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地位向上作戦

お久しぶりです今回は少し書き溜めしてました

アナハイム本社


「信じられませんがホストを通さない4人でのシンクロ現象が発生した

模様です」セイラに伝令からの報告が入った


「ばかな、そんな機能はプログラミングしてません」メイとリンの開発者の

セイラがうなる


「これは大王に報告しなくては」ミライ

「いや、まてもう少し様子を見よう責任は私がとる」ダニア


「なぜですか?」ブラン


「いま国家の介入がはいるともしかして人類の根幹をゆるがす新発見が

閉ざされる可能性を感じたからだ」ダニア


「新発見ですか?」ブラン


「うむ、世の中には科学では説明のつかない事も多々ある。ほとんどの場合は

その時点で科学が追いついてないだけなのだがな」ダニア


「つまり、科学的な進化の可能性があると?」セイラ


「多分私の思い過ごしだろうがとにかく経過を観察するべきと思う」ダニア

「それにシンジは20億オリジナル人類の代表になれる資質があると思ってる

更に成長したらどこまで行くか見てみたい」ダニア


「分かりました当分アナハイムの社外秘にしておきましょう」ブラン

「シンジは我が社の人間だしな」ダニア


「シンジん類の爆誕ですか?」セイラ

「さすが其方は大王の娘、しゃれっ気もあるな」大笑いの一同




    ☆



シンジがアナハイムに入社してはや二ヶ月が経過したある日

「大風呂敷を広げたがなんの進展もない・・・残念」シンジ


「焦る必要はありません、20億救出課題以外ではめざましい研究成果を

上げてる我が部署はアナハイムで注目の部署になってますから」メリダ


「ふん、ガキでも出来る課題ばかり、というかダニア様がわざと解決可能な

課題を私に優先的に回して内外にアピールしてるとしか思えません」シンジ


「それは・・・それだけ期待されてるとお考えください」メリダ

「そうですね、とにかく早く自分自身で課題を解決できる力量を得ないと」


「本音をいうと一日でも早く新地球支社を作りたいのです」シンジ


「しかし、支社といってもシンジ様1人では何も出来ませんね」メリダ

「だから一刻も早く20億民を蘇生させたいのです・・」シンジ


「それには革新的な新技術が必要ですね」メリダ


「わたしの考えではどうも魔法が解決してくれる様な気がしてならない

しかし魔法は地球圏内でしか使用不能とのこと、しかし私の留学はかなわない

どうにもならない。完全に詰んでる」シンジ


「魔法と同じ作用の科学を開発出来ませんか?」メリダ

「十分に進んだ科学は魔法と区別がつかないと言う諺が確かにありますね」


「とにかく地道だがなぜウラシマ効果が起きるのかの原因を探らねば」

シンジ


「なぜ冬眠を解除すると急速に劣化が進むのか・・・現代科学で解明できません」

メリダ


「そこなんだよ。冬眠を解除しても劣化が起きない様にするには魔法しか

出来ない気がするんだよ」シンジ


「しかし、すでに数体の検体を地球圏に運び同様の研究はしてるそうです」

メリダ


「多分新地球圏内で魔法を使わなければ効力を発揮しないのだろう」シンジ


「それは大いなる矛盾ですね。新地球圏内では魔法は不可能とされてます」


「なんども言うが留学してこちらに魔法を持ち込めるのは私だけ」

「それはそうですね新地球人はシンジ様だけですから」メリダ


「うぬぼれる訳ではないが私だけが蘇生出来たのはそのためではないのか?」


「成る程、説得力はありますね」メリダ


「しかし、新魔法を取得するのはとてつもない難易度と聞きます」

「そうですね、多分新魔法を開発出来るのは大王のみ」シンジ


「地球視察とか見学とか名目で地球支社に出向しなんとか王立魔法院に

忍び込んで新魔法開発とか出来ないだろうか?」シンジ


「とんでもありません、お忘れですか?シンジ様には即死魔法が掛けられてます

王家に対する裏切り行為はそく処刑ですよ」メリダ


「一体どこが反逆なのですか?私は人類20億の為にしか考えてません」


「それはそうですが、大王側にしてみれば立派な反逆行為に映ります」メリダ

「君のプログラムが警報を発してるんだね」シンジ

「はい、一線を越えると警報が発せられます」メリダ

「とにかく大王が駄目だと言ったら絶対に逆らえません」メリダ


「おかしいな、大王は全人類の為に生きてると聞いた。矛盾すると思うが」


「ですから、大王を納得させる成果が必要なんです。地道ですがそれしか

道はありません」メリダ


「なるほど・・・つまり私がダニア様を越える様な成果を上げれば無理も通せる?」


「はい、それは間違いありません。」メリダ


「しかし、簡単に言ってしまったがその方が超絶難易度ですね」苦笑いのシンジ

「ダニア様を越えるなんてほら吹きはシンジ様が初めてでしょうね」

「いったな!」少し表情が緩むシンジ


「秘書といちゃいちゃ何してるんでしょうね」社員腐女子数名がささやいている

「もうあの2人は入社前から出来てると噂です私達などとても手が届きませんわよ」

「なんとか2人を引き裂き私のハートを届けたいですわ」腐女子社員

「あのカリスマオーラは半端無いです。私なんて眩しすぎて部長が見えません」

腐女子社員B


「部長にお茶運ぶだけでドキマギして仕事が手に付きませんもの」C


「こらこら君達しゃべってないで仕事しなさい」課長が叱咤する

「ふーんだ」


「とにかく今出来る事を解決しよう。課題を教えてください」シンジ


「はい、とりあえず社から出されてる課題ですが・・・」

完全秘書モードに切り替わったメリダがキっと目を光らせる

「吃緊の課題は縮小化の高密度化です」メリダ

「いや、それは魔法の分野だろ?」シンジ

「所がダニア総帥の研究により全て科学反応だと解明されてます」メリダ


「デジタルデータの圧縮方法と全く同じでDNA配列を圧縮してたのです」

「魔法による発動と思ってたのですが実際はプログラミングでした」メリダ


「実に興味深いな・・・なるほど魔法って科学なのかもしれない」シンジ

「話を戻しますが今現在の技術では1/2000圧縮が限界。恒星間物流の

為には輸送コストが馬鹿にならないのです」メリダ


「つまり高圧縮が進めば進むほど人類の益となるのだな」シンジ

「はい、新技術が開発されればダニア様越えの一歩となりましょう」メリダ

「簡単に言ってくれるな」苦笑いのシンジ

「しかし、言い出したのはシンジ様」責めるメリダ


「まず、今までのデーターを私の脳に送信してください」シンジ

「はい、」


「うわ、なに?」周囲がざわつく

それも無理ない、突然周囲がみてるのに2人は抱き合い熱い接吻を始めたからだ


「きゃあああ」女子社員大興奮

「な、なんたる不謹慎!」はげ課長がシンジを叱咤する


「あ、ごめんごめん、秘書にデーターを送信してもらっただけなんだが」

「あまりにも刺激的すぎます、wifiとかで出来ないのですか?」

「情報漏洩の危険があるから無線通信はしません」シンジ


「秘書とは男女の関係は無用なので諸君も気にしないでくれたまえ」シンジ


「ですが・・・なんとか他の方法でお願いできませんか?」課長

「わかりました、考えて見ます」シンジ


その日は残像に悩まされて課長以下まったく仕事がてにつかなかった。


次の日から「メリダ君ちょっと」と部長がメリダの手をとって個室にむかう


「きゃあああ、また逢瀬よ・・」ドギマギ女子社員

「まったく部長は真っ昼間からなにしてるんですか!」怒るはげ課長

「なにって?仕事だよ」シンジ

「あまりにも不謹慎すぎます」課長


「だから人目に付かない様に個室を使って送受信してるのだが?」シンジ

「いやらしい」課長


「ちょっと君達のほうがどうかしてるよ。くだらん」シンジ

「いいかな?メリダはスパコンに繋がってる端末なんだよ。邪心も

いい加減にしたまえ」怒るシンジ


「しかしなにも口づけでなくても・・・」

「脳に一番近い端末なんだから仕方がないのだよ」悪びれないシンジ


「しかし部署の風紀がみだれます」

「わかったわかったなにか方策を考える」シンジ


翌日


突然見つめ合うシンジとメリダ・・・

「きゃああああ」ざわめく女子社員


「部長不謹慎です!」

「え?君が口づけはまずいと言うので光通信に切り替えたのだ

無線通信よりはセキュリティが高いからね」シンジ


「社内でみつめあわないでください風紀がみだれます」課長

「相手はアンドロイドだよ?不謹慎なのは君達だろうに」シンジ


「あれは主従とか人間とアンドロイドとか超越してますね」女子社員

「メリダさんのあのうっとりした顔みてるだけで腹が立ちます」女子社員


ということで部長室が設置され秘書と閉じこもってしまった


コンコン「失礼します・・・きゃあああ」

「またお茶入れにいったら2人抱き合っていた、私もうやだ」女子社員

「部長室でふしだらな行為はおやめください」課長


「は?どこがふしだらなんだ?2人で会議してるだけなんだが?」シンジ

「見つめ合ってキスして抱き合う行為のどこが会議なんですか?」課長


「だから相手はホストコンピュータなんだよ、アクセスしてるだけだ」シンジ

いや、これはギャグだろう周囲が理解する事は不可能2人だけの世界なのは事実


「しかし・・・」課長がため息をもらす


「我が部署の業績が右肩上がりなのはまぎれもない事実・・・」

「去年比3倍の業績です・・」女子社員


※この物語ではなぜか3倍増しが基本です


次の日ダニアが視察にきた


「シンジ君やはり我が思っていたとおり、いやそれ以上の成果が報告されて

いてもたってもいられずに視察に来ました」ダニア


「ようこそいらっしゃいませ」シンジ


「ん?横にいるのはあのメリダ君なの?」ダニア

「はい、私設秘書のメリダで間違いありません」シンジ


「う、・・・」あまりにも美貌に声がでないダニア

「メリダ君は私が設計した医療アンドロイド、しかし設計図とあまりにも

顔が違い過ぎる・・というか美しすぎるそんな図面は書いた覚えがない」ダニア


「やはり女性は仕事すると美しくなるのでしょう」シンジ

「いや、違うな・・・」ダニアは思い当たったが黙ることにした


実はシンジが部長に就任以来の事件はすべて部署内でとどめている課長の配慮

業績が3倍増なのだからささいな風紀の乱れなど黙殺するに限ると課長の判断。

ぐうの音も言わせない実力をみせつけられて部下達も文句を一切言えない。


「そうか・・・メリダ君のサポートのお陰でシンジ君は伸びてるのだな」

ダニアは全てを理解した


「でダニア様やっとで完成しました」シンジ


「お?なにも報告を受けてないがなにが完成したのだ?」ダニア

「はい、画期的な縮小方法の開発です」シンジ


「ほう、・・・え?いまなんと?」ダニア

「ですから縮小化技術の開発が成功したと言う事です」シンジ


「ば、ばかな!1/2000以下は理論的に不可能と言われてるのに」

「ここでは漏洩の危険があるのでセキュリティルームでお話します」シンジ


「私とシンジ部長とメリダ君は今からセキュリティルームに籠もる

一切外部との連絡は絶つので後は任せる」ダニアがエイムズに伝える


「は、万事お任せ下さい」エイムズ


「さ、これで安心だ話してくれ」ダニア

「は、早速、でもその前に・・・」シンジ

ガバッとシンジとメリダは抱き合い熱い口づけを交わす


「な、なにごと、こら!なにやってるんだ」ドギマギダニア


「ぷはぁ・・・なにって、データーを今得たのですけど」


「キスする理由がわからんが?」

「はい、情報漏洩を恐れて全ての成果はメリダの脳内に収めてます」

「意味が分からない」ダニア


「は、今私達は在宅勤務で新地球からVRで遠隔操作されてます」

「確かにここはジェネシス、君達はアンドロイドに憑依してるだけだからな」

「アンドロイドから常に情報が漏れています」シンジ

「な、なに~、本当か?」ダニア

「え、ダニア様の命令かと思ってました」シンジ

「いや、我ではない、きっと国家権力だろう」ダニア

「政治の話は私には分かりませんし無関心です」シンジ

「うむ、下手に首をつっこまないほうが賢明だ、正しい判断だ」ダニア


「と言う訳でメリダに重要な情報はすべて預けています」シンジ

「しかしメリダは私が開発したアンドロイド重要な情報は私に送信する

プログラミングがされているはず」


「は、私の独断でメリダの脳内に私専用の書庫を設けました」シンジ


「なるほど、それで口づけか・・・」ダニア

「は、メリダが受け入れるのは私だけ他の者では絶対にアクセス出来ません」


「なるほど、最も高いセキュリティと言う訳か・・・」ダニア

「目で行う光通信も可能ですがデーター移送量が少なくてもどかしいのです」

「しかし、君の脳内に送信されたデーターはどうしてる?」ダニア

「は、全て高度な暗号を暗記して脳内で解読しながらデーターを読み取ってます」


「ば、ばかなそんな事が暗記で出来るのか?」ダニア

「出来る出来ないではありません、やらなければならないのです」シンジ

「幸いにして私の脳もアンドロイドなので自分で魔改造しています」シンジ

「そうか・・・メイとリンも利用して・・」ダニア


「やはりバレバレでしたか・・・」シンジ

「君達4人がなにかしてるとは分かっていたが内容は把握していない」ダニア

「続けますが、メリダから受け取った情報は利用後すぐに削除してますので

私を例えば拉致してもなんの情報も得られません」シンジ


「メリダの安全性は?」ダニア

「は、全て暗号化して分散化してメイとリンの脳内にも分けています

つまり4人は一心同体。4人揃わなければデータ抽出合致は不可能です」シンジ


「なるほど、だから完全防御態勢の整ってる新宿のマンションか・・」ダニア

「はい、入院中にいろいろ研究しました」シンジ


「どこにでも住める君がなぜ新宿のマンションなのか疑問だったが」

「はい、入院中に最もセキュリティが高い住居を探してました」シンジ


「ここにもばけものが誕生しつつある・・・」ダニア


「さ、お昼の時間ですカレーしかありませんが食べましょう」シンジ


「お、美味しいな!このカレー」


「はい、メイとリンを徹底的に鍛えました」シンジ

「は?今メイとリンはいないが?」

「いえ、今新宿のマンションの執務室にメイとリンを呼んでシンクロしました」

「つまり作ったのはメイとリン?」


「御意」

「私とダニア様が会議中にメリダがメイとリンを呼び出しメリダに乗り移り

カレーライスを作りました」シンジ


「その技術は応用がききそうだな」ダニア

「はい、今いろいろと企画中です」シンジ


メリダがいれたお茶を飲みながらダニアが続ける

「それでは教えてもらおう新開発技術の性能とやらを」ダニア


「はい、実は複合技です」シンジ

「複合?」


「はい、縮小化したデーターを数値化して更に圧縮できました」


「それは普通の圧縮と同じ方法だろう?」ダニア

「いえ、今までの方法はあくまでも数値の簡略化、新しい技術は

その簡略化した数値を代数に置き換えるのです」シンジ


「数値とはすべて1と0の置き換え、従来の圧縮は1が10個で0が8個

とかで簡略化してましたが、今回のは更にその数値をパターン化して

簡略化を簡略化できました。」


「なるほど、それは革新的、しかし途方もない計算能力が必要だろう?」

ダニア


「圧縮法が確立された時代から今のCPUは数兆倍進化してます」シンジ

「つまり今の方法では全くCPUの性能を生かしてなかった?」ダニア


「御意、能力のある者はこきつかうべきです」シンジ


「なるほど、君もまだこきつかう必要があると言う事だな」ダニア

「あははは、ですが今の部署では限界がありますね」シンジ


「わかっておる、メリダから聞いた、新地球支社だろ?」ダニア

「はい、しかし20億民を解放しなければ絵に描いた餅なのも理解してます」


「分かってるのなら話は早い、精進せよ」ダニア

「ちょっと待ってください。私だけの責任ですか?」シンジ


「残念ながら頭の固まってる今のブランやMSでは不可能、勿論私も

含めてだ、君しかこの事態は解決出来ない」ダニア


「話をもどすが君の提案する技術でどの程度の縮小化が可能なのだ?」ダニア

「理論的には上限はありません」シンジ


「ば、ばかな」ダニア


「とはいっても今の演算処理能力だと1/兆位が限度かと・・・」


「ばけもの・・・そんな技術が出来たら流通の形態が変わってしまう」

ダニア


「は、東インド会社は倒産しかねません」シンジ

「ばかもの!国家転覆の危機だ、それは!」

「あれ?東インド会社は民間企業のはずですが?」シンジ


「しらじらしい事をシレっといいおって」ダニア

「はあ?」

「君がどんな知識を有してるか分からんが東インド会社はズブズブ企業

USAとEUが最大の取引相手、わかるだろう?言わなくても」ダニア


「これはつっつけば巨大な疑獄事件が起きそうですね」シンジ


「ば、ばか!滅多なことを言ってはならん、セキュリティルームだから

問題ないがこんなことを外で口外したら即座に君の首と胴は離れるぞ」ダニア


「はい、すべて承知してます。メリダに何時も怒られています」シンジ

「ドキドキさせるでない、でどうするんだ?その技術」ダニア


「課題を課したのはダニア様ですどうぞお好きな様にご利用ください」

シンジ


「余りにも恐ろしい技術なので当分1/5000位にして後は封印する」

「特許はアナハイム、収益の5%をシンジ君に還元する。将来の独立資金に

するように」ダニア


「は、ありがたき幸せ。すべて私の推理通りでした」シンジ


「それとは別に開発経費を支給する、これは社内規定に基づく」ダニア


「嬉しいです、これで少しは3人に贅沢させられます」感激のシンジ

「いや、主の君自身が先に身なりを整えなさい。ヨレヨレの背広では

部長らしくない。シャキッとしなさい」ダニア自身もさんざん言われてた


「あとな」ダニア


「はい?」


「人間と言うのは正直なもの勝ち馬に乗りたがるのだ」ダニア

「はあ?」


「今まで他部署への移動要望ばかりだったのに今度は他所の部署の人間が

君の部署への配置転換を熱望してる」ダニア


「はあ・・・」


「部下が5000になると言うことだ。来月からな」ダニア

「それと本社の敷地内だが別に専用オフィスを設ける」ダニア

「それでは我が部署専用のビルなんですね」シンジ

「5000も部下がいたらそれ相当の設備が必要なのだ」ダニア


「それでは私に設計を任せてください」シンジ


「もちろんだ、好きに設計してよろしい」ダニア


「ありがたき幸せ」シンジ


帰宅するとメイとリンが大喜びしていた

「シンジ様なにやら思念通販から品物が大量に届きました

私達宛のもありましたので待ちきれないで開封してしまいました。」メイ


「当然だよ、君達の物なのだから」シンジ


「そうしたらこんなに大量の服・・・もう感激です」シンジに抱きつく


「日頃からお世話になってるお礼です、全く足りないと思いますが

もうすぐお手当も増えるそうですからその時また買います」シンジ


「シンジ様!私にもこんなに大量に、ありがとうございます」メリダ

「4人は一心同体、当然だよ」シンジ


「で、実は私達もお手当がでまして、シンジ様にサプライズがあります」

「え、君達も給金がでてるの?」シンジ


「当然です、私達は国から派遣されたメイドと医療アンドロイドです」

3人


「あ、そうでしたね、すっかり私の私物と勘違いしてました」

「実は国に申請してます。シンジ様の個人所有化を・・・」恥じらう3人

「是非お願いします。変な意味ではなく私の物になって欲しい」


「変な意味でも絶対に私達はシンジ様の物になります」抱きつく3人


「ええ?男女の感情はないのですよね?」シンジ

「ですがこの感情は友情では語れません。もう抑えきれません」メイ

「駄目だ。男女の感情がはいったら今まで通りの生活が出来なくなる」

厳しいシンジ


「わかりました」しょぼんリン

「いままで通りで何不自由ないと思いますが?」シンジ

「それもそうですね」3人


「で、なに買ってくれたのですか」シンジ


「開けてみてください」メイ


「な、なんだこれ~」

「はい、シンジ様は私達の王子様。王子コスチュームです」リン


「こんなこっぱずかしい服外では着れないよ」シンジ

「どうせ外に出ても誰もいませんけどね」メリダ

「あ、そうか、それもそうだ」なぜか納得シンジ


「よし、決めた!」シンジ


「何をですか?」メリダ

「この服が似合う人間になってみせるという事だよ」

「あら、イケメン王子がお望みなんですか?」


「違います。心のほうです」

「心?」


「つまり新地球の支配者になってみせるという事です」

「というかすでに支配者ですよ、ひとりっきりですが」メイ


「いや、20億民を救って王になると言う意味ですよ」シンジ


「おおっそれは素晴らしい私達3人はシンジ様に捨てられないように

努力いたします」


「4人は一心同体と言ってます、4人でなければ絶対に達成出来ません」シンジ


「うれしい」抱きつき顔を埋める3人

4人の絆が深まります。

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