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悟との戦い

 しばらくすると東京都庁に早希の軍が到着した。そしてすぐに東京軍元帥と優希と合流して神奈川県庁へと向かった。

「元帥。このたびは申し訳ありません。そしてともに戦ってくれる事感謝いたします。」

 早希は移動中に元帥に謝罪とお礼を言った。元帥は快く受け入れこう言った。

「これは山梨県だけの問題ではなく同盟県全体の問題です。少し調べていたのですが悟と隆が裏で反乱軍を結成して連合軍を攻める計画があったらしいです。そしてそれを愛知県に要請していたことも掴みました。岐阜県が愛知県に侵攻されているのも今回の知事暗殺も全てはあの二人が黒幕です。」

 元帥は都庁にいる間粘りつよく二人について情報を集めていてこの情報をつかんでいた。そして二人が今いる場所もつかんでいた。

「神奈川県庁で立てこもっているらしいですが神奈川軍は抵抗していないんですか。」と早希は元帥に聞く。

「抵抗しているんですが兵が次々とやられているらしいです。山梨郡は川崎市に避難してもらっていますのでその軍と合わせて神奈川県庁に総攻撃をかけましょう。」と元帥は先に返答と今後の作戦を言った。

「わかりました。そうしましょう。隆は兵の動きを止める能力があります。私はその能力を解除できますが三人が限界です。実質三人で戦うことになりますが絶対に勝てるはずです。平和のために戦いましょう。」

 早希の言葉に二人が頷く。三人は改めて覚悟をきめ神奈川県庁を目指した。


 川崎につき避難していた山梨軍と合流した三人は早希の軍と合流して20万人の兵で神奈川県庁を目指した。神奈川県庁まではすんなり行くことができた。


 そして神奈川県庁に来た。その瞬間山梨軍の動きが止まった。早希の言った通り隆の能力で動きが止められてしまった。しかし逆を言えばたかしがここにいることが確信に変わった。そして悟もここにいるだろうと推測できた。


 神奈川県庁の正面に立つと相手から出迎えてくれた。隆と悟は正面に立ち不気味な笑顔を浮かべていた。

「よく来たね。東京都軍元帥。そして早希に優希。話すのもめんどくさいから速攻殺すね。悟任せた。」

 そう言ってた歌詞は悟に指示を出した。悟は特力を前方にため貯めたものを一気にはなった。

 それが咲きたちに一直線に飛んでくる。周りにあるものを全て破壊しながら飛んでくる攻撃は凄まじいものだった。

「そんなので倒せると思ったか。」先がそういうと特力の盾を作りその攻撃をしのいだ。


「さすが大将。こんぐらいでは全然効かないか。ならこれはどうかな。」

「そうはさせない。」悟が何か言い終わる前に三人は悟を囲って三角形の位置に立った。そして指を立て特力を地面に這わせた。

 その特力は悟の体に流れ込み悟の動きを止めた。そして悟の全身を占め始めた。


「これはなかなか聴くね。さすがと言ったところかなけどね俺は隆様から直々にこの能力を教わっているんでね。」

 そう言って占められていた特力を無に返した。そして悟の体は自由に動くようになっていた。

「甘い。」そう言って優希は悟に急接近して刀を抜いた。そしてそれを悟の首に斬りかかる。

 それを悟は素手で受け止めた。そうして刀をへし折った。そのへし折った刀を優希の腹に差し込んだ。

「ぐっ・・・」

「優希!」

 二人は優希の方を向く。優希は腹部から血を流して倒れていた。

「私は大丈夫。悟から目を離さないで。」そう言って優希は特力を腹部に溜め込み出血を止めようとしていた。


 二人が優希に気を取られているうちに悟は二人の背後に立ち二人の背中を切りつけた。そしてそこに特力を流し込む。

「・・・」

 二人は無言で戦火から血を吹き出した。そしてその場に倒れこんだ。

 このままでは負けてしまう。けれど負けるわけにはいかない。そんなことを先は考えていたが意識が遠のいて行くのがわかる。特力を背中にためて出血を止めながらあの技を使おうとしていた。


 元帥も特力を背中にためて止血をしていた。けれど体を動かすことはできなかった。早希が何かしようとしているのが見えたので加勢したかったけど体がそれを許してくれなかった。


「私の血よ。悪しき彼を受け止めよ。」

 そう早希がいうと早希の血が一瞬で悟にへばりつく。そしてそのまま悟の体内に侵入していった。

「なんだこれは。」と悟がいうとすぐに早希の血が悟の体内に暴れ出した。悟は全身に激しい痛みを感じていた。そしてそのまま悟は体が動かなくなって意識が殿いて言った。


「やった・・・のか」と元帥がいう。

「殺してはいないけど意識は消失させた。殺すわけにはいかないからね。ちゃんと山梨県知事のもとで制裁を受けるべきです。」そう言って早希はその場に座り込んだ。早希の体も限界が来ていた。なんとか悟を倒すことに成功したがここで隆まできたら手を打つ手段はない。


 そんな悪い予感は当たりついにあの男が現れた。

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