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2ー9 民間を守る者が民間を縛る。なぜ?

~~~ フィジ国とアストロ国の国境 ~~~~~~

お婆さんとの出会いは衝撃が大きかった。

もう遊園地で遊ぶ気分ではない。


若い女性「うーーーー。」( i_i)


今度は、検問所から大泣きしながら

20歳前後の若い女性が外へと飛び出して来た。

そして、くずれてしゃがみ混む。


周囲が彼女に注目するも見て見ぬふり。

ミューミューとサララは涙を拭き取り

彼女の側へと向かう。


サララ 「大丈夫ですか?」(o_o")

若い女性「うーーうーーー。」( i_i)


サララは崩れる女性を抱き抱える。


ミューミューは先ほどのお婆さんの事もあり

下手なことが言えない。

どんな言葉を掛けていいか迷う。

泣きながら飛び出したところを見ると

彼女も絶対に訳ありだ。

ミューミューには、黙ってただただ側にいて

あげる事しかできない。

女性は安心したのか、徐々に落ち着きを取り戻す。


若い女性「ありがとうございます。

     もう大丈夫です。」( ..)


若い女性は立ち上がる。


サララ 「お連れの方は?」

若い女性「一人です。」

サララ 「そうですか。一人で帰れますか?」


この女性の事情は分からない。

だが、ここに居るというこは、

理不尽な悩みを抱えているのだろう。

そう思うと、ミューミューの目頭が熱くなる。


若い女性「ふられたんです。」

サララ 「はい?」


若い女性「彼氏、アス国人なんです。

     3カ月ぶりに面会が叶ったと思ったら

     『別れよう』と言われました。」

サララ 「相手の方、酷い」(--#)


若い女性「連絡も取れない。会話は10分程。

     ガラス越しで手も握れない。

     そうだよね。

     こんなの恋人とはいえない。」


同情しようが、励まそうが、

彼女に刺さる言葉が2人には見つからない。


若い女性「死にたい。もうどうでもいいす。」

ミュー 「今はちょっと興奮しているから、

     もうちょっと冷静になりましょ。」(^-^;)


若い女性「ほっといて。」(#--)

サララ 「死ぬなんて言われたら、

     ほっとけないです。」(‥ )

ミュー 「国交断絶の理由が、アストロ国の内乱が

     原因らしいから、国内が落ち着けば

     また国交を再開しますよ。

     今は待ちましょ。」


若い女性「それいつの話よ。100年後?

     適当なこと言わないで。」

ミュー 「・・・」( ..)


ミュー 「私が、近いうちに出入国禁止を

     解除してあます。」

若い女性「バカじゃないの。

     あんた頭おかしいわ。」(#--)


女性は、お怒りになってこの場から走り去る。

ミューミューは、本気で変えてやると

思って発した言葉だった。

ミューミューとサララならば、本当に実現できる

権限を所有している。


だが、彼女には刺さる訳がない。

適当なことを言ってしまったと悔やみ、

更に落ち込む。


サララ 「ミューミューは悪くない。」(^-^;)


サララはミューミューを抱き締める。


ミュー 「彼女に悪いことをした。」( ..)

サララ 「うんうん。あれでよかったと思う。

     ミューミューの熱意は

     彼女に絶対伝わった。」


ミュー 「今ので。」

サララ 「今ので。」


サララ 「そして、悲しみから怒りに変わったでしょ。

     もう死のうとは思わないと思う。

     十分だよ。」

ミュー 「だといいな。」


警備員 「おい、動くな!動いたら打つぞ。」

ミュー 「次は何?」


後頭部に手を組み、膝立の状態でいる青年が見える。

彼の後ろに立つ、警備員が銃口を彼の背中に向けている。


彼は見るからにミューミューと

同い年くらいの若者だ。

人の良さそうな感じで、とても悪さをするような

人物には見えない。

そんな彼が、銃を向けられるなんて一体何事だ。


警備員 >>こちら101隊。仲間の1人を捕らえた。

     要請を頼む。


周囲にギャラリーが集まる。

ミューミューとサララは無謀にも

ギャラリーから飛び出し青年のところに近寄る。


警備員1「止まれ。貴様ら何者だ。」(#--)

サララ 「彼がいったい何したっていうのよ。」(--#)


銃を握る警備員に対して挑発的な言葉を

発するサララ。

ミューミューは動揺する。


ミュー 「悪いことをしたとしても、一般市民に

     銃を向けるなんてやりすぎです。」(^-^;)


もう、後には引けない。

ミューミューは青年と警備員の間に入り

左右に両腕を広げる。

撃つなら私を打ちなさいという態度だ。


サララ 「そうよ、武器も持ってないんだし。

     どうみても逃げられないでしょ。」


警備員1「今すぐ、そこをどけ!

     さもないと射殺する。

     これは脅しではない。」

サララ 「脅しでしょ。

     こんな大勢が見ている前で、

     丸腰の私達を撃てるの?」


ミューミューは警備員をにらみ、微動だにしない。

警備員は1歩下がり、片手から両手に銃を構え直す。

銃口をミューミューの心臓に合わせる。

回りにいるギャラリー達は、

警備員の正面に立つ少女が殺されると動揺が走る。


警備員1「この少年は不法入力国者だ。」

サララ 「で、彼が何をしたっていう訳?」


警備員1「お前達には関係ない。」

ミュー 「不法入国は確かに犯罪です。

     法に則って裁くべきでしょう。

     銃を向けるなんで非常識です。」


ミューミューはタグを使って彼の犯罪経歴を確認する。

『該当なし』という結果が出た。


ミュー 「彼の犯罪経歴を今すく確認してください。

     テロリストというのであれば

     私もここを引きます。」


銃を突きつけられても少女は一歩も引かず、

正論を言う姿に心の中で応援し始める。

青年は無言のまま微動だにしない。


応援要請によって、更に2人の警備員が駆け寄る。

追加の2人とも銃を構える。


警備員2「お前らは、そいつの仲間か?」

警備員1「2人とも事情聴取をする。

     両手を頭の上に乗せろ。」


警備員1は、依然とミューミューへ銃口を向けたまま。

いつ撃ってもおかしくない状況だ。

警備員2は、少年を立たせる。


ミューミューとサララは警備員1の命令を無視する。

警備員3がサララの腕を掴む。


サララ 「触らないで。」


サララは警備員3の太股に膝蹴りを入れ、

股の骨を折ってしまった。

激しい激痛で警備員3は倒れる。


それを見た警備員1は、動揺して

反射神経的に引き金を引いてしまう。


♪パーーン。(銃声)


だがミューミューの方が反応が早く、

打たれる前に銃口の先を手の甲で叩き、

発射された弾の軌道が、ミューミューの

肩の上を通り抜け、国境の壁に当る。


周囲のギャラリー達は、警備員の発砲に

よって四方に散らばった。


♪ウーーーー。(サイレン)


銃の発砲によって、検問所からサイレンが鳴り出す。


ミューミューは、警備員1が握る銃の本体を

チョップすると、銃が砕け一部が地面に落ちる。

もう使い物にならない。


続けて、ミューミューは警備員1のふくらはぎに

膝蹴りを入れる。

同時に、サララもまた警備員2に膝蹴りを入ると、

警備員1と警備員2は同時に仰向けに倒れる。


サララ「しらばらくじっとしてて」


サララは、青年を立たせるb。

青年は両手を手錠に掛けられたままだ。


検問所からは、更に1人の警備員が銃を

構えて飛び出して来た。

検問所に並んでいた一般市民も銃声によって散らばる。


サララ >>どうする?

ミュー >>隠れるところがないね。


検問所前は、噴水があるだけで、

遮蔽物のない広場だ。

見渡しもいい。


ミュー >>アストロ国へ逃げましょう。

サララ >>それしかなさそうね。


3人は検問所へと向かい出す。

幸いにも2000人近い人が散らばり、

いい感じで人混みの中にまぎれんだ。


倒れた、警備員1と警備員3は起き上がり、

ミューミュー達とは正反対の方を見渡す。


警備員 >>こちら101隊。少年を見失った。


警備員1と警備員2は、2人の少女も

目で探すが、どこにも見当たらない。


検問所内の国境を越えるゲート前に、

警備員が2人銃を構えて立っている。


♪パーーン。(銃声)


検問所前の人だまりを前にして、

警備員4は上空に向かって発砲する。


警備員4「全員、両手を頭に乗せて

     その場でうつ伏せになれ!

     逃げる者ば射殺する。」


その、人だかりが一斉にしゃがむと、

少年、少女の3人が姿を表し、警告を無視して

警備員4に向かって走って来た。


警備員4「止まれ。」


警備員4は銃を構えるが、明らかに無防備な

彼らを見て引き金を引くのを一瞬躊躇する。


ミューミューはその一瞬を見のがさなった。

一瞬で警備員4の真横に来て、

銃を構える手首を手刀で叩き、銃を落とさせる。

続けて、サララが足払いで彼を倒したのだ。


警備員4は、首を左右に回し銃を探す。

5m先にあるのを確認し起き上がる。


その合間に3人は認証ゲートに到達。

ゲートの左右に配置する警備員2人が、

ミューミューとサララを

それぞれ素手で捕らえようとするものの、

俊敏な動きで触れることさえできない。


青年は次々に起こる困難に頭が回らず、

少女2人の行動に合わせるので必死だった。

だが、検問所の認証ゲートへ辿り着いた時には

流石にこの状況で通過することは不可能で

あるとことを察し、捕まることを覚悟する。


ここで想像の斜め上を行く出来事が起こる。

認証ゲートが、赤から青へと変わり扉が開いたのだ。

目を疑う光景である。


少女2人はためらなくゲートを通り抜ける。

青年も後を追う形で恐る恐るゲートを通り抜けた。


警備員4は銃を拾い。

逃走する3人に銃口を向けるが、事は遅し。

3人はもう国境を越えてしまっていたのだ。

警備員4は銃を下ろし断念する。


青年は何が起こっているのか理解できない。

捕まる覚悟でいたのに、国境を越えてしまったのだ。

ここまで来れば、フィジ国側から発砲される

ことはない一安心である。


アストロ国警備員「止まれ!」


認証ゲート出口。

警備員4人が横一列に並び銃を構えている。

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