2ー16 居心地良い場所発見しました
~~~ レジノ研究所:地下1階 ~~~~~~~~~~~~~~
爺さん「こういう場所がお好みかい。
若者がこの研究所に居てもつまらんじゃろうに。
こちらへ、いらっしゃい。」
サララ「今いるこの場所は安全なんですか?」
ミュー「確かに、さっき居た場所と
変わらない感じだけど。」
爺さん「まだ演習場の中じゃよ。
ここも安全とは言えん。」
お爺さんの後を付いて行くと、透明な壁が現れた。
ミュー(なるほど、演習場は壁に
囲まれているってことね。)
壁を越えても、ただ敷居があっただけで、
演習場の中も外も何も変わらす、ジャングルの中を
さまよってるようにしか思えなかった。
少し歩くと、丸テーブルが現れた。
爺さん「ここは、ワシの休憩場所じゃ。
ちょうどいい。お茶でもどうかね。」
ミュー「いただきます。」
サララ「ハンモックがある。
これで寝るの、あこがれてたんだ。」
爺さん「どうぞどうぞ。
好きに使ってくれて構わない。」
爺さん「準備するので、少し待ってくれ。」
ミュー「分かりました。」
直ぐそばに扉がある。
お爺さんは、飲み物を取りに行ったのだろう。
扉の中へと入って行った。
サララ「気持ちいい。」
サララは、木に吊るしてあるハンモックに乗り、
寝心地を体感している。
ミューミューは丸テーブルの椅子に腰かけ
景色を堪能している。
ミュー「落ち着くね。
都会から田舎に来たって感じがする。」
サララ「最高。」
ミュー「本当に自然の中に居るみたい。」
サララ「鳥の鳴き声とか聞こえたら
もっと最高なんだけどな。」
ミュー「確かに。」
・・・
ミュー「暇ね。」
サララ「研究所から出れないのはきついわ。
遊ぶ所ないし。
この世界に動画投稿サイトとか
ないのかしら。」
爺さん「お待たせ。
ケーキとかいろいろ持ってきたよ。」
サララ「ありがとうございます。
小腹が空いてたところだったんです。」
ミュー「すみません。ご馳走になります。」
サララはハンモックから降りテーブルに着く。
そして、クッキーらしきものに手を付ける。
サララ「いただきます。」
爺さん「どうぞ、全部食べていいから。
君達が来てくれてちょうどよかった。
もらいもので処分に困ってたから。」
サララ「任せてください。私が処理します。
毎日ここへ来ますよ。」
ミュー「このお茶美味しいです。」
爺さん「分かってくれるか!
おいしいよね。」
ミュー「はい。香りもいいです。」
爺さん「研究員たちは無反応だから。
分かってくれる人がいておじさん嬉しいよ。」
ミュー「他にも人が居るんですか?
部屋を出てからここまで、どなたとも
お会いしませんでしたので。」
爺さん「扉の向こうで9名働いてる人がおる。
残りは、昨夜のルジェル基地での
後処理に出動してて、
ワシら以外誰もおらん。」
ミュー「そうだったんですか?」
爺さん「君達もあそこに居たんじゃろ?
かなり危険な状況だったと聞いておる。
見た感じ2人共怪我してないようだけど
大丈夫だったのかね?」
ミュー「はい、運が良かったみたいです。」
爺さん「そうかい、それは良かった。
一生残る怪我でもしたら大変だ。」
ミューミューはケーキを口に運ぶ。
ミュー「このケーキ、美味しいです。」(>_< )
サララ「うんうん。」(*^_^*)
爺さん「それは良かった。」( ^^)
サララ「ここの朝ごはんが最悪だったから
幸せです。」 (^o^ )
ミュー「だめだよ。そんなこと言っちゃ。」(‥;)
ミュー「すみません。失礼なことを言って。」m(_ _)m
爺さん「構わんさ。
ここの連中も美味しいと
思って食べてないから。
気にしなくていい。」( ^^)
正面の扉が開き、研究員が2人出て来た。
研究員1「カールさん、居ないと思ったら
休憩でしたか!」
研究員2「思ったよりも可愛らしいお嬢さん達だね。
初めましてアブルです。」
研究員1「私はメトンです。」
ミュー「私はミューミューで、こっちはサララ。」
カール「だめだぞ、彼女らに手を出しては!」
アブル「お話くらいしても良いじゃないですか。
ねぇ?」( ^^)
ミュー「ハハハ。」(^^;)
サララ「この研究所に遊ぶところないですか?」
カール「遊ぶところか。ないな。」
アブル「VRで戦争ごっこができるよ。
銃持って戦うの好き?」( ^^)
サララ「やりたーい。
私、銃持って戦うの好き。」\(>_<)/
ミュー「ハハハ。」(^^;)
メトン「お前。それは。」
アブル「別にいいじゃないですか。
怪我する訳ではないですし。
レベルを下げればゲームとして遊べますよ。」
アブル「銃って持ったことある?」
サララ「はい。あっ、いえ、無いです。」 (^^;)
メトン「子供に銃持たせる気か?」
カール「いいんじゃないか。
この子らは命を狙われてると聞いている。
身を守る方法をいろいろ教えた方がいい。」
サララ「本物の銃も撃ちたいです。」 \(>_<)/
ミュー「私からもお願いします。」m(_ _)m
ミューミューはここで銃の撃ち方を習った事に
しとけば、今後自分達が銃を使っても
説明できると考えた。
カール「食べ終わったら、このアブルおじさんに
遊んでもらいといい。」
アブル「お兄さんです。」
メトン「遊ぶのはいいが、明日の資料を
夕方までに終わらといてくれよ。」
アブル「ほぼ完成してて、あと見直しする
だけだから心配するなって。」
メトン「へいへい。」
お茶会の後、アブルさんに連れられて、
ミューミューとサララの2人でチームを組み
超リアルなFPSゲームで遊んだ。
2人の認識がゲームであって、実際は言う
までもなく軍人が訓練で利用するものなのだが。
そのあと、銃の使い方を習い、射撃の練習もした。
2人は、FPSも射撃もタグの力を使わなかった
ため、結果は散々たるものではあったが、
目的は遊ぶことだったので最高に満足できた。
研究室に女性が居るのが珍しかったのだろう、
他の開発者とも会話したが全員親切で
優し受け入れてくれた。
ミューミューとサララは、当初、研究所は牢屋
のようにしか感じていなかったが、ホームのような
居心地のよい場所へと変わった。
楽しい時間はあっという間だ。
夕方となり、1つ上の階に移動するだけだが
開発者みんなとお別れをした。
その際に、開発者から新開発のテスターになって
欲しいとの要望があり、快くお受けした。
これで当分は暇をつぶす方法が見つかったし、
開発者も人手がたりなかったようで
お互いwin-winの関係が気づけた。
そして、なによりもこの国に来てやっと
気心の合う人達と出会えたような気がした。
2人は、テンション高いまま
自分たちの部屋へ戻ると。
ドアの前に1人の少年が立っていた。
カイ 「どこ行ってたんです?」
ミュー「ごめんなさい。
地下の開発室にお邪魔してました。」
カイ 「スイーツ買って、急いでここに来たのに、
2人共いないし。」
サララ「それ明日までもつ?
今、お腹いっぱいで食べれない。」
カイ 「はぁ!3件も店まわったんだよ。
サララさんが買って来てって
頼んだんじゃないですか!」( --)
ミュー「ほんとごめんなさい。
すっかり忘れてました。」
カイ 「まぁ。いいですけど。
明日までには食べてくださいよ。」
ミュー「これからどうします?」
サララ「何かして遊ぶ?」
カイ 「卒業論文を書かないといけないから
帰ります。」( --)
ミュー「わざわざ届けに来てくれたのですね。
何と言っていいか。
サララもちゃんと謝りなさい。」( ..)
サララ「ごめんね。これでいい?」( ^^)
ミュー「もう、最悪。」
カイ 「別にいいですよ。
2人は恩人ですから。
気にしなくていいです。」 ( --)
ミュー「いや、でも。怒ってますよね。」
カイ 「怒ってません。
明日か明後日にまた来ます。
今度はカールじぃのところにも
顔を出すのでお気遣いなく。
では。」
ミュー「気を付けてお帰り下さい。」m(_ _)m
サララ「バイバイ。」( ^^)
カイくんが帰ってしまった。
すれ違いで、モカリス総長とサモス将官が登場した。
モカリス「会議室で今からお2人と会話したい
のですが、時間頂けないでしょうか?」
今回の話で、またも私の中で奇跡が起こりました。
前回はカールじぃとの出会うための布石であって、
今回はカールじぃと知り合うという目的のストーリでした。
ですがプロットは何もありません。「カールじぃと知り合う」というキーワードだけです。
いつもの如く、何も考えずに書いていたら、ただの会話はつまらないと思って
他の研究員も登場させちまえと書いてたら、3章で研究員たちと仲がいい理由付けができてしまったのです。
3章の研究員たちと仲がいいのも今回の伏線ではなく、当時勢いで書いたもので、今回を想定していた訳ではありません。
他の小説家さんもそうなんでしょうね。偶然伏線が回収されることってあるんでしょうね。




