2ー11 平穏な日々を送る予定だったのに
~~~ ルジェル軍事基地:地下1階 ~~~~~~
突然2階で大爆発が発生した。
壁にひびが入ったものの、天井が崩壊しなくてよかった
と安堵する。
サララ「ビックリした。」(>_< )
ミュー「何が起きたの?」(?‥)
出口の隙間から水が流れ込んで来た。
2人は足元を確認する。
ミュー「ここを早く出ましょ。」
サララ「そうね。」
出口のドアは変形している。
ミュー「開かなそう。」
サララ「確かに。これはそう簡単に開かないわね。」
サララは思いっきり蹴りを入れる。
ドアが吹き飛ぶ。
と同時に大量の水が部屋の中へ流れ込んで来た。
一気に水位は膝までに達する。
廊下に出るとメチャクチャだった。
どこが通路で、どこか部屋だったから分からないほどだ。
ミュー「真上で爆発しなくてよかったね。」
サララ「運いいわ。私達。」
ミュー「ここ居る時点で運が悪いと思うけど。」(^^;)
サララ「そう、だね。」
♪ドンドン、ドンドン。
ミュー「兵士さん、大丈夫かな?
ちょうど出て行った時だったけど。」( ‥)
サララ「見渡しても怪我人が居ないから大丈夫じゃん。
ここを早く出たいところだけど、
ぱっと見、階段が塞がってて逃げ道なさそう。」(^^ )
ミュー「楽しそうね。」( --)
サララ「映画のようなシチュエーションじゃない?」(^0^ )
♪ドンドン、ドンドン。
サララ「この音、何?」
ミュー「隣の部屋だ。扉が開かないんだわ。」
ミュー「助けましょう。」
サララ「この水位だと。力入れて蹴ることができない。」
ミュー「私は隣の人を助けるからサララは逃げ道を探して。」
サララ「OK。」
あちこちの天井からシャワーのように水が降り注ぐ。
水位は止まる気配を見せない。
お腹のところに達した。
ミューミューは救助するため自分達が居た部屋へと戻る。
隣の部屋と接している壁を眺め対策を考える。
ひびが入っている箇所を見つけ、手のひらを隙間に入れる。
そして、壁を掴んで引き抜く。
♪ゴロゴロゴロ。(壁の一部が崩れる)
直径80cmほどのいびつな穴が開いた。
ミューミューは正面の人と目が合う。
ミュー「助けに来ました。」
サモス「すまない。」
ミュー「怪我している人はいますか?」
サモス「こちらは4人いる。全員無事だ。」
ミュー「急いでここから出てください。」
なかなか進めないが、ゆっくりと歩き廊下へと出る。
水位は胸の所に達している。
サララがいないと思ったら、天井から顔を出した。
サララ「1階へ出る通路を確保したけど、
結構アクロバティックなことをする必要がある。」
サララは全員の体格を確認する。
サララ「ちょっと無理そうかな。」
ミュー「上の兵士さんと協力して大きな穴をあけてくれる?」
サララ>>BE爆弾を使えば簡単に開けられるよ。
ミュー>>負傷者が巻き添いになるわ。
あと、私達が爆弾持っていること知られたら捕まる。
サララ「兵士さん、私の言葉を聞いてくれるかな?」
部下A「私が同行して話を付けます。」
サモス「頼む。」
サララは手を差し伸べ、部下Aを引き上げる。
サララと部下Aは上へと登って行った。
地下に残っているのは、ミューミュー、総長、サモス、
部下Bの4人だ。
水位は首まで達している。
ミュー「みなさん。壁に捕まってて下さい。
私は、この水をどこかに流せないか調べてきます。」
サモス「申し訳ない。頼む。」
ミューミューは水中へと潜って行く。
ミュー>>ネロ?この水をどこかに流すことはできない?
ネロ >>斜め前にハッチがあるのがわかりますか?
ミュー>>どれ?
ネロ >>これです。
ミューミューの視覚にハッチの場所を示す。
ミュー>>これね。開ければいいの?
ネロ >>はい。
力が入れられず開けられない。
止めている呼吸も限界が来て一旦水面へと戻る。
大きく息をし、元の場所へと戻る。
再度ハッチを開けるようとするが開かない。
ネロ >>ロックが掛かってますね。
ミュー>>水中では難しいわ。
ミュー>>他の場所はないの?
ネロ >>ここを開けるのが一番効率が良いのですが。
銃があれば開けられます。
ミュー>>分かった。
3人のところへミューミューは顔を出す。
ミュー「はぁ、はぁ。すみません。はぁ。
真下のハッチを開けたいので、
銃を貸して頂けませんか?」(>_< )
サモス「それはできない相談だ。」 (#--)
天井までの高さは3m。水位は既に2mまで達している。
まだ余裕があるとは言え、脱出ルートが確保できない今、
安心はできない。
兵士たち3人は壁に捕まって浮いてる状況だ。
ミュー「なぜです?
早くしないと私達生き埋めになりますよ。」
サモス「なぜ?
こちらが聞きたい。
小娘がなぜ銃の扱いを知ってる?
助けてもらったことには感謝する。
だが、貴様はまだ信用できん。」
部下B「代わりに私がやります。」
ミュー「そうね。お願いします。」
部下Bは腰から銃を取り出し、その場で
ミューミューと共に顔を水の中へと入れる。
ミューミューが水中で、当てる場所を指さす。
部下Bは的を確認し、銃弾を3発放つが1つも当たらない。
2人は顔を出す。
ミュー「近づないとダメそうね。」
部下B「分かった。」
部下Bが潜ろうとするか身体が沈んで行かない。
水位は2m50cm。そろそろヤバイ状況だ。
サララからの通信が入る。
サララ>>まだ大丈夫?
ミュー>>もうそろそろヤバイ。
サララ>>階段の瓦礫を吹き飛ばすから離れて!
ミュー>>よかった。何とかなりそうなのね。
同時にサモスへも部下Aから連絡が入る。
タグをマイク変わりとして部下Aと会話する。
サモス「わかった。
安全な場所まで移動したら連絡する。」
モカリス「どうした?」
サモス「1階にいる部下から連絡が入りました。
階段の瓦礫を爆破で取り除くそうです。
急いで、ここを離れましょう。」
壁つたいに移動するものの、なかなか進まない。
水位もやばい。
モカリス「お嬢さん、私のこれを使ってくれ。」
モカリスはミューミューに自身の銃を差し出す。
サモス「総長殿、よろしいのですか?」
モカリス「かまわん。」
サモスは自分の銃を取り出しミューミューへ銃口を向ける。
サモス「変なまねをしたら容赦なく撃つ。」(#--)
モカリス「サモス。しまいなさい。
我々を殺す気があるなら、
彼女は我々を見捨てたはずじゃ。」
サモスは銃を下ろす。
ミュー「お借りします。」(^_^ )
ミューミューは銃を受け取り、水中へと潜って行く。
30秒ほどで少女は戻って来た。
ミュー「もうだ丈夫です。」
目に見えて水位は下がってはいないが、
確かに上昇は止まったように思える。
ミュー「お返しします。」
ミューミューは銃を差し出す。
ゆっくりではあるが水位は下がっている。
全員、安全な位置まで移動し完了した。
サモス「こちらの準備は整った。始めてくれ!」
再びサモスは、部下Aと連絡を取る。
♪ドーン。(爆発)
兵士「総長。ご無事ですか?」
階段からある兵士が顔を出す。
モカリス「全員無事だ。」
サララがロープを持ってミューミューの
ところへと泳いで来る。
ミューミューはありがとうとアイコンタクトする。
そして、壁の出っ張りにロープを縛る。
サララ「これ(ロープ)をつたって
階段のころまで行って下さい。」(^_^ )
サモス「すまない。」( ..)
ミュー「お先にどうぞ。私達は泳いで行きます。
何かありましたらお助けしますので。」(^_^ )
サモス「お言葉に甘えさせていただく。
さ、総長殿進んでください。」
総長、部下B、サモスの順でロープをつたって進む。
ミューミューとサララは立ち泳ぎしながら、
軍人たちと並走する。
~~~ ルジェル軍事基地:1階 ~~~~~~
全員無事1階へと出ることが出来た。
だが安心はできない。
ミューミューとサララは、タグを使って状況を
把握していたものの、いざ現場を見て、
爆発の大きさを改めて実感した。
1階フロアはメチャクチャな状態で、
死者や怪我人が大勢いる。
軍兵 「サモス殿。
ユリウス将官の部隊が到着しました。」
サモス「応援に来たか。」
♪ドーーン。(爆発)
♪バリバリバリ。(銃)
サモス「何事だ?」( --)
軍兵 「応援部隊が一斉攻撃を開始しました!」(>_< )
モカリス「クーデータか!?」("o_o)




