2-19 やっと楽しく思えてきました
~~~ レジノ研究所 ~~~~~~~~~~~~~
マスミンと喫茶店に行ったあと、
カラオケして、洋服を見にお店を何件か回った。
何も予定がなかったことを考えると
充実した土曜日になった。
その夜、再び夢の世界へと戻って来る。
心配していた現実世界へは帰ることが出来て
不安は解消されたのだけれども
感覚的には1日バカンスに行って来た感じで
とっても戻れた気分にはなれない。
ここへ来る度に思う。
この世界は一体なんだろうと。
最初は、夢の世界と思っていたけど
流石に違うことだけは分かる。
では何だと問われると分からない。
ハイテクなものが沢山あるので、未来の地球
なのかと最初は思っていたけど
太陽が2つある時点で違うとすぐに判断できた。
今では別の惑星か異世界なのだろうと想像している。
こちらの世界に来て1カ月は経つだろうか。
知り合いも増え、環境にも慣れて来たこともあり、
大切な世界だと感じている。
♪パン、パン (銃声)
アブル「おぉ、命中率が上がって来たね。
10発中、中心が8発。
既に上級者の域に達してるぞ。」
サララ「でしょ。
私、こういうの得意だから。」(^^ )
ミュー「どうして?
私、1発しか入らないのに。
インチキして(タグを使って)ないんでしょね。」(-- )
サララ「もちろん。」
ミューミューとサララは、研究所地下の開発室
にいる。
アブル「ミューさん。
次はこっちの銃を使ってみて。
試して欲しいことがあって、
連続で10発撃って欲しい。
そして重要なのは当てたいところから
目を離さないこと。」
ミュー「分かりました。」
♪パン、パン、・・・、パン
サララ「おぉ。10発全て中心に当たってる。
すごーい。」(o_o")
アブル「この銃はね。目と連動してて、
見ているところへ補正して銃口を
ずらすから正確に当たるんですよ。」
サララ「じゃあ、練習する意味ないじゃん。」
アブル「それがね。問題もあるんだ。
50m以内の近距離には向いてるけど、
距離が離れるとこの補正が逆に
狙ったところを外してしまうんだ。
あと、引き金を引いた瞬間に目を逸らすと
当たらないという欠点がある。
なので実用には使えないんです。
現在は長距離向けのスナイパー用に
改造してるんだけどね。
やはり、機械を過信せず練習は
した方がいい。
君達に言うことではないけどね。」(;^^)
カール「そろそろ休憩して、お茶でもしようか?
美味しそうなケーキがあるよ。」
サララ「ケーキ好き。」\(>_<)/
ミュー「ちょっと待って。カイくんが昨日
買って来たデザート食べたばかりでしょ。」
サララ「大丈夫。甘い物は別腹だから。」
昨日の今日というものあるけど、やはり外出する
ことは許可されなかった。
まぁ、ミューミューとサララならここから
脱出するなど容易なことなのだが。
今の彼女らは、外に出ることよりも、
ここの開発室にいる方が、遊べるし、
美味しい物が食べれるから満足している。
カール「このあと、軍人さん来るから。
練習場で模擬戦でもしてみる?」
サララ「やりたーい。
VRよりも本物の方が楽しそう。」
カール「銃は本物じゃないよ。弾が出ない
おもちゃだけどね。」(;^^)
-- 模擬戦 --
休憩の後、軍人が10名ほど研究所へ
やって来た。
彼らは訓練をしに来た訳けではないそうだ。
暇な軍人2人捕まえ、ミューミューとサララ
ペアーで試合を申し込み快楽してくれた。
軍人からしたら、試合と言うよりも
遊んであげると言った表現の方が
正しいかもしれない。
ルールは、練習場の西側と東側に別れ、
それぞれ3カ所あるゲートの1つを選び
戦闘開始となったら中へ入る。
腕足以外の胴体に弾が当たったと
判定されたら即退場。
制限時間は30分。
チームに多く人が残っていた方が勝ちとうもの。
情報としては、タグでマップと仲間の位置だけは、
確認できるようになっている。
ミュー「いい?タグを使うのは無しだからね。」
サララ「もちろん。
タグ使ったら楽しくないでしょ。」
ミュー「ならいいけど。」( --)
サララ「通話は使ってもいいでしょ?
声出したら撃たれちゃう。」(^^ )
ミュー「まぁ、通話ならいいか。」( ..)
サララ「ミューミュー!すぐ死なないように。」(^^ )
ミュー「はい、サララの足手まといにならないよう
頑張ります。」( ^^)
2人は銃を持ってスタンバイする。
♪ブーーー (試合開始)
ゲートが開き、双方のチームが練習場へと入る。
練習場は、ジャングルのようなであり、道はなく
木々が生い茂っている空間であった。
場所によっては廃墟のような建物が設置して
ある所も存在する。
ミュー>>どうする?どこに居るか分からないよ。
サララ>>とりあえず、直線的に進んだら。
正面からの戦いになりそうだから。
大きく迂回しよ。
この靴なら敵の背後に回れるよ。
向こうは女子2人だからなめてると思う。
ミュー>>この靴使うの反則な気がするけど。
♪サッサッサッサッ
2人の少女は、姿勢を低くしながら、
ありえないスピードで草むらの中を走り抜ける。
♪パン (銃声)
ミューミューは走るのを止め、
大木を盾に身をひそめる。
サララは、その場に呆然と立ちすくむ。
サララ>>ごめん、私死んじゃった。(>_<")
ミュー>>超~笑える。 ( ^0^)
サララ>>どうして? (..?)
ミュー>>まだ近くに居ないと
思い込んでたからでしょう?
周囲を気にしてたら気づけたんじゃ
ないの?
ミューミューは銃を構え、体勢を低くする。
そして、敵の位置を確認しようとゆっくりと
大木の反対側を確認しようとした。
♪パン (銃声)
ミュー>>ごめん、私も死んだ。(">_<)
サララ>>ハハハ。背中撃たれてる。
うけるんですけど。(^0^ )
ミューミューは背後から撃たれて死んだ。
お相手してくれた軍人さんにお願いして
このあと9回、計10回の模擬戦に
付き合ってもらった。
結果、ミューミュー、サララ、ペアーは
慣れてきた最後の1回だけ勝てて終わる。
-- 休憩中 --
対戦してくれた軍人さんと、反省会含めて
4人でお茶をすることに。
軍人1「最後の息のあった連携プレイは
すごくいい。」
軍人2「そうだね。君達センスあるよ。」
サララ「本当ですか?」
軍人1「あるある。次からは勝てないかもな。」
ミュー「あまりおだてないで下さい。
この子、調子に乗りますので。」
軍人2「ミューさんでしたっけ?
あなたも後半良い動きしてましたよ。」
軍人1「2人とも軍人になりなよ。
オレが推薦するよ。」
軍人2「ハハハ。」
冗談であることは2人とも理解している。
だけど、タグを使わないで褒めてくれたのは
自分の能力を評価してくれた気がして
素直に嬉しかった。
死なないという前提があったからも知れない
けど、乗り気でなかったミューミューも
途中から熱くなり充実した時間を過ごせた。
-- 自室 --
休憩の後、軍人さんの仕事を邪魔してはいけない
と気を使い、2人は自分達の部屋へと戻って来た。
サララ「ミューミュー、ニュース見て!
私達の葬儀が来週に始まるって。」
ミュー「本当だ。なんだか複雑な気分。」
3日後にマス国ラプラス城前の広場にて、
ナーシャ王女とアリーシャ王女の
合同葬儀をすることが発表された。
参列は、当初の発表通り、
フィジ国、アストロ国、サイ国である
全世界の国民が自由に参加していいのだという。
期間は4日間。
サララ「見たい。行こうよ?」
ミュー「えー。」




