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4-4 わたし、講師になります

~~~ マス国:地下都市 ~~~~~~~~~

ポポ >>フィジ国との仮設回線がつながりました。

サララ>>仕事、早!


サララは回線チェックをする。


サララ>>つながりそうね。ありがとう。


現在、サララは地下都市の1Fにいる。

そこは、とある部屋の中で何やら1人で作業をしている。

サララの他に建設ロボットが5台ほどいて、ロボたちが

機器を運び組み立てをも行っていた。

実はこの部屋、第二の管理室として建設工事を進めているのだ。

と言っても、第一管理室である城の7階は既に存在してない。

地震によって、お城自体が倒壊してしまったからだ。


今後の地下都市での運用を考えると、ミューミューと

サララ以外がメーティスへアクセスできる必要がある。

そこでサララは、急ピッチで地下都市に管理室を

建設することにし、今に至る。


そもそも地下都市とは何なのか。

地下都市は1F~8Fと8フロアあり、各階に7万人収容

できる居住空間である。

災害に備え、避難場所として作ったもので、

地震発生まで、そこは無人のままであった。


都市というだけあって、既に家が建てあり、直ぐにでも

寝泊りできる体制が整っている。

ステーションと同じだ。


人類は、大地震によって住居を失い。

大地は雪に覆われ人は生きるすべを失った。

正にこの場所が、この日のために作られたのだと言っても

過言ではない新たな新天地となる。


だが、地下都市も無傷という訳ではなかった。

1Fだけ見た目の外傷はないのものの、どこかが断線してる

らしく一部の機能が作動できない状況だ。

逆をいうと、1フロアのみ正常に作動しないだけで、

メーティスを含む他の7フロアはあの大地震に耐えたのである。


そこで、サララは1Fを運営エリアとして活用することにし、

手始めに管理室から作り始めたのである。

各国の受け入れ態勢は完了しおり、フロア毎で国を分ける

ことにした。

2Fをサイ国、3F4Fをアストロ国、5F6Fをフィジ国

と定めた。


--------------------------------

1F:運営エリア

2F:サイ国

3F:アストロ国

4F:アストロ国(予備)

5F:フィジ国

6F:フィジ国(予備)

7F:未使用

8F:未使用

--------------------------------


各フロアには居住区と共有部があり、共有部はどの人でも

自由に通行できる。

なので、どの国籍であっても全てのフロアに行き来できる

のだ。

だが居住区に至っては、入り口に認証があり、許可が

ない限り自国の者しか入れないようになっている。

国籍はタグによって判断する仕組みで、共有部であれば

他国と会うことができるのである。


地下都市には軍事施設も武器庫もない。

そして作ることさえできないようメーティスに指示してある。

これで本当の意味で平和になるだろうとミューミューと

サララは願っている。


地下都市で居住できることは、サイ国とアストロ国には

連絡済みだ。

各地から続々と車に乗って地下都市へと集結している。

地下都市への入り口は、瓦礫の山となった城の1階に

あるのだが、肉眼での把握は難しい。

正確な位置を通知してあるため、自動走行によって

迷うことなく入り口前へと到着できている。


入り口には、サララのミスト小隊である。

4名が警備をしていた。

元アリーシャ王女の親衛隊であるウィリー、ラグラン、

プラス、ファルカの4名は生存していたのだ。

サララの命により、地下都市への案内兼所持品チェック

の監視を行っている。


地下都市に入るには条件がある。

タグ以外の持ち込みができない。

衣服も全て脱ぎ捨て、決められた服に着替える。

貴金属類であっても持ち込めない。

所持金もリセットされる。

地下都市へ入ったら金持ちも肩書もない。

全員が同列からのスタートとなる。


これではまるで囚人ではないか!

と問われれば、そうなのかもしれない。

だが、この地下都市が最後の(とりで)なのだ。

ここを失えば人類は本当に消滅してしまう。

やむおえない処置なのだ。


♪ジリジリ (入り口のチャイム)


サララが待っていた人が来た。

サララがドアロックを解除すると

2名の男性が入って来た。


サララ「お待ちしてました。サモス総長。」

サモス「私はもう総長ではない。」


サララ「そうですが、その呼び名でないと

    しっくり来なくて。」

サモス「まぁよい。

    フィジ国との通話はできるのだな?」

サララ「はい。あとはお任せします。」


助手 「ここ借りてもいいですか?」

サララ「どうぞ。使い方分かります?」


助手 「セキュリティセンターと同じですよね?」

サララ「そうそう。分からなかったら聞いて。」

助手 「ありがとうございます。」


もう1人はサララの知らない人物だ。

元軍人でサモスの助手として来たのだろう。

操作端末は2つ。彼はサララの隣へと座る。

彼の真後ろにサモスが立つ形となった。


サララはというと、操作端末を使ってメーティスへ

の操作確認をし始めた。


サモスはマイクに向かって話し掛ける。


サモス「こちらマス国管理室、応答せよ。」


・・・


軍人 「こちらフィジ国国防省。」

サモス「私は元アストロ国国防軍総長のサモスである。

    諸君らに重要な連絡があり緊急通知した。」


軍人 「地下都市への受け入れの件であるか?」

サモス「左様だ。」


軍人 「連絡は回っている。

    受け入れ条件は把握済みだ。」

サモス「話が早くて済む。」


軍人 「準備は完了しており、出発を開始するところであった。

    1陣が3万で、2陣が2万。計5万人だ。

    問題あるか?」

サモス「問題ない。こちらは14万人まで確保してある。」


軍人 「了解した。1陣は2時間後に到着する。

    2陣は6時間後の予定だ。」

サモス「他に連絡した方が場所はあるか?」


軍人 「ありがたいが通信がつながらないので不可能だ。

    拠点はここともう1つある。そちらが2陣となる。

    なので問題はない。」


サモス「了解した。では、お待ちしております。」


通話が切れた。

サモスはサララに話しかける。


サモス「サララ殿。助かった。

    これで連絡は全て完了した。」

サララ「よかった。地下都市とメーティスが生きてて。」


サモス「そうだな。

    ここがなければ、人類は滅亡していただろう。

    とこで、メーティスへの制御はいつ出来そうだ?」

サララ「明日からですね。まだ機材も全てそろってなくて

    設置が完了したものから確認してるところです。」


サモス「そうか。急がすすもりはない。

    空いた時間に、彼に使い方をレクチャしてほしい。」

サララ「分かりました。」


サララは隣の彼に目を合わせ、首を縦に振る。


助手 「お手数おかけします。

    分からないことだらけですので、宜しくお願い致します。」

サララ「同じこと何度でも聞いていいから、

    分からなかったら遠慮なく聞いて。

    間違えると大変なことになるから。」

助手 「ありがとうございます。」


サララ「ちょうど、各フロアの状況が確認できるように

    なったらから。一緒に見ましょう。

    ついでに温度の設定等も教えます。」

助手 「はい。」


サモス「では彼をお願いする。」


サララはモニタを見ながら、後ろにいるサモスへOKと

ジェスチャーする。

サモスは、それを確認し部屋を出る。


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