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2ー13 どうして大人は遠回りな会話をするのだろう?

~~~ 移動中 ~~~~~~

現在、ミューミューとサララは車で移動中。

容疑者の移送中と言った方が表現が正しいかも知れない。


戦闘後、サララは司令官に命令して、

怪我人の救助を部下に要請させた。

モカリスがサララの元へ到着すると、

ミューミューとサララは気を利かし

モカリスと入れ替えに外へと出でる。


モカリスは大統領へ連絡を取り、国家反逆という

サモスの冤罪を晴らさせた。


そのころミューミュー達は救助のお手伝い

をするふりをして逃げ出す計画でいたが、

危険だからと拒否され、断念する。

そして、モカリス総長が話があるからと、

その場で5名の銃を持っ軍兵が

ミューミューとサララの周りをガードしたのである。

戦闘はとっくに終わったのに。


そう、モカリスは2人を解放してはくれなかった。

そうりゃそうだろう

・国境での不信な検問通過

・尋問中での監視映像改ざん

・戦闘が手慣れてる

というのがあり『はい、帰っていいですよ。』

とはなる訳がない。


ぼーっと突っ立てるのもあれなので、

ミューミューとサララは、死者へ黙とうをした。

数分経って、モカリスが車から出て来た。

そして、予想だにしてなかった言葉から発せられる。


モカリス「君達に命を救われた。ありがとう。

     お礼を兼ねて、君たちに美味しいものを

     ごちそうさせて欲しい。

     最近の若者の考えも聞きたいし。

     どうかね?」( ^^)


選択肢が「YES」しかないお誘いである。

要するに、遠回しで君たちを逃がさないぞと言ってる。


ミュー「わかりました。ごちそうになります。」(^^;)


と回答するしかない。

この後、険悪なムードで対話するよりかは、

楽しく会話した方がいいに決まっている。


休憩する間もなく、2人は車に乗せられた。

窓に鉄格子が付いてて、扉に鍵が掛けられるタイプだ。


モカリス「軍の車で用意できるのはこれしかない。

     すまないが、ちょっとの間だけ

     我慢して欲しい。」( ^^)


と言い訳されたが、どう見ても監禁だ。

これから楽しく食事しようという対応ではない。

ミューミューとサララの2人が乗車し、

しっかりとドアの鍵をロックして出発した。

モカリスとサモスは現場の後始末してから

向かうとのことだ。


ミュー>>どうする?今なら逃げられるよ。

サララ>>もったいないよ。

    美味しいもの食べれるのに? ( i_i)


ミュー>>えー! \(>_<)/

    食事するつもりなの?

サララ>>もちろん。


ミュー>>あなた、ほんと呑気よね。 (‥;)

    先の事考えててむなしくなる。

サララ>>逃げるなら食べてからにしようよ。( ^^)


ミュー>>サララは、食には全力よね。

サララ>>私は食べることが生きがいなの。


ミュー>>モカリスさんとサモスさんの4人で

    食事だよ。絶対楽しくないよ。

サララ>>無視してればいいじゃん。

ミュー>>そのメンタル。私欲しい。


~~~ レストラン前 ~~~~~~

あるレストランの前に到着する。

ドアの施錠が解除された。


軍兵1「おまちしておりました。」


既に4人の軍人が店の前で待機している。

はたから見たらミューミューとサララは

大物議員のようにも見える。


店の中へと入る。

2掛けの丸テーブルが6つほどある。

そんなに大きな店ではない。

貸し切ったのだろう。お客がいない。


ミューミュー達は奥の部屋へと案内された。

大きな丸テーブルに4つ椅子が準備されている。


軍兵1「お好きなところへどうぞ。」


2人は、奥の椅子に腰かける。

室内には窓がなく、ドアは2つ。

軍兵1は、出入口で立っている。

ここから出さないと言ってるようなものだ。


軍兵1「総長は少し遅れるとのとこで。

    先に初めててくださいと承っております。

    お食事をお持ちして宜しいですか?」


サララ「よろしいです。よろしいです。

    じゃんじゃん、持って来て!」( ^0^)

ミュー「ちょと、はしたない。」 (;--)


軍兵1「ハハ。

    構いません。かしこまらずに

    肩の力を抜いてください。」

サララ「そうよ。

    私達ゲストなんだから気使いすぎ。」

ミュー「あなたを尊敬するわ。」


軍兵1「奥の部屋にお洋服を用意しております。

    もしよろしければ、お食事を持ちする

    合間にお着換えされては如何でしょう?」


確かに。

戦場からここへ直行して来てる。

服は汚れ、数カ所、銃痕の跡がある。

これは着替えた方がよさそうだ。


着替え室に入ると用意してあったのは

自分達が着てる服装と似たようなものだった。

てっきりドレスが用意しているものと

思っていたけど、この後、逃げることを

考えたらドレスじゃなくてよかったと安堵する。


着替えて出て来ると、テーブルの上には

2人分の食事が沢山並べられていた。


軍兵1「お似合いですよ。

    お食事の準備は整いました。

    冷めないうちにどうぞ。」

ミュー「ありがとうございます。

    遠慮なくいただきます。」m(_ _)m


正直食事は想像を超えて楽しい。

2人だけだったのが幸いしている。

マス国を出て、思い描いていた日常が

やっと実現した瞬間でもある。

ある程度食べ終え、会話が盛り上げってるところで。


軍兵1「お楽しみのところ申し訳ありません。

    モカリス総長が到着いたしました。

    こちらへ通しても宜しいでしょうか?」

サララ「もう少し待ってもらってもいい?

    今いいところだから。」


軍兵1は困った表情を浮かべる。


ミュー「ごめんなさい。

    いいです。通してください。」


モカリスとテレスが入って来る。

それと入れ替えに軍兵1は部屋を出る。

立ち位置が、部屋の中か外へと変わる。


モカリス「遅くなって大変申し訳ない。

     後片付けに時間が掛かってしまった。」

ミュー 「相手の偉い人(司令官)は

     どうなったんですか?」


モカリス「軍の医療施設へ送ったよ。

     治療の後、軍事裁判に掛けられる。」

ミュー 「そうですよね。それが普通ですよね。

     会話もなしに突然戦争になるもんだから

     ビックリしました。」


モカリス「フィジ国と違って、この国は内乱が

     収まらない。

     今回の首謀者は、ユリウス将官だ。

     私とサモスくんを殺害し、

     軍を乗っ取ろうと計画したらしい。

     君達のお掛けで失敗に終わった。」

サララ 「一番悪い人は、ユリウスって人で、

     私が捕まえた人は、命令されて

     やってたってこと?」


モカリス「そこは軍事裁判で明らかになるだろが

     おそらく共闘していたものと思われる。

     1つ聞いていいかね?

     君はなぜ司令官があの場所に居たと

     分かったのかね?」

サララ 「なんとなく。車の前に人、立ってたし。」


モカリス「現場の者が、周りを見渡すことなく

     出て来るなり、その車へ直行したと

     証言している。」

サララ 「偶然当たりました。本当です。」


サモス 「そもそも君たちが付けているタグは

     どこのメーカーだ?見たことないが。」


ミューミューは自分のタグとサモスのタグを見比べる。


ミュー 「これ!普通のと違うんですか?」

サララ 「私とミューミューのも違うよね?

     みんな違うんじゃないんですか?」


タグの裏ともかも確認するも

特に不審な点は感じられない。

そもそもマス国を出て、他人のタグと

比較したことがないから普通が分からない。


ミュー 「普通のタグですよ。」

サモス 「いや、アストロ国で販売している

     タグには品番が必ず書いてる。

     ほら我々のように。」


サモスは、自信のタグの手首側を見せる。


サモス 「君達のタグには品番がない。

     それはどこで手に入れたのかね?」


・・・


サモス 「それはフィジ国製なのか?

     君たちを調べたらアストロ人となっている。

     だが、住所も、学校もデタラメだった。

     個人情報を改ざんすることなど不可能だ。

     我々にだってできない。

     どうやってやった?」


サララ>>やばいね。逃げる?

ミュー>>これ以上、嘘付いても無理があるわ。


サモス 「君達には2度も助けられた恩がある。

     正直に話してくれれば、

     温情を出して国外追放処分で

     すますことも可能だ。」

モカリス「取り調べ室での監視映像を

     改ざんしたのも君たちだろ?

     我国にそんな技術はない。

     フィジ国との技術レベルに

     大きな差があることに戸惑っている。」


ミュー>>正直に話してもいい?

    ここで逃げたら国際手配されて

    どの道、どの国も自由に遊べなくなる。

サララ>>ミューミューに任せる。


ミュー 「お願いがあります。

     私達は、できればこの国でしばらく

     こっそり暮らしたいと考えています。

     私達の秘密をここに居る人以外に

     口外しないこと。

     監視がなく国内を自由に移動できる

     保証をいただけるのではれば

     お話しします。」


モカリス「それは、フィジ国から亡命したい

     と言う要望かね?

     しかし、その若さでスパイをさせる

     とは恐ろしい国だな。」


ミュー 「私達は、フィジ人でもフィジ国の

     スパイでもありません。」


読者の皆さん。楽しんでいただけてるでしょうか?

筆者は毎週楽しんでますよ。どいうこと?と思うかも知れませんが、

各章のスタートとゴール、およびいくつかのターニングポイントだけを決めて

書き始めた小説なんです。前作の「ジュン博士の休日」も同じす。

1話毎に今回はどんな話にしようかと考えてから執筆しているのです。

なので話しの流れがどうなるかは筆者もわかりません。

なぜこんな話をしたかというと、1つ前の2-12話を書き終えてから興奮が冷めないからです。

2-12話はストーリー上、次のターニングポイントに向かうには、モカリス、サモス、主人公の2人が

あの戦場から無事に脱出する必要があったのです。

「地下から車で脱出させるか!」と漠然に思いなら書き始めて、

出来るだけキャラクタの自然な思考と行動を意識し、ご都合主義にならないようにと書いてたら、

あのストーリーになりました。

何度読み返したことか。

3章の時もチョイチョイこの瞬間があったんですよね。

すみません。世界観をぶち壊すような話をしてしまって。

筆者も読者として楽しんでますよとお伝えしたかっただけです。

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