2ー15 サララ探検隊
~~~ レジノ研究所 ~~~~~~~~~~~~~~
食事の後、ミューミューとサララはレジノ研究所
という会社に連れて来られた。
ここは表向き、軍からの要請で兵器の設計、
研究の委託業務している民間企業となっている。
実態はほぼ半数以上の社員が軍人であり、
モカリス総長に忠誠を誓うメンバーで
構成された集団だ。
要するにモカリス総長が個人所有する裏組織。
モカリス総長が安心して置いとける所は
研究所しかないとのことから、ミューミューと
サララの隠し場所としてここが選ばれた。
研究所内において、彼女らの素性は
隠すと約束してくれた。
ミューミューとサララは2人部屋でくつろいでいる。
ゲスト用の部屋なのだろう。
リビングと寝室の2間で、室内は広い。
時刻は夜の11時。
考えたら長い1日であった。
遊園地へ遊びに行くつもりが、いつのまにか
国を渡ってしまい。
戦争に巻き込まれたのだから。
♪ジリジリジリ。
玄関のチャイム音が鳴る。
だれかが部屋に来たようである。
サララ「どうぞ。」
ドアが開くと、青年が1人立っていた。
カイ 「どうも。カイです。」( ^^)
サララ「あら、またお会いしましたね。
あなたもここのメンバーなの。」(^^ )
カイ 「はい。」
国境で助けた少年が目の前に居る。
カイ 「改めて2人にお礼を言いたくて。」
ミュー「それはもう済んでいるからいいですよ。
同い年なんだし、そういう事は止めましょ。」
サララ「そうそう。
お礼をしたいなら、人気店のお菓子とか
持ってきなさいよ。」
ミュー「気にしないで冗談だから。」(^^;)
サララ「いや、本気です。」(** )
カイ 「分かりました。
明日、美味しそうなの何個か買って来ますよ。」
ミュー「ごめんね。」(^^;)
カイ 「よかった。2人に助けて頂いた上に、
黙って居なくなったもんだから、
怒ってたらどうしようかと思って。」(;^^)
サララ「なんで私達が怒るのよ。」 (‥ )
ミュー「そうそう。気にしてないから。」(‥ )
サララ「大体、君の事忘れてたし。」(^^;)
カイ 「ひどいなぁ。」
カイ 「今日は挨拶に来ただけですから。
夜も遅いですし。また明日。」
ミュー「わざわざありがとうございます。
そうですね。明日、施設内を案内
して頂けると助かります。」
カイ 「お任せください。ではおやすみなさい。」
サララ「おやすみー。」
-- 次の朝 --
ミュー(朝だ。研究所で寝て、研究所で目を覚ます。
特に不思議なことではないけれど。
今日も現実世界に戻れなかった。
本来なら眠ることで、互いの世界へ
行き来してたのに。
お母さんにずーっと会ってない気がする。
もしかしたら、このまま戻らないのかな。)
隣で眠るササラを見つける。
ミュー(サララはどうなのだろうか?
聞くのが怖い。
もし現実世界に戻っていたと聞かされたら
私は気がおかしくなるかも知れない。
未来のこと、いろいろと聞きたい
ことがあるけれど。
だめだ。一人でいると悪い事しか
浮かばない。
取調室で尋問した軍人さん、
2人共とても優しい人だったのに。
なんで死なないといけなかったの。
亡くなった人の映像がフラッシュバックする。
気分が悪い。吐きそう。)
サララ「ミューミュー起きてたの?
お起してくれればいいのに。」
ミュー「サララの寝顔を見たかったの。」
サララ「恥ずかしい。」
ミュー「することないし。もう少し寝てれば。」
サララ「お腹すいた。ホットケーキが食べたい。」
ミュー(サララがこの世界に居てくれてよかった。
彼女と会話していると、思い出したくない
ことが消していられる。)
ミュー「ないでしょ。」
サララ「分からないよ。
館内にコンビニがあるかもしれないし。」
ミュー「この世界にコンビニなんて存在しなし、
ホットケーキもこの世界にないって。」
サララ「えー。」
サララ「じゃ買いに行こうよ。
レストランで朝食でもいいかも。」
ミュー「研究所から出ない約束でしょ。」
サララ「ちょっとの時間ならバレないよ。
監視映像はリビングでにくつろいでる
映像をながしとけばいいし。」
ミュー「止めよ。約束だし守りましょ!」
サララ「ミューミューは真面目だな。」
ミュー「いや。サララが適当すぎる。」
ミュー「食べ物とか飲み物。
このリモコンで注文できるらしいよ。
部屋に届けてくれるって。
メニュー沢山ある。」
サララ「ほんと?何があるか見たい。」
このあと、いろいろと注文して部屋で朝食を取った。
味は可もなく不可もない。
ミューミューにとってもは普通であったが
サララ的には不満だったらしい。
カイくんはどうしているだろうと、
居場所を検索したところ学校に居た。
そりゃそうか。学生なんだから。
逆に私達は勉強しなくていいのか、
と頭を過るも今は考えないことにした。
マス国へのテロに関しては、タイミングを見て
近日中に決行すると聞かされてる。
ラプラス城の内部について、情報を知りたいと
モカリス総長から相談を受けている。
テロを起こす理由についてはまだ聞かされていない。
なんとなく肯定的な立場を取っているが、
果たして本当に見逃していいものかは
疑問が残るところだ。
だいたいラプラス城を攻めるなんて無茶だ。
99%失敗するし、全員生きて帰れないだろう。
これもまた頭を悩ませる問題である。
今は考えなことにした。
マス国を飛び出し、毎日楽しいスローライフを
送る計画だったのに、日々悩み事が増え続け、
自由もなくなりつつある。
ラプラス城にのこり続けた方が良かったのか、
サララ「館内でも探検してみる?
意外と広いよ。」(@@ )
ミュー「そうね。うろついちゃダメとは
言われてないから散歩でもしようか。」(;^^)
サララ「意外と温水プールとかあったりして。」(^^ )
ミュー「ある訳ないじゃん。ここ会社だよ。」( --)
2人は部屋を出て、あてもなく廊下を歩く。
外の景色は見えない。
進んでも進んでも作りが同じで、
同じところを歩いているような錯覚に陥る。
巨大迷路に挑戦している感じだ。
ミュー「私達何してるんだろう?」( ..)
サララ「散歩?」(^^ )
ミュー「楽しいかこれ。目的って?」
サララ「プール?」
ミュー「違うでしょ。人も見ないし。
私達以外だれもいないのかしら。」
サララ「無人島にいる感じ?」(‥;)
ミュー「たとえがおかしい。」( --)
サララ「ちょっと待って。」( >_<)
サララはタグを使って、この建屋に何かないか
検索する。
サララ「地下に公園がある。」( ^^)
ミュー「いいね。そこ行きましょ。」(^^ )
近くの階段から地下へと降りる。
木々が生い茂る密林の中に居るような場所に出た。
ミュー「同じ建物の中なの?」
サララ「ジャングルみたいだね。
どこから入るんだろう。」
アクリル板のような透明な壁で覆われてて
中へ入れないようになっている。
ミュー「中へ入れないみたいね。」
サララ「ライオンとかクマが中にいるのな。」
ミュー「公園じゃなく、動物園なのかも。」
密林を側面にして、とりあえず2人は通路を歩く。
サララ「ここにドア見つけた!」( ^^)
ミュー「見つけたんじゃなくて、知ってて
ここまで歩いて来たでしょ。」(-- )
サララ「中、入ってみようよ。」( 9_9)
ミュー「いいけど。クマが出たら戦ってよ。」
サララ「了解しました。私はミューミューの
ボディーガードです。
この命に代えてもお助けします。」( ^^)
ミュー「楽しそうね。」(‥ )
サララは、ドアのロックを無理やり解除し、
2人は中へと入る。
サララ「本当にジャングルの中に居るみたい。」
ミューミューは、上を見たり足元を見たりと
騒がしい。
サララ「どうしたの?」
ミュー「虫とか蛇とか居たら嫌だから。」(>_< )
サララ「ははは。」( ^0^)
ミュー「何で笑うのよ。」(-- )
サララ「だって、この世界に人間以外の
動物はいないんだよ。」
ミュー「知ってますぅ。
でもほら、蜘蛛、居そうじゃない?
食用に飼育している動物がいるかもしれないし。」
サララ「飼育する動物によるけど、ジャングル
じゃなくて草原にするでしょ。」
ミュー「そうかも知れないけど。
私は虫が嫌いなの。
慣れるまでもう少し待って。」
♪ウー――、ウー――。(警告)
サララ「何?この音」
館内放送「演習場を歩く2人。危険です。
直ちに青い棟を目指し、
まっすく進んでください。
くりかえします。・・・」
サララ「演習場って何?」(‥ )?
ミュー「戦闘訓練する場所ってことでしょ。」(;^^)
サララ「ブラブラ歩いてると撃たれるのかしら?」
ミュー「呑気ね。」(-- )
2人は言われるがまま、棟に向かって歩くと
一人の老人が立っている。
お爺さん「君達、どこから入って来たの?
今日は訓練がなかったからいいようなものの。
いつもならとっくに撃たれてたよ。」
ミュー 「ごめんなさい。
私達、公園と勘違いして中を散歩してました。」
お爺さん「君達の事は聞いている。
謝るのはこちらの方だ。
きちんと説明してないワシらが悪い。
危険な目に遭わせて申し訳ない。」
ミュー 「謝らないでください。
ほんと、悪いのは私達なので。」




