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連合軍による長野侵攻

 そして二日後になった。山梨郡率いる早苗は北杜市で侵攻の準備をしていた。侵攻の前に山梨郡は諜報部隊千人と偵察機2機を長野県内に送り込み情報収集をしていた。


 その情報によると茅野市付近に展開している5万の軍は富士見町に進軍を開始しているとの情報が入っている。また、長野市に展開する軍は長野市周辺の防衛を固めているとの情報も入っている。そして新たなミサイル攻撃の予兆もつかんでいるためその情報を各県に伝えた。


 それを聞いて旧政府軍を山梨に避難させ長野県知事を山梨県庁に避難させるようにした。

 そして早苗は10万の兵プラス赤備え五千の軍を引き連れて9時になったら進軍することにした。

 赤備えの大将信之と副将となった翔はやる気に満ち溢れていた。特に翔は光の弔い合戦として絶対に長野軍を攻略するという意思が強く現れた。

 他の県の軍も準備ができ進行する時間となる9時を待っていた。


 そして9時になり長野県へ一斉侵攻する時間となった。早苗が全部隊へ言葉を発する。

「長野新政府軍は新たにミサイルを仕掛けようとしています。この戦いに負ければミサイルの恐怖がより多くの地域に広がります。平和のためにもこの戦い勝利しましょう。侵攻開始。」

 その言葉を合図に各軍進侵攻していった。

 諜報部隊は進軍ルートに罠などないか入念にチェックして罠などがないことを確認できていた。これで進軍もスムーズに行われる。


 しかし偵察機から衝撃の情報が入ってきた。

 長野県がミサイルを発射したとの情報が入った。そしてミサイルの着弾地点は現在山梨軍が侵攻している富士見町と予想される。

 その情報に早苗に緊張が走った。ミサイル攻撃を食らえば幾ら何でも軍に大きな損害を与えることになる。それだけ阻止しなければならない。ミサイル着弾予想時刻は2分ご。早苗は一瞬で考え行動に移した。

「私がミサイルを迎撃する。」そういって特力を腕にため大きな弓矢を出した。それを天に向け特力でミサイルを探知した。

「ここか。」そういって矢を上空へ放つ。

 放たれた矢はミサイルにまっすぐ飛んでいきミサイルと衝突する。ミサイルは空中で爆発して粉々になった。

「爆風が来るからしのいで。」と早苗がいうと数人が軍の上空へ特力のオーラを貼った。それにより爆風をしのいだ。


 なんとかミサイル攻撃を防いだもののいつミサイル攻撃が繰り出されるのかわからない状態になっていった。自県の領土に平気でミサイルを打ち込無用な相手なので味方がいても平気でミサイル攻撃をして来るのが予想つく。偵察機によるとミサイルの発車地点は安曇野市付近だと特定できていた。


 その報告を受け早苗は仁に作戦お変更を打診した。

「岐阜軍を私たちと合流させる前に安曇野氏のミサイル発射施設の破壊に向かわせてください。それがミサイル攻撃防衛のための最善策だと思います。」

 山梨県庁にいる仁はそれを承諾して岐阜県知事にそのことを伝えた。岐阜県知事はその要請を受け岐阜軍の進行ルートを変更して安曇野へ軍を向かわせた。


 早苗は岐阜軍に指示が伝わると再び侵攻を始めた。位置的にもうすぐ反政府軍と出会わすことになる。

 そして反政府軍が見えてきた。反政府軍が見えると早苗は赤備えに一斉攻撃の指示を出した。

 今回の作戦は赤備えと山梨郡10万人の火力を盛大に相手にぶつけるという単純亜ものだった。前回軍を分けてまんまと罠にはまり壊滅様態に陥った反省から軍をあえて分ける正面から攻める作戦をとった。


「元帥了解しました。赤備え一斉攻撃だ。俺に続け。」と信之がいうと特力を放ちあたり一面に大きな炎が広がった。それに続いて翔も特力を放ちその炎が大きな爆発を生み的に襲い掛かった。

 それに続いて赤備えが様々な技を繰り出していった。

 敵は爆風と赤備えの攻撃を受け損害が出ていた。しかし突然その攻撃が全て山梨郡の方向に跳ね返ってきた。

「何っ。攻撃がくるぞ。」と信之が言って信之は青い特力の壁を展開した。その壁はみるみる暑くなり敵の攻撃を防いでいく。

「これで大丈夫か。」と信之が言った時爆風の後ろから黒い大きな閃光が飛んできた。その閃光は黒い負の特力を帯びていた。


「まずい。」と思った時には遅かった。黒い閃光がどんどん特力の壁を破壊して言った。

 壁がもう少しで壊される時に後ろから金色のオーラと閃光が飛んできた。それが黒い閃光を一瞬にして無力と化す。そのまま金色のオーラは敵の軍勢の方に飛んでいき黄金の光を放ち爆発した。

「これは元帥の特力黄金の光だ。」と信之がいうとその横に早苗が立っていた。

「あの黒い閃光はものすごく闇を感じた。私の攻撃でなんとか凌たから良かったけどかなり危険な攻撃をする敵もいる。真っ先にこの敵を殲滅させよう。」

 早苗はそう言い敵にさらなる攻撃を仕掛けた。

 空一面に大きな金色の輪が広がりそこから地面に黄金の光線が光り輝く。それが敵を包むと敵の動きが止まった。


「今のうちに全軍総攻撃。」

 早苗がそういうと全軍総攻撃をした。敵は早苗の技で身動きが取れなくなっているので味方の攻撃がどんどん当たっていく。たちまち敵は蒼空れとなっていく。

「敵が崩れて言っても決して油断するな。攻撃する手を決して緩めてはならない。」翔はそう叫んだ。展開は山梨郡有利だった。しかし少しの油断が一瞬にして形成が逆転されることは十分わかっていた。


 そこに一人の男が現れた。

「誰だ。」と翔が問うが男は無言だった。そして黒いオーラを包み込みものすごい速さで翔に襲いかかる。

 翔はその攻撃を剣で受けようとしたが防技きれず攻撃を食らう。翔の体は黒い炎に包まれていた。

「くっ。やばい。俺は死ねない。光と約束したんだ。こんなところで・・・」


 次の瞬間翔の首に冷たいものが当たる。

 それをなんとか交わし翔は特力を体からはなち黒い炎を吹き飛ばす。

「こうなったら。奥義。平和の赤い鳥。」

 そう言って翔自身が大きな赤い鳥に形に変え黒い男に突っ込んだ。しかし男はそれを片手で受け止める。

「なんでなんだ。これが通じないなんて・・・」

 男は赤い鳥に変化した翔の首を握る。首が閉まる感覚が襲ってくる。翔は死を覚悟した。

「光。ごめんね。目的果たせずそっちへいきそうだよ。許して。」

 意識が遠のいていくのがわかる。光に対して申し訳なさが襲ってきた。


 そんな時黄金の閃光が男にぶつかる。そして男が吹っ飛ぶ。

「早苗さん!」

 翔はむせながらその光の方を向く。そこには早苗が立っていた。

「翔。大丈夫か。あとは私に任せて。」

 そう言って早苗は剣を抜く。そして一瞬で男の後ろに回り込む。早苗には黄金のオーラがまとっていた。男は手を叩き黒い特力を圧縮させていた。それをゼロ距離で早苗にぶつける。

 けど早苗はそれにびくともせず冷静に男の首をはねた。


 早苗の黄金のオーラはあらゆる攻撃を無効化にする能力がある。山梨郡元帥不死の早苗と諸外県では呼ばれているらしい。まさにその名にふさわしい光景を翔は見ていた。


「翔。怪我はない?大丈夫?」

 早苗の優しい声が翔の耳に響く。

「ありがとうございます。まさか僕の火の鳥が聞かないのは想定外でした。これからも気を抜かずにいきます。」

「うん。無理はしないでね。」

 そう言って早苗はその場を離れた。


 山梨軍は赤備えの総攻撃の効果もあってか敵を順調に倒していった。そして敵は撤退のそぶりを見せていた。

 その情報は仁の元へも伝わった。


「知事。富士見町戦線は順調です。他の県の軍も順調に進軍しています。」と隆は状況を伝える。

「うん。まだ気は抜けないがとりあえず順調でよかった。ここでも失敗したら光対象へ顔向けができない。死んだ人の行動が無駄になるかならないかはいきている我々にかかっている。光大将は山梨のために死んでいった。その死で多くのことを学んだ。そうやって幸世に伝えていくことによって光大将が生きた証ともなる。」

 仁は窓を向いて淡々と喋った。


 死んだ人を弔うのはいきているほとしかできない。また。死んだ人の功績は生きている人の行動によって決まる。光の行動が正しかったのかそう出ないのかは生きている我々にかかっている。そう胸に刻みながら今後の作戦を考えていく。


「山梨軍はそのまま北上して一気に長野市を目指せ。途中赤備えの半分は安曇野市で岐阜軍とミサイル施設の攻撃に回れ。一気に反政府軍を打つ。」

 仁はそう指令を出し椅子に座った。山梨のため。そして日本のため。この戦いになんとしてでも勝つ思いはより一層高まっていった。


 他県の軍も順調に進軍していった。反政府軍は多方面から侵攻を受けている自体に戸惑いを隠せなかった。そのためミサイル攻撃を積極的に行おうとしていた。しかしそんな時に岐阜軍が安曇野市へ侵攻していった。安曇野市に軍を展開する余裕がなかった反政府軍は岐阜軍によりミサイル施設を一瞬で占領されていた。


 これを受けて反政府軍のトップは愛知県にある要請を出していた。侵攻されている県との間との停戦、そして不可侵条約の仲裁に入るというものだった。このままでは反政府軍は連合軍にやられてしまうと悟っていた。そのためこの戦争を止めたいと思っていた。しかしすでに新潟軍が長野市の北側、埼玉、群馬連合軍は長野市の南部から東部にかけて包囲をしていた。

 そして富士見町に進軍していた軍が負けたという報告も受けて反政府軍は追い込まれていた。


 一方山梨軍は北へ進軍している途中に岐阜軍がミサイル施設を占領したという情報が入り赤備えも長野市侵攻に加わることになった。

 そのまま中央道、長野道を北進していると長野市内についた。

 長野市街地はすでに新潟、群馬、埼玉軍が攻撃を仕掛けていて旧政府軍はほぼ壊滅状態うになった。

 そこで赤備えは長野県庁を攻めることにして長野県庁に乗り込んだ。しかし長野県庁に敵はいなくても抜けの殻となっていた。敵の行方は諜報部隊も知らなかった。

 とりあえず長野県庁を制圧したことにより連合軍は勝利宣言を出した。敵の行方を知るために諜報部隊は長野県庁のパソコンなどを使い敵の動向を探ってみた。


 そこに一通の愛知県へ向けたメールが発見された。そこには愛知県に連合軍との停戦交渉を頼むものだった。

 そこには愛知県が山梨に侵攻するようなプランも示されていた。しかしそれは山梨と燃料の取引をしているので不可能とも書かれていた。

 この情報を諜報部は仁に伝えていった。


 仁は連合軍の勝利宣言を受け連合軍の各知事と緊急会議を開いた。

 長野県庁は制圧できたとわいえ敵がまだどこかに潜んでいる可能性があったのでその対応法について話し合うことにした。


 仁は最初に諜報部隊が入手した情報を各知事に共有をした。それを聞いた岐阜県知事から意見を言った。

「岐阜県では愛知県との関係が今後崩れる可能性が高くなることが予想されます。そのため長野県については他の県に任せたいと思います。岐阜県は山梨県が長野県を統治するのを推薦します。」

 岐阜県知事の言葉に他の知事も頷いた。


 そこで仁が意見を言う。

「山梨県としては長野県には旧政府軍のトップの長野県知事に再び長野県を任せたいと思っています。私たちは長野県を占領する気は最初からありません。」

 そこに仁の隣にいた長野県知事から意見が上がった。

「それは大変ありがたいことです。しかし長野県は内乱やこの戦争の影響で資金面に関しても政治に関してもズタズタな状態です。こんな中で私が知事に返り咲いても県民は納得しないと思います。ですので他県に一度統治という形の方を取り財政などを立て直した方が長野県民にとっても有益となると思います。」


 長野県知事の言葉に一同考えた。そして新潟県知事が意見を出す。

「今私たちは連合軍として戦ってきました。今後もこのようなことがある可能性があります。これをきっかけに連合軍を正式に作りその連合軍で長野県を統治するのはどうでしょうか。愛知県のこともありますし皆さんには今後とも協力関係を築いていきたいとも思いますし。」


 新潟県知事の言葉に他の知事も賛同した。そして連合軍のトップは山梨県にするというのでまとまった。

 そこで仁がさらに提案をした。

「連合軍についてですが神奈川県と東京都にも打診してみます。そして関東、中部連合軍を作り関東、中部地方の平和を連合軍で作って行きたいと思いますがどうでしょうか。」


 この意見を聞いて各県知事も賛同した。東京、神奈川も加われば日本で一番の連合軍が出来上がる。山梨側としてみても愛知県との外交に力を注げるのでこの連合ができることに喜びを感じた。そして日本全国ではないが広範囲で平和が保たれ得ることで光にいい報告ができ得ると思っていた。


 そんな話をしていると外務部から富山県に関する情報が入った。

 富山県に展開していた長野県反政府軍は全部撤退して愛知県へ向かっているとの情報が入った。

 この情報を聞き各知事は長野反政府軍は愛知県にいると確信した。

「今の情報を聞き富山県は攻撃される心配はなくなりました。そして富山県は甚大な被害を受けています。そこでなんですが連合国軍の最初の仕事として富山県の復興支援をしたいと思います。そして富山県も連合国軍の一員と迎え入れてともに虚力していこうと思っています。」

 仁は各県の知事にお願いした。できるだけ多くの県を連合軍として平和な県を増やして行きたかった。


「山梨県知事の意見に賛成します。富山県民を助けることは日本を平和にすることと同じです。全面的に協力します。」と埼玉県知事が賛成してくれた。

「私も賛成です。」

「同意です。」

 とそれぞれの知事も賛成してくれた。

 そしてこのことを東京都と神奈川県に打診するとするに了承の返答が帰ってきた。


 この会議で山梨県、、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、新潟県、岐阜県の連合軍が結成された。そして富山県の復興支援についても決まった。

 それについて仁はまたみんなを集めて会

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