっていたが仁と早苗はそれを認めたかった。

「皆さんの気持ちはわかります。けれどこの争いで誰も傷ついてほしくないです。皆さんには私たちが戦っている間愛知軍の動きなどを見ていてほしいです。これが最善だと思います。」

 仁の言葉に大将たちは黙り込んだ。少しして藤が言葉を発した。

「わかりました。二人を信じます。最後の戦い。勝ちましょう。」

 それを聞いて他の大将たちも頷いた。


 大将たちは納得してくれた様子で仁と早苗にそれぞれエールを送った。二人はそれに笑顔で答えた。早苗によると隆は明日山梨県庁前に召喚されるらしいので山梨県庁周辺を今から入れないようにしていった。そしてもしものことがあったときは藤が指揮を取るように藤に指示を出した。


 二人は県庁を離れ神社に行き信玄公にお祈りをした。前みたいに信玄公は出てはこなかったが信玄公に見守られている気がした。


 そして次の日になった。二人は山梨県庁前にいた。隆が召喚されるのを待っていた。

 風が時より強くなったり弱くなったりを繰り返しあたりは静まり返っていた。


 しばらくして山梨県庁前に黒い光が光った。その光の中から隆が現れた。

「隆。生きていたのには本当に驚いた。今日決着をつける。」

 仁が隆を睨みつけて言う。隆はその様子をずっと見ているだけだった。

「隆。あなたが裏で愛知県を操ってたのはわかっている。あなたはもう逃げられない。潔く罪を認めなさい。」

 早苗がそういった瞬間だった。隆は無言で二人の背後に移動した。その速さは目では追えないくらいだった。

 そして隆は黒い特力のオーラを纏いその後ろには巨大な悪魔がいた。その悪魔の目から黒い光線が放たれ二人に襲いかかる。


 それを早苗が金色の特力の壁を作り防ごうとする。しかしその壁は一瞬で破壊され早苗に光線が当たる。

 早苗は50メートルくらい吹き飛ばされた。

「早苗!」と仁が叫ぶ。早苗は遠くから手をあげ大丈夫と意思表示をする。

 それを見た仁は特力を背中に集めオーラを纏い信玄公の形をした特力を展開した。

 早苗も特力を使って金色の騎士の格好をした特力を展開した。


 仁と早苗は一気に隆に詰め寄り腕から特力の光線を出した。それと同時に早苗が仁の後ろに回り込み刀を抜いた。

 しかしこの攻撃も隆の特力に防がれてしまう。隆は特力をさらに放ち二人の足元に特力を流し込む。


 二人はそれを避けようとしたが真上から黒い特力の塊が降ってきた・それが一瞬でばらけ周辺に飛び散る。その粒から黒い鶴のような鳥が出てきた。その鶴は一瞬にしてあたり一面に飛び回り二人は身動きが取れなくなっていた。


 そして二人は足元の特力に捕まってしまう。そして意識が遠のいていった。


 二人は意識が戻ると黒い空と黒い大地の中で十字架の柱に括り付けられていた。その周りにはたくさんの黒い人間がいた。その人間は刀を持っており二人に近づいていった。


 二人は言葉も発することができなかった。そして黒い男たちが二人の体を指していく。

 ぐさっ。ぐさっ。と淡々に黒い男たちは二人を指す。二人の体に痛みが走る。その刀は二人の心臓も刺していた。しかし心臓を刺しても意識ははっきりしたままだった。痛みもしっかりあり呼吸をしているのもわかった。ただ胸に痛みがはじまる。


 早苗は苦痛な表情をあげていた。何もできないままただ刺されていく。そんな状態が永遠に続いた。


 二人はだんだん頭がおかしくなっていった。こんな状態なら死んでしまったほうが楽かと思うくらいだった。とにかくこの苦痛から脱したい。そう思うしかなかった。


 どれくらい時が経ったのかわからなかった。しかし長い時間永遠に体を刺され続けて痛みにも慣れてしまった。このまま永遠にこんな状態が続くのか。どうすればいいのか二人にはわからなかった。


 その時二人を囲っていた黒い男たちが急に叫び出し次々に倒れていった。その奥には赤いオーラを纏った武田信玄がいた。

 信玄公は無言で黒い男を倒していき二人の縄を開いた。そして次の瞬間二人はもとの世界に戻っていた。


 もとの世界に戻った二人は全身が痛むことに気がついていた。痛くて経っているのも辛い状態だった。

 二人が帰ってきたのを見た隆は驚いた様子だった。

 けれど隆の顔が一瞬で怒りの表情に変わった。そして黒い特力を周り一面の空間に広げた。


「早苗。大丈夫か。」

「うん。痛いけどなんとか。隆は黒い特力を全開に出している。私たちも全力を出して受け止めよう。そして隆を倒そう。」

 二人はそういって体の中に溜まっている特力を全部出し切った。仁の特力と早苗の特力が合わさりその特力が全身を覆う。二人に凄まじ言うパワーが纏っていった。


 二人はその特力を一斉に放った。山梨県庁もその特力につつまれ周辺が一気に黄金の光が走った。

 そして隆の黒い特力がだんだんと小さくなっていく。


 その時だった。その特力は黄金の武田信玄を型取り隆の首を刎ねていった。


 隆は首を切られ首が転がった。そして隆の体は黄色い光に筒まで消えていった。


「やったのか・・・」そういって仁は地面に倒れた。早苗も仁と同時に倒れていった。


 そして二人は意識がまた遠のいていった。

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