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2-27 管理室奪還作戦③

~~~ ラプラス城:門付近 ~~~~~~~~~

ライト「貴様!どうやって手錠を外した。」


ミュー「冷静になりなさい。

    監視塔は、ここにいる全員殺す気よ。」


ミューミューはここの居る者達を守るよう、

70体のレグに指示を出し3重の壁を作らせている。

相手は700m先にいる同種のレグ。

数は向こうの方が上。

不利な状況での激しい交戦が開始された。


ライト「レイモンのやろう。ただじゃすまさねえ。」


ミューミューは、その場に倒れてる兵士達を見る。


ミュー「ごめんなさい。私のせいです。」(T_T )


泣いてる場合ではない。

ここには敵、味方合わせて180名ほど人がいる。

この場の者みな、流れ弾にあたらないよう

身を低くしている。

いつ誰が死んでもおかしくない状況だ。


ライト「そうだ!すべて貴様の責任だ。

    くっそー。」

ミュー「この攻撃を止めてきます。

    ここをお願いします。」


ライト「止めるだと?バカ言ってんじゃない。

    おい!」


ミューミューは2体のレグを壁に使って、

無数に飛び交う弾の中へと飛び込んで行った。


ライト「全隊員に告ぐ。一般市民の壁となれ!」


フィジ国軍残り70名。

全員が前方へ集まり人の盾となる。

ライトは、身を低くしながら進み、

4人のテロ集団の元へ。

4人ともライトに銃口を向ける。

ライトは撃てるものなら撃て!と言わんがばかりの

態度で動じない。


ライト「銃をよこせ!」

テロ 「俺達も一緒に戦う。」


ライト「ダメだ!よこせ。」

テロ 「信用してくれ!

    もう君達と争う意思はない。」


ライト「信用して欲しいなら銃をよこせ。

    そうすれば拘束したりしない。」


ライトの正面で銃を構える男は、銃口を下げ、

ライトに銃を手渡す。

それを見て他のメンバーも続けて銃を渡す。


テロ1「医療道具を貸してくれないか。

    せめて、怪我人の応急処置させてくれ。」

ライト「付いて来い!」


ライトは、低い姿勢で先頭へと戻る。

振り向くと8名も付いて来るではないか。


ライト(お前らも仲間だったか。

    いっぱい食わされたな。

    人生最大の汚点だ。)


先頭へ戻って来ると。


兵士 「貴様!」

ライト「止めろ!」


一人の兵士が、ライトの真後ろにいた男を殴る。


ライト「聞け!我々の任務はここの一般人を

    守ることだ!はき違えるな。」


ライトは医療道具をテロ集団に箱ごと差し出す。

テロ1は中身を確認する。


ライト「使い方は分かるか?」

テロ1「ああ。問題ない。」


ライト「礼は言わん。」

テロ1「無論だ。

    これは全て我々の責任。

    命に代えても残りの人を守る。」


♪ドーン


一般人「キャー」


2m手前にいる盾となる1台のレグが爆発し

前へと倒れた。

そのあおりで、左隣のレグも破損し倒れる。

多くの流れ弾が入り込んで来ることに。


ライトが立ち上がろとしたとき、

テロ1がライトの肩を押さえ止める。


テロ1「後を頼む!おぉぉーー。」

ライト「待て!」


テロ1が無防備な状態であるにも関わらず、

なんと立ち上がり、倒れたレグの元へと走ったのだ。

秒で数百発の弾が全身に浴びる。


テロ2「申し訳なかった。」

テロ3「許されるとは思ってない。」

ライト「おい!」


テロ4「少しでもお守りします。」

テロ5「市民をお願いします。」

テロ6「最後まで生きてください。」

テロ7「本当にすまない。」

ライト「お前ら!」


1人づつ、ライトの肩を軽く叩き一言いって続く。

そう彼らは自ら人間の盾となることを決意したのだ。

テロ1は壊れたレグの上へと意識ないまま倒れ

覆い被さる。

続けて7名も次々とその上に重なり人の壁が形成された。


なんと一瞬の出来事だっただろうか。

何が起こったのか理解できない。

彼らの行いは成功したのだ。

流れ弾が止ったのだから。


殺された仲間への憎しみはある。

そもそもこの状況を招いたのは奴らだ。

これは自業自得であり、同情などない。


だが、ライト自身も同じ行動をとろうとしたのだ。

一歩早ければ、自分がああなったていただろう。

いろいろな感情が駆け巡る。

ライトは無意識に悪党どもへ啓礼した。


ライト「彼らの死を無駄にしてはならない。

    ここに居る全員助けるぞ!」

隊員達「了解」


銃弾がピタリと止まった。


何事が起きたのだろうと、姿勢を伸ばし

前方を確認すると。


驚くべき光景を目にする。

一人の少女がこちらに向かって

平然と歩いて来るではないか。

その後ろになんと、先ほどまで交戦していた

レグ100体が彼女に従えて横2列になって

付いて来ている。


ライト(あの少女は何者だ。

    どうやってレグの制御を奪った。)


戦闘は終わった。攻撃する物はいない。

この場の全員が安堵する。

兵士は全員死を覚悟していたためか緊張がほどける。

やっと帰れる。

参列者達はみな同じ思いでいた。


♪ゴゴゴゴゴゴゴ


ライト(何事だ!まさか。)


地響きが鳴る。耳なじみの同じ音。

そうレグが地上から現れる音だ。


ライト「全員、伏せろ!」


その場の全員がしゃがむ。


ライトは周囲を見渡す。

尋常でない数のレグ庫が出現した。


ライト(何体出す気だ!レイモンやろう。

    ついに狂ったか。)


ライト「後ろの門を破壊する。

    ここの10名はオレに続け!」


選ばれた隊員は啓礼する。了解という意味だ。


ライト「皆さん、その場で聞いて下さい。

    これから門を破壊する。

    入口が空いたら走って外に逃げてください。」


♪バリバリバリ・・・・・・・・


悪夢の再来が始まった。

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