3-7 わたしJKしてます ②
~~~ 教室 ~~~~~~~~~~~
♪キーンコーンカーンコーン
4限目の終了の合図音だ。
そう、昼休みへの時間帯となる。
クラスメイトのほとんどが席を立ち教室を出て行く。
マスミンは、先生が教室から出るのを確認して、
後ろを振り向く。
マスミン「タケ!
朝の罰としてフルーツ牛乳2つ買って来て。
お金はあんた持ちで。」(--#)
タケシは、マスミンを無視する。
タケシ 「やだねー、この教室。下品な人が居て。
回りから友達に思われてて最悪でしょ?」( '_')
マスミン「ちょっと私のミューミューに気安く
話しかけないでって言ったよね?
話すときは私を通してください。
全部NGだけど。
あんたのせいで私とミューミューが
恥をかいたんだから。責任取って!
早く買って来てちょうだい。」(--#)
タケシ 「何で俺が買いに行かなきゃなんねんだよ。
そりゃあミューミュー嬢が
『タケシくん、買ってきてぇ』
って言うんだったら、すっ飛んで行いきますが。」( ^_^)
マスミン「ばっか、じゃないの。」(--#)
ミュー 「タケシくんいいよ。自分で買いに行くから。」(^_^ )
タケシ 「あー、それだけでいいです。
買います。買って来ます。
拙者にお任せあれ。」m(_ _)m
ミュー 「悪いからいいよ。」( ^_^)
タケシ 「お口が汚れますからそれ以上は何も言わなくて結構。」m(_ _)m
タケシはダッシュで教室を飛び出していった。
ミュー 「本当に行ったよ。」;^_^)
マスミン「いいのいいの。ていうか、
それくらいの事をしたんだから。」(^_^ )
マスミンは、いつものように机をスライドさせ
横並びでミューミューの机にくっつけた。
そして、2人は自分のカバンからお弁当を取り出す。
ミュー 「あれ!今日はお弁当なの?」
マスミン「ゼリーダイエットでしょ。あれ止めたんだ。」(^-^;
朝昼晩の3食とも、栄養食ゼリーだけを食する
ダイエットのことである。
マスミン「食べざかりな私にはだめだわ。
あんなの毎日続けたら死んじゃう。
だから今日から別のダイエット法に変えてみたの。
名付けて、嫌いなものダイエット。」(9_9)
ミュー 「なにそれ。」( ^o^)
マスミン「ジャーン!」
マスミンはお弁当箱を開ける。
ミュー 「あれ!マスミン、椎茸嫌いじゃなかったけ。
魚も入ってる。」( >_<)
もう一つ、お弁当箱と同じ大きさのタッパをあけると
サラダがぎっしりと入っていた。
マスミン「そうなの。嫌いなもの詰めてきました。」(^_^ )
ミュー 「なんでー?」
マスミン「名付けて嫌いなものダイエット。
ダイエットしているうちに何で空腹を我慢しなきゃ
ならないんだろうって考えちゃってっさ。
だんだんやつれて来るし。
クマもできるは、肌は荒れるわで。
おまけに元気も出ない。
ヤバい、このままだと病気になっちゃうと思って。
『今日だけ解禁!思いっきり食べてやる』
てな感じで、昨日の夕飯に挑んだら、
その日に限って私の嫌いなものだらけだったのよ。
お腹いっぱい食べてやると生き込んだいいけど
これが進まない、進まない。
そこでマスミンひらめいきました。
嫌いなものにすれば、我慢せずに食べようにも
沢山食べれないなって。」
マスミン「ねねね。名案だと思わない?」
ミュー 「すごーい。健康によさそう。
私もやろうかなぁ。
でも、嫌いなものないかも。
辛いものくらいかなぁ。」
マスミン「ミューミューはやめた方がいいよ。
やせる必要ないし。」
ミュー 「マスミンだって、スタイルいいじゃん。
ダイエットしなくていいってずーっと思ってますけど。」( ^_^)
昼休みに入ったばっかりで、教室はみな食堂や売店、
校舎裏の広場へと出て行き殺風景になっていた。
教室に残った数人だけ。
2人の会話を寝たふりして聞いてる人物が居た。
伊福部(マスミンさん?
ゼリーダイエットしたの昨日の1日だけじゃねか。
何がやつれて来ただ!見た目全然かわってねーし。
あきらめんの早くね。
俺の方が、あんたよか食ってないわ。
元気ないだって。
おめぇ、毎日教室ではしゃいでるじゃねぇか。
大爆笑だぜ。)
このあと、タケシが教室に戻って来て、
紙パックのフルーツ牛乳をマスミンとミューミューの机に置くと、
無言のまま教室を飛び出した。
-- 食事後 --
マスミン「そういえば、朝の続きなんだけどさ。
テラスっていう医者だけ?
事件を起こした人、いるでしょ。」
ミュー 「あぁ、テレスさんね。
医者じゃなくて科学者だよ。
あれ!生物学者だったかな。
何の研究してるのかは知らないけど。」
マスミン「その人さ。ナルの知り合いだよね?」
ミュー 「うん。」
マスミン「2人共、悪い人だったってこと?」
ミュー 「わからない。
テレスさんもナルも犯罪を犯すような人には
思えない。」
マスミン「でも、本人の犯行声明があったんでしょ。
刑事ドラマとかだと、いい人ほど
極悪だったりするよね。」
ミュー 「んーん。でもメーティスが犯行声明を解析したら
1%は偽造した形跡があるって言ってた。
だから犯人じゃない可能性も残ってる。」
マスミン「1%でしょ。それ犯人で間違いないよ。」
ミュー 「だよね。私が渡したデータが犯行に使われたのかなぁ。
もし、そうだったらどうしよう。
亡くなった人が居たらどう謝罪していいかわからない。」( ..)
マスミン「だから朝から元気なかったのね。
ごめん。ちょっと面白がっちゃって。」
ミュー 「平気。」('_')
マスミン「元気だしなよ。ナルの知り合いなんだからさ、
きっと悪い人じゃないんでしょ。
ミューミューには人を見る目がある。
だから私も犯人者じゃないと信じるよ。」
マスミン「となると。
テレスは、はめられたって事になるね。
『私は犯人ではない』ってテレスは発信してないの?」
ミュー 「私が向こうに居た時はなかった。
その後はわからないけど。」
マスミン「でもあれか。そんな事言、言う訳ないか。」
ミュー 「どうして?」
マスミン「『私は犯人ではない』って言ったって
誰も信じないでしょ。
しかもだよ、そんな発信なんかしたら居場所がばれて
捕まる危険だって出て来る。」
ミュー 「なるほど。となると、テレスさんはズーっと
逃げ回ることになるのか。
しかも逃げ続けたらますます犯人確定しちゃうよ。」
マスミン「そうなるね。」
マスミン「黒幕が誰かを殺すために市民全員巻き込んだとか?
そして犯人をテレスにしたてる的な。」
ミュー 「刑事ドラマっぽい。そんな話、見たことあるような。」
マスミン「テレスに会って確かるのが確実だけど。」
ミュー 「そうね直接会って話を聞きたいし、
あの後どうなったかも知りたい。」
ミュー 「けど、あたし死んじゃったんだよな。
もう確かめようがない。みんなに会いたい。
こうなって気づいたけど。凄く後悔してる。
先のこと考えて行動するべきだった。」
マスミン「大丈夫。
サララがミューミューを助けてるって。
私には分かる。」
ミュー 「マスミンは、続きが知りたいから
生きてて欲しいだけでしょ。」( --)
マスミン「分かるぅ?
でも半分は本当に心配してるんだよ。」(^-^;
伊福部(あのぉ、中二病のお二人さん。
そろそろ現実に戻った方がいいじゃありませんか?
口が堅いで定評のある俺だからいいようなものの。
こんな話、他の人に聞かれたらあんたらクラスで
孤立するよ。)
昼休み中、昼食を取らずに寝たふりをしながら二人の会話を
盗み聞きする伊福部であった。




