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3-8 親友に会えました ★人類滅亡まであと6日★

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

♪ブーン、ブーン。


ミュー(何の音?)


♪ブーン、ブーン。


ミュー(なになに?あれ、目が開かない。

    手も足も動かない。怖ーーい)


・・・


ミュー(これが金縛り?)


ミュー(う~ん。う~。ハハ、だめー、動かない。)(>_<")


ミュー(ふぅー。・・・、わぁーーーー。)


ミューミューは目を覚ます。


天井が見える。

まったく見覚えのない天井だ。


普通なら目を覚まして、知らない場所にいたら

不安になるものだ。

ミューミューは笑みを浮かべる。


そう、左腕にタグの装着感を感じるてるから。

自分は今、夢の世界に居るという実感を得た。


ミュー(私、この世界に戻ってこれた。

    死んでいなかった。)


戻って来れた興奮はあったものの、すぐ冷静になる。

この世界では、タグさえあれば怖いものは何もない。


まづは、眼球だけを動かし周囲を確認する。

ピカピカ光る機器のようなものがたくさん見える。


ミュー(研究室?病院かしら?)


首を右へと向けると、ベッドが視界に入っる。

サララだ。

サララが隣のベッドに横たわり、こちらを見ていた。


サララ「おはよ。」(^_^ )

ミュー「ただいま。」( T_T)


サララ「会話になってないよ。」(^_^ )


サララもまた首だけ傾け話しかけた。


ミュー>>ネロ。私が倒れた後、どうなったか教えて?

ネロ >>昨日14時、市庁の広場にて

    ミュー様は貧血によって倒れられました。

    原因は、薬品の生成に体内の血液を

    使ったことによるもので、半分を消費

    したところで危険な状態となりました。

    居合わせていたサララ様が、状況を察知し

    ご自身の血を使って輸血してくれたため

    命をとり止めることが出来たのです。

    ですが、サララ様も体内の3分の1

    使ったために、お二人ともその場で

    倒れ、現在に至ります。


ミュー>>今何時?

ネロ >>6時です。事件発生から16時間ほど

    経過しています。


ミュー>>私とサララの身体は大丈夫なの?

ネロ >>はい。お二人ともご心配はありません。

    いまのところ状態は良好です。

    気だるさは残りますが、それも

    1時間もすれば解消されることでしょう。

    サララ様の方が回復が遅く、

    2時間半ほどの休養が必要となります。


ミューミューはベッドから降りて立ち上がる。

目まいがするし、じっと立ってられない。

まだ本調子でないこを悟る。

ふらつくつきながらも、ゆっくりとサララの元へ

と近寄る。


一歩一歩近づくにすれ嬉しさが増して行く。

夢の世界へと戻って来れた安心感、

再会できた喜び、助けてくれた感謝で涙があふれる。


泣き顔を見られたくない。

そんな思いから布団の上へ覆い被さり、

彼女の胸元で顔を埋める。


ミュー「ごめんね。」( T_T)

サララ「謝るのなし。」(^_^ )


ミュー「もう戻れないと思った。」( T_T)

サララ「ミューミューがこの世界から

    消えちゃうかもって。

    すごく怖かったよ。」(^_^ )


ミュー「向こうの世界に戻ったときは

    もう死んだと思い込んでたから

    戻って来れてすごく嬉しい。

    サララが助けてくれたのね。

    ありがとう。」


ミュー「うぅーーーー。」


サララ「どうしたの?

    今日のミューミューは子供だね。」(^_^ )

ミュー「子供だよ。」


ミュー「私、この世界が好き。

    この国の人達も、仲間も、みんな好き。」

サララ「わたしも好きだよ。

    ミューミューが居るこの世界が好き。」


ミュー「海行くって約束したもんね。

    それが叶うまでは死ねないね。」


サララ「そうだよ。まだ知らないとこ

    いっぱいあるんだもん。

    かわいい格好してさ、お出掛けしたいよ。」


ミュー「ほんとごめん。

    自分のことしか考えてなかった。」

サララ「だから、謝るのなしだって。」


・・・


サララ「モニターで救助してたの見たよ。

    ミューミュー、かっこいいよね。

    私の親友、すごいでしょ。

    て、みんなに自慢しちゃった。」(^_^ )

ミュー「全然かっこ良くなんかないよ。」


サララは、天井を眺めならが、

胸元にいるミューミューの頭をなでる。


♪ジー、ジー。(呼び出し音)


入室許可音だ。

だれかがここへ来ただ。


ミュー「入れてもいい?」

サララ「いいよ。」


ミューミューは涙を拭い、

腕を伸ばして、枕元にあるマイクスイッチを入れる。


ミュー「どうぞ。」


ミューミューは立ち上がり、出入口を正面にする。

部屋の扉が開く。

そこに立っていたのはサララの隊員達5名だ。


病室へ入ると横一列に並び整列する。

全員ミューミューに目を合わ敬礼をする。

そして、直立不動のまま両手を後ろで組んだ。

その光景を見たサララはクスクスと笑う。


ミュー  「隊員の皆さん。

      どうか身体を崩してください。」

副リーダー「お気使い、ありがとうございます。」


と言いながらも体勢は変えなかった。


ミュー 「サララ隊長はもう大丈夫です。

     あと数分もすれば自力で

     起きあがれるようになります。

     隊員の皆さん。

     私の身勝手な行動で皆さんに

     ご迷惑をお掛けしました。

     ごめんなさい。」m(_ _)m


ミューミューは隊員達へ深くお辞儀をする。

副リーダーが声を出す。


ウィリー「どうか、頭をお上げください。

     我々は迷惑だと思っておりません。」(-_-)

ミュー 「いや、でも。

     隊長がベットで寝てるのは私のせいです。」


ウィリー「生意気なことを言いますが、

     我が隊長はZATとして当たり前の行動を

     取ったまです。

     ミュー隊長殿もそうででありますように。

     ご自分の命を犠牲にしてまで市民のため、

     強いては我々の分まで活動してくれました。

     むしろ謝罪すべきなのは我々の方です。


     支援が遅れてしまったこと、お詫びしたい。

     ご存知かもしれませんが、

     今回の事件で11名の死者が出てました。

     そんな中、シルキー部隊は

     少数でありながら、

     ボランティアの人たちをうまくまとめ、     素晴らしい働きを見せてくれました。

     隊長が不在な状況下におきまして、

     10万人も居たあの会場で、

     1人の死者も出さずにすんだことは

     尊敬に値します。

     我々のよき手本となる部隊です。」


ミュー 「えーやだー。泣いちゃう。」( T_T)


と言いながら、ミューミューの頬には

大量の涙がなれる。


サララ「私も同感します。

    あの会場に10万人もいたのよ。

    一人も死人を出さなかったのはビックリだよ。

    これは奇跡じゃないわ。

    ミューミューの部隊が居合わせたから

    実現したんだわ。」


ミューミューの涙は止まらない。


ミュー「ありがとうございます。私はともかく。

    隊員達のことを評価してくれるのは

    すごく嬉しい。

    あなた方も素晴らしい隊員達です。

    言われたから返す訳ではないんですけど、

    今までの活躍を拝見してす。

    世界最強のチームだと思っています。

    これからも、うちのチームと技能を

    高め会う良きライバルであり、

    助け合う仲間でいてくれたらうれしいです。」( T_T)

ウィリー「もったいないお言葉です。」


サララがミューミューを見て笑みを浮かべている。


ミュー「なあに?」 ( T_T)

サララ「うんうん。」(^^ )


サララ「私の知っているミューミューが

    帰って来たなぁって思って。」

ミュー「なにそれ。」( ^^)


サララの耳元で囁く。


ミュー「ごめん。

    隊員達の顔見たいから先出るね。

    ゆっくり寝てて。」( ^_^)

サララ「えー、もう行っちゃうの?

    寂しい。」(^_^ )

ミュー「後でお茶しましょ。」


ミューミューは、出入口で立ち止まり、

180度振り向いて、再度サララの隊員達へ

深くお辞儀をし、病室を出る。


廊下に出ると、兵士の2人がドアの両サイドに

立っていた。

2人の兵士はミューミューに目を合わすとなく、

正面を向いたまま直立不動で啓礼をする。


そして、通路の先にはミューミューの隊員達が

一列に並んで立って居るのが見える。

早く会話をしたい気持ちを押さえ、

振り返って先に兵士へ挨拶する。


ミュー「ご苦労さまです。

    ここはもう警備をしなくて大丈夫です。」

軍兵1「自分は、ミュー殿とサラ殿の

    お二人がここを出られるまで、

    不審者を入れるなと、命令を受けております。」


兵士は、ミューミューに目を合わすことなく、

啓礼したまま正面を見て言葉を発する。

そこまで言われてしまうと、これ以上は何も言えない。


ミュー「そうですか。分かりました。

    私達が安静に居られてたのは

    あなた方のおかげです。

    ありがとうございます。

    引き続きお願い致します。」

軍兵1「もったいないお言葉です。」


ミューミューは2人の兵士に深くお辞儀をする。

そして、自分の隊員達へ振り返る。

兵士は啓礼を止め、元の体制に戻す。


ミューミューがついに隊員達の前へと立つ。

隊員達は一斉に敬礼をして、楽な姿勢をとる。


スコビィ「おかいりなさい。

     我々一同、隊長が戻ってくるのを

     待っておりました。」

ミュー 「大げさね。」(^_^)


ミュー 「でもないか。私もこうして皆と

     会話が出来て嬉しい。

     心配させてごめんなさい。」m(_ _)m


・・・


ミュー「あまり見ないでください。

    顔がパンパンで酷いことになってるから。」(//∇//)


ミューミューは手のひらで自分の顔を隠す。


ミュー「スコビィ、ありがとう。

    あなたが止めてくれたから

    私はこうしてみんなの前で

    立っていられるんだと思う。」(.. )


スコビィは、笑みを浮かべるも

特に何の反応もせず無言のままでいる。


ロワ 「元気そうで安心しました。」

モニエ「オレは、隊長が不死身だから

    心配なんて全然してなかったけどな。」


ミュー「あなた達の活躍は聞きました。

    指揮官である私が不在であるにも関わらず、

    ボランティアと連携して10万人もの市民を

    誘導できたなんてすばらしいです。

    しかも、一人も死者を出さなかったなんて。

    自慢の部下達です。」 (^_^ )


ミュー「サララの隊員も言ってましたよ、

    お手本になる素晴らしいチームだって。

    他のチームが評価してくれたことが、

    私はすごく嬉しい。

    誉められるために活動している

    訳ではないけど、

    同業者からこう言ってもらえるのは

    素直に嬉しいですよね。」


また涙があふれ出す。


ロワ 「それを言うなら隊長の方がすごいですよ。」

モニエ「救助活動で一般市民の5名が表彰されました。

    その5名とも警備隊の腕章を付けた

    少女の指示で動いただけだと、

    口を揃えて言ってましたよ。」


ロワ 「隊長ですよね。」

モニエ「隊長以外ありえないでしょ。」

ロワ 「自慢の隊長です。」


ミューミューは更に涙を流す。


ミュー「そう言ってもらえると嬉しいけど、

    身勝手な行動だったと思う。

    倒れてしまうし。

    私の自己管理がなってなかったです。

    凄く反省してます。

    皆にはすごく心配掛けたました。

    ごめんなさい。」(T_T)


モニエ「謝らないでくださいよ。」

ロワ 「確かに心配はしたけど、

    あの状況では仕方なかったです。」(^_^)


ミュー「だからと言って隊長を辞めたりはしませんよ。

    今回のことを教訓にして、

    更なる隊長道を極めたいと思ってます。

    頼りない隊長ですが、

    これからも付いてきてくれるとうれしい。」(T_T)


モニエ「何言ってるんですか。

    隊長が命がけで人命急所をしたから

    死者がでなかったんですよ。

    我々だけでなく、センターに居た

    職員はみなそのことを知っています。

    優秀な隊長で鼻が高いのはむしろ

    オレたちの方です。」(^_^)


ライト「同感だ。死なれては困るが。

    隊長の行動は尊敬に値する。」(-_-)

ロワ 「オレ達の目標なんだから、

    もっと堂々としててくださいよ。」(^_^)


ミュー「もう、なんなの今日のみんなは。

    泣かせに来てるでしょ。」(T T)


ミューミューは口を押さ下を向き、声を殺して泣いた。


モニエ 「お前、隊長泣かしてんじゃねよ。」(-。- )

ロワ  「泣かしたのはお前だろう。」( -。-)


スコビィ「お前らその辺にしておけ。

     遊びはおしまいだ。」


ミューミューは手のひらで涙を拭う。


ミュー「そうね。

    もう少しみんなとお話したいけど、

    第8会議室に徴集命令が出でるわ。

    事件の状況を聞きたいし、

    今ならまだ会議に間に合う。

    うちのチームも参加しましょう。」


モニエ「会議の内容は後で報告しますから、

    隊長はもう少し休んでてください。」

ミュー「私はもう大丈夫です。

    会議は身体を動かす訳じゃないし、

    逆に気分転換になるかなって。」

ライト「気分転換ね。」(--;


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