2ー10 信じてください。わたしは一般人です
~~~ アストロ国国境 ~~~~~~
アストロ国検問所出口。
アストロ国側の警備員は、ミューミュー達3人の行動を
一部始終見ていた。
彼女らが不振な行動を取ったため、
無理やり国境を超えるものと判断し、出口のところで
警備員らを待機させていた。
ミューミュー達3人は、4人の警備員に銃口を
突き付けられている。
ミュー>>大人しく捕まりましょう。 (;^^)
サララ>>なんで!逃げ切れるのに? (>_< )
ミュー>>彼もいるし。
サララ>>わかった。どうせ捕まっても逃げられるから。
3人は立ち止まり、両手を上げる。
警備員「貴様ら何者だ。」
ミュー「私達はアストロ人です。」
ミューミューは、ネロに依頼し、自分とサララの
国籍、住所、履歴を書き換えさせる。
警備員「事情聴取する。軍までご同行願う。」
サララ「何で付いて行く必要あるの?
認証OKで通り抜けましたけど。
違法なことは何一つしてないわ。」(#--)
警備員「少なくともフィジ国側の警告を無視して
帰国してきた。
念のため身元の確認をさせて欲しい。」
ミュー「分かりました。ご同行します。」
サララ>>何でよ。面倒なことになるよ。
ミュー>>警備員さんにも立場があるわ。
このまま見逃したらフィジ国側が
クレームを言ってくると思う。
私達は認証ゲートを正当に通り抜けたのだから
捕まえられないと思うの。
ここで逃げる方が面倒なことになる気がするけど。
サララ>>分かった。分かりました。
輸送用の車が1台到着する。
ミューミュー達は、3人とも同じ車に乗り、
軍の施設へと向かう。
~~~ フィジ国側国境 ~~~~~~
所長「非合法で国境を突破した少女らは何者だ。」(#--)
部下「認証は成功で通過しました。
違法にはなりません。」(--;)
所長「認証が通ったのは、アストロ人だからであろう。」
部下「お言葉を返すようですが、たとえアストロ人であろと
国交を断絶している現在、一般市民は通り抜けなど
不可能です。」
所長「ビジネスであれば合法に国境を越えられるはずだが。
やつらは何の名目で入国してきた?」
部下「それが、入国の記録がありません。」(‥;)
所長「バカな。ありえん。
監視カメラの映像から人物を特定できるだろう?」
部下「不思議なことに監視カメラの映像も残っておりません。」
所長「やつらはアストロ国のスパイか?」
部下「分かりません。」
所長「アストロ国にはメーティスをあざむく
技術があるというのか?」
部下「現場の者が言うには、相手は十代の子供だそうで、
武器を所有してなければ、素人のようだったと
伺っております。
諜報員とは思えないのですが。」
所長「本当か?
少年の方は、ラウラ技術研究所から情報を
持ち出した1人と報告を受けているが。」
部下「左様で御座いますか。」
所長「これ以上は我々の手に終えん。
状況を報告し、軍に任せよう。
更なる失態は許さん。警備を強化せよ。」
部下「承りました。」
~~~ 輸送車:車内 ~~~~~~
少年 「ありがとう。助かった。君達が現れなかったら
今頃フィジ国の刑務所に送られてるところだった。」
ミュー「なんで検問所で捕まってたの?」
少年 「僕にも分からない。
急に警備員に銃を突き付けられたんです。」
サララ>>この子、嘘ついてる。
ミュー>>そうね。情報が盗まれたとフィジ国軍が騒いでる。
サララ>>でも指名手配されてないわ。どういうこと?
ミュー>>わざと逃がされているみたい。
仲間も含めて一斉に捕まえようとしてたのかしら?
サララ>>普通の少年ではなさそうね。
ミュー>>もしかして私達、犯罪者を逃しちゃった?
サララ>>かもね。
少年 「国境の認証ゲート。
どうして通り抜け出来たんだろう?」?( ‥)
サララ「さぁ、壊れてたんじゃい!
私達ラッキーだったね。」(^_^ )
サララ「私はサララ。あなたの名前は?」
少年 「僕はケネス。」
サララ>>名前が違う。 (‥;)
ミュー>>そうね。やはり、だた者じゃないのかも。
サララ>>本名はカイ。私達と同い年だ。
でも普通の学生のようだけど。
軍兵 「おい!会話するな。おとなしくしてろ。」(--#)
サララ>>小声で会話してるのにね。
感じ悪ぅ。この人、ビンタしていい?
ミュー>>お願いだから止めて! (;^^)
~~~ ルジェル軍事基地 ~~~~~~
サララ>>どう見ても私達閉じ込められてるよね?
鍵かけられているし。
ミュー>>ここ尋問室だからでしょ。正面は牢獄のようね。
ミューミューとサララは、軍事施設に到着するなり
地下1階の小部屋へ入れられた。
サララ>>カイくんは、別の部屋に連れていかれたね。
ミュー>>もしかして、カイくんを捕まえるために
ここに連れて来させられたのかしら。
サララ>>ということは、私達はカイくんの
仲間ってことになっちゃう。
ミュー>>どうする?
すぐに解放されそうになさそう。(;^^)
サララ>>映画とかだとさ。この後、
拷問とか自白剤の注射されたりするよね。(^^ )
ミュー>>ないない。映画の見過ぎ。 ( ^^)
ミュー>>怖い顔の人が入ってくるのかな。
ここから逃げ出すことは容易だ。
ミューミューは悩む。
サララ>>あれ?カイくん解放されたよ。
ミュー>>ほんとうだ。軍の仲間だったってこと?
サララ>>あの年で軍のスパイ?
ミュー>>えー。そうなのかなぁ。
♪ウィーン (扉が開く)
兵士が2人、ミューミュー達に部屋に入って来た。
軍兵1「ああ、怖がらないで。」(^_^ )
軍兵2「そうそう。痛い思いさせたりしないから。」(^_^ )
軍兵1「ごめんね。待たせちゃって。
上層部に報告するのにいくつか質問させてください。
終わったら解放するので。」
軍兵2「約束するから安心して。」
ミューミューとサララは、入室してきた人が
優しそうな人で安堵する。
しかも、解放してくれるという言葉が聞けた。
ひとまず、逃げることを考えるのは止める。
このとき、隣の部屋では彼女らを監視している者がいる。
サモス「素性は分かったか?」(-- )
部下A「アストロ人です。
サイワ地区に住む学生だそうです。」
サモス「フィジ国へはどうやって入国した。」
部下A「それが分かりません。
出国記録が見つからないです。」
部下B「サモス殿。」
サモス「どうした。」
部下B「彼女の住む住民に問い合わせしたところ。
娘は居ないと回答されました。」
サモス「ほう。」(‥ )
部下B「また、学校側にも問い合わせたところ
担任教師からはそのような生徒は
知らないとのことでした。」
サモス「どういうことだ?
個人情報を書き換えることなど不可能のはず。」
サモス「フィジ国のスパイか?」
部下A「かも知れません。
カイに近づいたのも説明が付きます。」
サモス「フィジ国には個人情報を書き換える技術が
あるというのか。」(--;)
♪ウィーン (扉が開く)
国防軍総長が入って来た。
モカリス「状況はどうかね。」
サモス 「総長殿。
見ての通り、普通の学生のように見えますが。
素性がまったく分からないという奇怪なことが
起こっております。
アストロ人であると本人は主張しておりますが、
調べたところ住所も経歴もデタラメでした。
我が国で、個人情報を書き換えることなど不可能。
もしかしたらフィジ国のスパイの可能性が高い。」
モカリス「フィジ国は、メーティスを私物化している。
我々の知らない内に、情報を書き換える
技術を見つけたのかも知れん。
早急に対処する必要がある。」
部下A 「割り込んですみません。」
サモス 「どうした。」
部下A 「彼女らが隣の部屋に入室してからの
記録映像を見て頂きたいのですが。」
サモス 「奇妙な物でも映ってたか?」
部下A 「こちらです。
彼女らが尋問室に入ってから現在までの
部屋の様子になります。」
モカリス「部屋にだれもいないではないか!」
サモス 「データが削除されてるのではなく、
書き換えられてるということか。」(--;)
部下A 「はい。解析したところ、数時間前の
部屋の様子で上書きされてます。」( >_<)
サモス 「バカな。不可能だ。
直ちに彼女らを拘束せよ。」
♪ドーーーン。(爆発)
ここの軍事施設2階で大爆発が発生した。




