2-26 管理室奪還作戦②
~~~ ラプラス城:敷地の外れ ~~~~~~~~~
ミューミューは現在、200体のレグ相手に
1人で戦おうとしている。
幸いにも立ち向かって来る戦闘ロボは、
レッドレグである。
そう500m以内に近づければ制御を奪うことが
可能ということだ。
すなわち、ミューミューの仲間にできる。
レグの出現先は5カ所。
1カ所40体の計200体に狙われている。
城 レ レ
レ
軍 レ ミ
軍★軍
軍 レ
軍人軍
──門─────
※「レ」レグ、「ミ」ミューミュー
一番近いレグは正面の600m先。
ミューミューは高速で走る。
400体からの一斉攻撃が開始された。
レグの両腕から連打で弾が放たれる。
無数の弾がミューミューへ1点集中する。
普通の人よりかは異常な速度で走れる
殊なシューズを履いてるとは言え、相手はロボット。
ジグザクに進もうとも意味がない。
9割はまともに銃弾を受けてしまう。
ミューミューの全身は圧縮空気壁によって
守られているため90%はレーザー弾を
吸収することができるのだが、限度はある。
ミューミューのライフが8から7へと下がる。
ミュー(やばい。私、死んじゃう。
早く、早く)
100m走り切れば正面の40体は味方にできる。
4秒もあれば十分なのだが、その4秒が長い。
正面にいるレグ軍の攻撃がピタリと止まった。
そう、制御圏内に入ったのだ。
レグたちは方向を変え、他のレグへと反撃をし始める。
そして、同時にミューミューの元へと進み、
合流すると、彼女の周りを2重で囲み盾となった。
ミューミューへの集中攻撃から一遍して
双方打ち合う銃撃戦へと変わる。
レグのボディーは強固な素材で作られているため
数発当たっただけではボディが少しへこむ
程度で壊れはしない。
状況は、まるで弾の豪雨のようだった。
ミューミューは、次に門に近い方のレグ集団を
ターゲットにし、2台のレグを盾にして突き進む。
~~~ 監視塔 ~~~~~~~~~
レイモン「何が起きてる?
なぜレグどもは、少女を守りだした?」
ハンス 「こちらから命令しても反応がありません。
どうやら、少女に制御を奪われたようです。」
レイモン「ばかな。そんなこと可能なのか?
監視塔からコントロールしてるのだぞ。」
ハンス 「実際に起こってるのだから可能なのでしょう。」
ハンス 「解析した結果。はやり制御を奪われています。
仕組みは不明ですが。500m以内に使づくと
支配できるようです。」
レイモン「まづいことになった。対策が取れるまで、
500mを超えて距離を取るよう指示しろ。」
ハンス 「了解しました。」
~~~ ラプラス城:門付近 ~~~~~~~~~
正門付近では、突撃隊と警備隊でお互いに銃を向け
にらみ合いが続いている。
突撃隊は、卑劣にも参列者を盾としているため
警備隊はうかつに発砲することができない。
突撃隊が銃を握っている者のは5名。
残りの5名は、銃を握っている人物の盾となってる。
そう、残りのメンバーは一般人を装いテロに
巻き込まれたと見せかけていたのである。
ここに居る参列者は、およそ1000名。
密集した状態で、ゆっくりと門の外へと出てはいる。
外は目の前だ。
このまま外に出れば、参列者は散らばり、
銃を持った突撃隊は取り残され挟み撃ちで
銃殺されるのは目に見えている。
だが、それは想定内で、むしろ本作戦の引き付け
役としてまっとうでき本望である。
♪バリバリバリ・・・・・・・・・・・
ミューミューとレグとの間で戦闘が開始された。
♪バリバリバリ
警備隊の一人が、レグの攻撃による銃撃音で
反社神経的に引き金を引いてしまった。
1回の引き金で3発の弾が発射される。
その弾は、正面の盾役に全て当たってしまった。
目の前で折れる同士を見て、その後ろにいた
突撃隊も反撃する。
♪バリバリバリ・・・・・・・・
横一列に並んでいた警備隊の20名が一斉に倒れる。
参列者「キャー」
一般の参列者は、走って逃げる者や、
その場にしゃがにむものと別れる。
同時に。警備隊も発砲する突撃隊へ反撃し、
5名ほどの一般市民も巻き添えに、
突撃隊の1人を殺害する。
残る突撃隊は4名。彼らは引き金を引かなかった。
♪ギィーー、ガッシャン。
まだ一般人が残っているというのに、今の銃撃戦に
よって門が閉じられてしまった。
取り残された参列者は約100名。
ライト「銃を捨てて降伏せよ。」
~~~ 監視塔 ~~~~~~~~~
レイモン>>ライト隊長。
ライト >>こちらライト、どうぞ。
レイモン>>マーク1を全員射殺しろ。
許可する。
ライト >>できません。
一般人が犠牲になります。
レイモン>>私が許可すると言ってる。
ライト >>できません。
レイモン>>これは命令だ。
ライト >>市民の命を守るのが我々の仕事です。
レイモン>>我々の仕事は国を守ることだ。
はき違えるな!
ライト >>お受けできません。
レイモン>>貴様。所長命令が聴けないのか?
軍法会議ものだぞ。
ライト >>できません。
レイモン>>分かった。所長命令により、
たった今、隊長の任を解任する。
ハンス 「よろしいのですか?
本国に許可を取らずに決めてしまって。」
レイモン「かまわん。この場は私に一任されてる。
緊急事態だったと言えば問題ない。」
レイモン>>マックス副隊長
マックス>>こちらマックス、どうぞ。
レイモン>>所長権限を持って、
今から君を指揮官に任命する。
マックス>>確認があります。
レイモン>>なんだね。
マックス>>マーク1を射殺する件で、
私が指揮官に任命されるのでしょうか?
レイモン>>そうだが。異議申し立てがあるのかね?
マックス>>任務がマーク1の射殺ならば
辞退いたします。
他のメンバーも同じ考えであります。
レイモン>>お前もか。なるほど理解した。
任命の件は否認とする。
レイモン「ハンス。ライト配下の隊員を
全員反逆罪に認定しろ。」
ハンス 「よろしいのですか?」
レイモン「かまわん。今の会話を聞いただろう。
彼らはテロ集団の仲間だ。」
ハンス 「了解しました。」
ハンス 「認定完了です。」
レイモン「レグの攻撃対象を敷地内にいる
全ての人間に設定せよ。」
ハンス 「設定しました。
後で問題になるのでは?」
レイモン「全員死ねばどうとでも説明できる。」
~~~ ラプラス城:門付近 ~~~~~~~~~
ミュー「全員伏せて!」
♪バリバリバリ・・・
城付近にいるレグが門付近にいる軍や一般人を
狙って攻撃を始めた。
♪ドサ
一人の軍人が、レグからの流れ弾に当たって死亡した。
音の割には飛んでくる弾の数が異常に少なすぎる。
見ると、盾になってくれているレグが居るではないか。
味方の軍や一般人を攻撃するレグが居れば、
我々を守るレグがいる。
ライトは状況が呑み込めないでいる。
ミュー「すみません。協力をお願いしたいです。」
ライト「貴様。何者だ!逮捕する。」
ライトは、ミューミューの片腕に手錠を掛ける。
だが、次の瞬間驚くべきことが起こる。
ロックが解除され手錠をいとも簡単に外したのだ。
ミュー「今はそんな事してるしてる場合では
ありません。
急がないとここに居る全員が殺されます。」




