2-4 絶対に見つかってはいけない『かくれんぼ』
~~~ マス国:ラプラス城1階 ~~~~~
サララ「どうしよう、騎士団にお別れしてない。」(>_< )
ミュー「アリーシャは死んだんだから、
今更無理だよ。」(;^^)
サララ「残念だけど、仕方ないね。」(.. )
ミュー「騎士団はフィジ国の人達なんでしょ。
アリーシャが死んだとなれば、
帰国してくるよ。
どこかで会えるかもよ。
って会っちゃダメか。」(;^^)
サララ「ははぁ、ミューミューは面白ね。」(^_^ )
2人は会話しながら堂々と1階出口付近まで来た。
ここまで来る途中、運よく誰にも遭遇しなかった。
というか、城の中には2階監視室に2名、
7階制御室に5名、サララの騎士団5名の
計12名しかいないのだから。
大きなお城の中で誰かと会う方がまれなのだ。
だからと言って、誰でもうろつける所ではない。
各種センサーや監視カメラが至る所に設置してあるため
侵入者が居ればすぐに発見されてしまう。
それは、通常ならばの話だ。
ミューミューとサララが装着するタグは、強い権限を
所有してることにより、センサーや監視カメラの
データを改ざんすることが可能だ。
それにより、監視から逃れることが出来たのである。
だが、城の外は違う。
500名以上のフィジ国兵が城の周りを巡回している。
しかも2階の監視室からも庭全体が丸見えだ。
センサーはごまかせても人間の目は無理なのだ。
まぁ、仮に見つかったところで、
2人にとって逃げ切ることは容易い。
しかし、それによって第二の人生を送り始めた計画が
早くも水の泡になるのは明確。
なのでここで見つかる訳にはいかないということだ。
さぁ、困ったぞ。
ミュー「ここから先、どうしよう?
国境まで隠れる所、ないよ。」(;‥)
サララ「門まで1kmか。遠いなぁ。
見つかる自信しかない。」(^_^ )
城から門(国境出口)までは石畳でできており、
隠れらそうなところはほぼ存在ない。
そして、門を出た直線上にはフィジの検問所もある。
フィジ国に入るためには、両国の監視をすり抜け、
フィジ国の検問を突破する必要がある。
しかも、ナーシャとアリーシャとバレずにだ。
2人とも口には出さないが、ほぼ絶望的なミッション
であると認識している。
| (マス国) |
| 城★ |
| |
+ーーー+門+ーー+
+ーー+検問所+ー+
| |
| (フィジ国) |
ミュー「裏から出ようか?
監視室からは直視できないし。」(;^^)
サララ「えー、面倒臭くない?
結構歩くよ。フィジ国と反対方向だし。」(-- )
ミュー「そういう問題?」
サララ「見回りは裏にも居るから同じだって。」
ミュー「何かいい案ないかなぁ。」(..?)
サララ「フィジ国からの監視員交代を
狙えばいいんじゃない?
車に隠れて乗れば、ついでにフィジ国まで
乗せってってくれるよ。」(^-^ )
ミュー「ドラマの見過ぎ。
私達2人、どこに隠れるのよ。」( ^-^)
ミュー「大体、次の交代は10日後ですけど。
待てるの?」
サララ「待てない。」
サララ「じゃあさぁ。監視員を眠らせて、
そいつらの軍服を着れば堂々と
出ていけるんじゃない?」
ミュー「それもドラマの見過ぎだよ。
冷静に考えてみなよ。
監視員が目覚めた後どなると思う?
そもそも巡回ルートと違う道、
歩いた時点で疑われて捕まるよ。」
サララ「夜中はどう?
堂々と出ていけるんじゃ。」
ミュー「だめだよ。明かりが点灯するし、
見張りだって。24時間監視している。
今と変わりはないかな。」
サララ「じゃぁ、もう無理だよ。
面倒くさいから正々堂々と出て行きましょ。」
ミュー「もうちょっと考えようよ。ね!
きっと良い案があるって。」
サララ「わかった。
フィジ国からミサイル打ち込んで、
門を破壊させればいいんじゃない?
見張りは、門に集結するだろうから、
どさくさに紛れて外に出ていけるでしょ。
なんちゃって。」(^^;)
ミュー「それだ!」( *_*)
サララ「すみません。冗談ですけど。」(^^;)
サララ「ミサイルぶちこんだら犯人は私達にならない?」
ミュー「そういうことじゃなくて、サララのヒントで
門のセンサーを破壊すればいいんだって思った。
そうすれば、補修ロボが修理にいくでしょ。
いっしょに付いて行けいいなぁって。」
サララ「どういうこと?イメージがつなかいけど。
どうやって門を破壊するの?」
ミュー「言葉が足りなかったね。
門の外のセンサーが壊れたことにすればいいんだよ。
メーティスに指示を出せば、
ロボットを修理に向かわせることが出来るでしょ。
監視室の人達も修理には興味がないと思うから。」
サララ「なるほど。でも、どうやってロボットに
付いて行こうとしてる?
補修ロボって、私たちの身長の半分しかないよ。
2人が隠れるには無理があるような。」
ミュー「1人が、ぎり入れる部品ケースを2つ。
補修ロボに補修現場まで引っ張ってて
もらえば自然じゃない?ダメかな?」
サララ「どうだろう。
たかがセンサーを交換するのに
そんなデカい荷物を2つも運んで
怪しまれないかしら。
彼ら暇そうだから確認しに来そう。」
サララ「近寄れなくするとか。どう?
例えば人体に影響のある電磁波が出てるから
近寄らないように警告を出すとか。」
ミュー「笑える。部品交換なのに、なんでそんな
危険なもの運んでるのよ?
それこそバレバレだよ。」
サララ「だよね。」
ミュー「思ったけど、
もっとシンプルでいいんじゃないかな。
巡回兵の配置移動の時に実行するとか。」
サララ「それ、いいかも。
部品ケースを調べに来る可能性は低くなるね。
ミューミュー、頭いい。」
ミュー「部品ケースは頑張ってできるだけ
小さいのに入ろう。
サララの言うとおり大きいと不自然だし。」
サララ「もう1ついい?
修理している間、いつ部品ケースから出るの?
フィジ国の検問所からはバレバレですけど。」
ミュー「修理場所を検問所から見えない位置にすれば
いいんだよ。」
サララ「そっか、賢い。」
そもそもフィジ国入るのに、わざわざ検問所を
通る必要もないもんね。
国境の壁を飛び越えればいいんだから。」
ミュー「そうそう。外の監視カメラの前にわざと止めて、
はっきり見える位置で作業させれば、
監視室の人達も疑問に思わないでしょうし。」
サララ「なるほねぇ。それでやってみよ。
もしダメだったら、派手に暴れるまでだし。」
ミュー「お願いだからギリギリまでは我慢してよ。」
サララ「分かってますって。」
・・・
ミュー「楽しそうね。」
サララ「絶対に見つかってはいけない
『かくれんぼ』してるみたいじゃない?」
ミュー「急ごう!次の交代時間までそんなに時間がない。」
~~~ 国境沿い ~~~~~
| (マス国) |
| 城 |
| |
+ーーー+門+ーー+
★
+ーー+検問所+ー+
| |
| (フィジ国) |
2人は、マス国とフィジ国との排他区域にいる。
幅が15mほどある1本道だ。
排他区域は、他国と隣接するところに必ずあり、
主に他国への移動用として設けられている。
そして、ここはどの国の領土ではないと
国際法で定めている。
2人がここに居ると言うことは、
作戦は成功したということだ。
移動の途中で、修理ロボが故障により交代する
波乱はあったが、その後は何事もなく
拍子抜けするほどうまく行った。
もしかしたら心配しすぎだったのかも知れない。
そして、今に至る。
2人は15mもある、フィジ国の国境壁を眺める。
ミュー「ここから先がフィジ国か。楽しみ!」
サララ「ケーキが食べたい。」
ミュー「うふふ。サララって面白いね。
これからの旅が楽しそう。」




