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2-2 別人として生きます ★人類滅亡まであと60日★

■■■ 人類滅亡まであと60日 ■■■■■■■

ナーシャ (どこ!ここ?

     ヤバい、何も見えない。

     身体が動けない。

     私、どこかに閉じ込められてる!) (-_-;)


少女はうつ伏せの状態で倒れていてる。

背中に壁、腕や足にも何かが当たって身動きが取れない。

起き上がることも左右に移動させるもできない。

どこかに閉じ込められてるというよりかは、

狭い場所に入って動けなくなった印象だ。

とにかく、真っ暗で周囲がどうなっているか分からない。

そして、なぜ自分がこんなところに居るか思い出せない。


幸いにも右腕だけは当たるものがなく

水平移動なら自由に動かせそうだ。

暗闇の中、恐る恐る右腕を伸ばし、

ここから抜け出すヒントを探し始める。


ナーシャ「きゃっ!」(>。<)


ナーシャ(やだー。動物みたいなのに触った。)


動物のようなものに触れた感触を得た。

彼女は勇気を振り絞って、もう一度、

それが何なのか確かめる。


ナーシャ(これ、人の腕だよね!

     他にも閉じ込められている人いるのかしら?

     協力すればここから出られるかも。)


ナーシャ「すみません。」(>_<)


彼女は見知らぬ人に声を掛け助けを求める。

同時に腕を揺すってもみるが、

まったく反応が返って来ない。


ナーシャ(死んでるの?)


よくよく確認すると、握っている細い腕が冷たい。


ナーシャ「キャッ。」(>_<)


ナーシャ(やだー!私、死人と一緒にいる。

     怖ーい。出たい。出たいよー。) (T_T)

ナーシャ(もしかして、ここ棺桶の中?)


ナーシャ「だれか!だれか居ませんか?

     私、生きてます。

     誰か開けてください。」


・・・


反応が全くない。

周りが真っ暗で何も見えないし、隣には死体がある。

恐怖で頭がおかしくなりそうだ。

そもそも、ここは無音で近くに人が居る気配を感じない。


ナーシャ(もしかして、火葬場?

     私、これから焼かれちゃうの?

     怖いよ。) (T_T)


ナーシャ「きゃーーーーー!」\(>_<)/


隣の死体が動いた。

思わず大声を出してしまった。

あまりの恐怖に彼女は両方の腕を胸元まで持ってきて、

力一杯地面を押す。

すると背中の壁が一瞬だけ持ち上がった。

そのとき四方からうす暗い光が差し込み

はっきりとは見えなかったが、

自分が瓦礫に中にいることを理解した。

通りでホコリっぽい訳だ。


少女は、笑みを浮かべる。

自分の左腕にタグが付いているのを確認したのだから。


ナーシャ(私、生きてた。この世界に戻ってこれた。

     神様ありがとうございます。)


少女はなぜこんなところで閉じ込められてるか

状況を整理する。

爆発によって、アリーシャと共に地下に落ちた

ことを思い出す。

今居る場所は、マス国の地下だ。

ということは隣に居るのはアリーシャ。


ナーシャ>>ネロ!アリーシャは生きてる?

ネロ  >>生きております。


ナーシャは安堵する。


ナーシャ>>私、瓦礫に閉じ込められてる。

ネロ  >>はい、把握しております。

ナーシャ>>出る方法ある?

ネロ  >>情報が不足しております。

     脱出方法を見出せません。

     無理に出ようとすると、瓦礫が崩れ

     押しつぶされる危険性があります。」


少女にはもう恐怖心はない。

タグがあれば怖いものはないから。

背中の瓦礫が持ち上がったのも確認で来た。

自分1人だけならなんとか抜け出せそうな感触である。

だが隣にはアリーシャがいる。

アリーシャと共にここを出たい。

さてどうしものかと考える。


アリーシャ「やだー。何も見えない。」(‥ )?

ナーシャ 「アリーシャ!落ち着いて。」


よかった。アリーシャが目を覚めてくれた。


アリーシャ「だれ?」

ナーシャ 「ナーシャ。ナーシャだよ。

      危ないからじっとしてて。」( ^^)


アリーシャ「ナーシャなの?」

ナーシャ 「そうだよ。落ち着て聞いて。

      私達、地下に落ちて瓦礫の下敷きになってるの。

      下手に動くと崩れるから。」


アリーシャ「わかった。でも真っ暗で怖い。」

ナーシャ 「怖くないでしょ。」


ナーシャは、アリーシャの手を握る。

右腕だけ動かせてよかったことに感謝する。


ナーシャ 「よかった。

      アリーシャが生きててくれて。」( ^_^)

アリーシャ「ごめんね。」(.. )


ナーシャ 「その話しは後。

      今はここから出ることを一緒に考えましょう。

      アリーシャは怪我とかしてない?」

アリーシャ「ども痛くないから大丈夫。

      ナーシャは?」

ナーシャ 「私も大丈夫。怪我してないよ。」


アリーシャ「どうやってここから出るの。」

ナーシャ 「とりあえず、2人で協力してゆっくり

      持ち上げてみようか?」


アリーシャ「動くの?」

ナーシャ 「さっき動くの確認したから

      2人ならいけると思う。

      光が差し込んで来るから

      周囲を観察して脱出方法を考えましょ。」

アリーシャ「ほんと!じゃあ、やみる。」


ナーシャ 「1、2、3で行くよ。」(^_^ )

アリーシャ「はい。」


ナーシャ、アリーシャ「1、2の3」


アリーシャは仰向けのまま、ベンチプレスを持ち上げる

かのように腕をゆっくりと伸ばし瓦礫を持ち上げる。

ナーシャはうつ伏せで、腕立て伏せをするかのように

背中の瓦礫をゆっくりと持ち上げた。


光が差し込み、薄暗いけどもが身の回りを

見ることが出来た。


ナーシャ 「私出れそうだけど。先出てもいい?」

アリーシャ「押さえているからいいよ。」


ナーシャ 「一人で平気?」

アリーシャ「平気平気。ダメだったら言うから。」


ナーシャ 「さすがバカ力ね。」

アリーシャ「バカにしてる?」

ナーシャ 「してない、してない。」


ナーシャは、四つん這いで背中の瓦礫を押し上げながら

前へと進み、中腰で立てるところに出た。

その場所も安全とは言えない。

頭上には瓦礫が山積みで、外には出ていないからだ。

両手を使って、アリーシャが持ち上げている

瓦礫が下がらないよう支える。


ナーシャ 「いいよ。早く出ちゃって。」


アリーシャは、仰向けのまま、頭上を注意しながら

足を動かし滑るようにして出てきた。

アリーシャが完全に出たのを確認して、

瓦礫が崩れないよう、ゆっくりと支えていた物を降ろす。


アリーシャは、上半身をお越しナーシャに抱きつく。


アリーシャ「よかった、私たち生きてる。

      私たち、生きてるよ。」( i_i)

ナーシャ 「アリーシャと、もう一度会えてうれしい。

      あんな状況でお別れしたくなかった。」(i_i )


アリーシャ「ごめんね。ごめんね。」(i_i )

ナーシャ 「私は大丈夫だから。忘れよう。」( ^_^)


アリーシャ「どうしよう、取り返しのつかないことをしちゃった。

      一生掛かっても償いきれない。」

ナーシャ 「聞いて!これは夢なの。

      確かに兄が亡くなった時は悲しかったけど。

      夢の世界だから罪になるとかないから。

      だれも悪くないの。」


ナーシャ 「私、アリーシャとお友だちになりたい。

      私のこと嫌い?」

アリーシャは左右に首を振る。


アリーシャ「私もナーシャとお友だちになりたい。」

ナーシャ 「ならやり直そうよ。」


ナーシャ 「ナーシャとアリーシャはここで死んだの。

      今から私たちは別の人間として生きて行くの。

      だから、兄の事とかもう関係ない。」

アリーシャ「私はかまわないけど、

      ほんとうにそれでいいの?」


ナーシャ 「いいのいいの。もう辛いのはいや。

      この国を出てさ、今度は普通の人になって

      この世界を楽しもうよ。」

アリーシャ「そうね。王宮以外知らないから。

      よその国を見て見たいのはあるけど。」


ナーシャ 「でしょ!この世界の食べ物とか

      ファッションとか気にならない?」

アリーシャ「でも死んだことにしていいのかな。」


ナーシャ 「いいでしょ。最後に残った2人なんだから。

      国に2人しか居ないなんて寂しいだけだよ。」

アリーシャ「確かに。一般市民の方が楽しめるかも。

      でも、どこへ行く?」


ナーシャ 「全世界を回ろうよ。

      とりあえず、兄からの言付けで、

      テレスという人にデータ渡してって

      お使い頼まれているから

      フィジ国にでも行ってみようか。」

アリーシャ「フィジ国か。

      エンターテイメントの国って聞いてる。

      人がいっぱいいるんだよね。楽しそう。

      ちょっとだけワクワクしてきた。」


ナーシャ 「まづは、名前を変えよう。」

アリーシャ「なんで?」


ナーシャ 「だって、私たちは今から別人として

      生きていくんだよ。」

アリーシャ「そっか。」


ナーシャ 「学校の友達になんて呼ばれている?」

アリーシャ「サララって呼ぶ人が多いかな。」


ナーシャ 「じゃ、私もサララって呼んでいい?」

アリーシャ「そう呼んでくれた方が実はしっくり来る。」


ナーシャ 「私は。

      学校の友達は、ミューミューって呼んでる。」


サララ「私もそう呼ぶ。ミューミュー。」

ミュー「サララ。」


サララ「なんか恥ずかしんですけど。ミューミュー。」

ミュー「すぐ慣れるよ。サララ。」

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