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3-31 発光炉防衛戦③

~~~ 第3発光炉 ~~~~~~~~~

調査団団長は、戦闘隊長の額に銃口を向けている。


調査団団長「ハハハ。冗談だ。」(^0^ )

戦闘隊長 「ならなぜ、銃を下ろさない。」 ( --)


調査団団長は、戦闘隊長の額に銃口を向けたまま態度を変えない。

時間が止まったかのように2人は微動だにしなかった。


調査団団長「そいつはこっちの台詞だ。

      何を握ってる。」


戦闘隊長は、バレたかという顔をして、

握り持っていたものを見せる。

そもそも、隠しているのを悟らせるように持っていた。

でないと交渉に使えないのだから。

周囲の兵は、戦闘隊長の握りこぶしに注目する。


調査団団長「自爆する気だったか!」(^^ )


調査団兵および傭兵が半歩あとずさりする。

戦闘隊長が見せたものは、爆弾の起爆スイッチだった。

団長はそれを知っている。

周囲にある武器の1つに目が行き、あれが爆発するのかと認識する。

被害範囲は300m、逃げても無駄であると悟る。


調査団団長「どうしたらそれを渡してくれる?」(-- )

戦闘隊長 「それは出来ない相談だ。」


調査団団長「なぜだ!」

戦闘隊長 「もう、貴様は信用できん。」


緊張は更に高まる。


戦闘隊長 「オレはかまわんが、こうしてていいのか?

      お前のお気に入り(少女)が、近づいてるぞ。」( ^^)


調査団団長「銃を下げろ!」(--#)

調査団兵は、その場で銃を下ろす。


戦闘隊長はそれを確認すると、無言で左腕をあげる。

その合図を見て、傭兵全員も銃を下げた。


続けて調査団団長も銃を胸元へと戻す。


とりあえず、その場の緊張は溶け、

一触即発の危機から解放された雰囲気が漂う。


戦闘隊長は無言で左腕で何かジェスチャする。

すると傭兵の3人がこの場を離れた。

その行動に調査団団長は気にすることはない。

第一優先は、戦闘隊長が手にしている起爆スイッチだ。


調査団団長「さぁ、これでどうだ。」('_' )

戦闘隊長 「我々はこのまま引き上げさせていただく。

      お前たちが下手なまねしなければ起爆することはない。

      こいつが制御できるのは300mが限度だ。

      要するに我々が300m離れれば、

      お前たちも安心できるということだ。」( --)


♪ギギギー


車が3台到着する。

この場を離れた3人の傭兵が、車を取りに行っていたようだ。

戦闘隊長が顎を右斜め上に振ると、傭兵達が一斉に車へと乗り込む。


調査団団長「ところで、おとなしくお前たちを見送れば

      何もしないという保証はあるのかね?」(-- )

戦闘隊長 「保証もなにも300m圏内で、

      こいつを起爆したら我々も無傷ではいられない。

      そういうことだ。」


調査団団長「さっさとどこへでも行け!」(--#)


最後の1人である戦闘隊長も車に乗り込み、

3台の車が同時に走りだす。


調査団団長も戦闘隊長もお互いに信用はしていない。

300m離れるまで、油断はできない状況だ。


戦闘隊長の言う下手まねとはどこまでの行動を指すのか分からない。

相手は、修羅場をくぐり抜けて来たつわものだ。

調査団兵は、ただただ微動だにせず、

離れて行く傭兵の一行を見ているしかなかった。


傭兵の連中と十分距離を取ったところで、団長が動き出す。

それを見て、各人も自分の持ち場へと移動する。


調査団団長「作業の方はどうなっている。」

技術者1 「施設の機器をONさせ、安定稼働が確認できました。

      これより3番炉にて、燃料棒を保管庫から取り出し

      炉心に投入する作業を開始します。」

調査団団長「急げ!。」

技術者1 「かしこまりました。」


調査団団長「軍の進行はどうなってる?」

戦闘員A 「ウイングで移動されておりますので、

      そろそろアルファ機(偵察機)に反応があるとかと。」


調査団団長「まだ反応はないんだな!」

戦闘員A 「たった今、アルファ機からの通信が途絶えました。

      故障したか、破壊されたものと思われます。」


調査団団長「あの小娘か!」

戦闘員A 「上空からの監視はできなくなりました。」


調査団団長>>全員戦闘準備。敵軍が来る。

      相手はたかだか5、6人程度。

      大した武器も装備していない。

      恐れることはないぞ。

全戦闘員 >>了解


戦闘員B 「敵軍が現れました。距離およそ3km。」

調査団団長「もう来たか。地対地ミサイルを配備。

      2km圏内入ったら一斉に攻撃せよ。」

戦闘員B 「了解。」


調査団団長>>発光炉の稼働は進んでいるか?

      一向に作業音が聞こえんのだが。

技術者1 >>問題が発生しております。

      燃料棒を移動させるクレーンが

      破壊され動かせません。


調査団団長>>復旧は可能か?

技術者1 >>6時間あれば。


調査団団長>>時間の無駄だ。保管庫を破壊して、炉に落とせ。

      どうせ上から下へ入れるだけだろう。

技術者2 >>横からすみません。それは危険です。

      炉心が破損する可能性がありますし、

      炉心に入らずこぼれる物や、保管庫に残る物が

      出てきます。


調査団団長>>そうなったらどうなる?

技術者2 >>100年は人が3番炉に入ることが出来なくなります。

調査団団長>>一度点火したら止める必要はない。


技術者3 >>団長殿。本国とのケーブルの設置が整いました。

      チェックも完了しております。

調査団団長>>OK.いつでも光力を送れるのだな。


調査団団長>>保管庫を破壊せよ。

技術者2 >>稼働停止の確認ができない限り、

      稼働させてはいけません。


調査団団長>>お前は何者だ!さてはクレーンを破壊した者か!

      今の技術者を捕らえよ。

技術者1 >>逃げられました。


調査団団長「だれか捕まえに行け!」

戦闘員C 「私が参ります。」


調査団団長「軍の方はどうなっている?」

戦闘員B 「それが3km先から近づいて来る気配がありません。

      その場に留まっております。

      こちらを警戒しているのでしょうか。」


戦闘員A 「生物センサーに反応あり、2km先11時の方向から

      何かが近づいてます。」

戦闘員B 「確認しました。敵軍の少女です。

      ウイングに乗らず、身の身体で走って向かって来てます。

      武器の所持は見受けられません。」


調査団団長「一斉攻撃!」


♪バリバリバリ (銃音)

♪プシュー (ミサイル発射音)


6名が、サララに向けて攻撃。


戦闘員B 「時速60kmで進行中。20秒ほどで到達します。」

調査団団長「60km?なんとしても、ここまで来させるな!」


技術者1 >>団長!破壊の準備が整いました。

技術者2 >>やめろ!大地震が起こるぞ。


調査団団長>>嘘を付くならもっと分からないように言え!

      お前、技術者だろう。

技術者2 >>私は生物学者のテレスだ。


調査団団長>>テレス?バカな。こんなところに居るはずがない。

技術者2 >>本物だ。大地震が起こるからやめろ。


技術者1 >>団長!破壊していいのでしょうか?

調査団団長>>かまわん。やれ!

技術者2 >>やめろ。フィジ国にも影響がでるぞ。


調査団団長>>地震がなんだというんだ。

      珍しくもなんともない。実行しろ!

技術者2 >>やめろ!


♪ドーーン


技術者1 >>団長!成功です。

      しかし、燃料棒が全て炉心に入ってしまいました。

      3分の2は破棄しないと炉心が耐えられません。

調査団団長>>クレーンが使えないのでは仕方ない。

      もったいないが、ドッグに落とせ!

技術者1 >>かしこまりました。


ドッグとは、地下3千メールにある燃料棒の廃棄場のことである。

本来ならは、使い切った燃料棒を破棄する場所となっている。


調査団団長>>テレスと名乗る偽物を捕らえよ。

戦闘員B >>了解。


戦闘員A >>少女が施設内に侵入しました。


♪ヒューーー、バーーン。


サララの撃ったものが、上空に青色の煙で広がる。


戦闘員B >>敵ウイングが、接近を開始しました。

      約2分ほどで到着する模様。


戦闘員4名が銃を構えて後ずさりして団長の前へと現れる。

何事だと、団長の視線が銃口を指す先に焦点を集中させる。。

その先に居たのはモニタで見た少女だった。


サララ「見つけた!

    あなたがここのリーダーのジャックね。」(^_^ )


4名の戦闘員がサララに銃口を向けている。

その距離2メートル。

さらに6メール後ろに団長が立っている。


サララ >>こちらミスト1。

     敷地内には総勢21名の侵入者がおり、

     武装しているので気を付けること。

     負傷させても構いません。

     できるだけ殺さず捉えること。

ウィリー>>こちらミスト2。捕らえた兵は如何いたしましょう。


サララ >>そうね。手錠を掛けて、監視塔1階ロビーに

     集めましょう。

     ファルカ!制御室1階ロビーの監視をお願い。

ファルカ>>ミスト6。了解。


サララ >>プラスは、施設から逃げ出す者がいないか

     門の外で待機。

     全員捕まえるわよ。

全隊員 >>了解。


♪ビーン


戦闘員の1人がしびれを切らしサララへ発砲する。

サララは手のひらで弾を吸収する。

その光景にここの全員が度肝を抜かれた。


サララは、撃った戦闘員の正面へ瞬時に移動し、

回し蹴りを入れると、その戦闘員は10m先へと吹き飛ぶ。

うつ伏せの状態でピクリとも動かない。


少女は、両手に武器を持ってない。

武器を装備している気配もない。丸腰の状態だ。

見た目は十代の少女。

特に筋肉がある訳でもなくきゃしゃな体系だ。


少女のキックなど、痛くもかゆくもないように思える。

だが、現実は戦闘員の1人が10m飛ばされた。


そもそも手のひらで弾を受け止めるとか理解ができない。

今の状況を目撃した全員が悟る。

少女を倒すことは不可能だと。


残り3人の戦闘員は逃げ出してしまった。


サララ  「あらら。可哀そうに。あなた見捨てられたわよ。」

調査団団長「お前、人間なのか。」


今になって、戦闘隊長の言葉が走馬灯のように蘇って来る。


サララ  「初対面で失礼な人ね。見ての通りJKよ。」

調査団団長「JK?そんな生き物知らん。」


団長は、意味がないとは分かりつつも

少女に銃口を向けている。


サララ  「数々の国際法を無視してどう説明されるか楽しみね。

      まづは、部下全員に降伏するよう命令しない。」(^_^ )

調査団団長「何がおかしい。」( o_o)


サララ  「この状況、映画みたいだなって、思って。」(^_^ )

調査団団長「いかれてやがる。」( o_o)


彼らにとってはここは戦場であり、生きるか死ぬかの境目。

だが、サララはというと最悪死んでもいいと思っている。

どちらかというと、ゲームの世界にいるという感覚でいるのだ。


突然サララの足元に手榴弾が転がる。

サララは無意識で、蹴り返してしまった。


サララ「あ!ごめん。逃げて!」


♪バーン。


サララが蹴り返した手榴弾が爆発し、戦闘員2人が倒れる。


サララ「早く、部下に降伏するよう命令しない。」(--#)


サララは団長に振り向き返すと、立っていた場所に居ない。


サララ「あれ。」(‥ )?


探すと逃げていた。


サララ「ちょっと、逃げないで。」


ジャンプすれば追い付ける距離だ。

飛ぼうとした瞬間。


♪ガタガタガタガタ。


大きな揺れが発生した。地震だ。

揺れが大きい。立ってられなほどだ。


ポポ >>3番核融合炉が危険です。

    監視塔への非難をお勧めします。

サララ>>こちらミスト1。全隊員に告ぐ。

    戦闘を中止し、監視塔へ非難せよ。


サララ以外は、ウイングに乗っている。

地面が揺れても問題なく移動は可能だ。


監視塔の場所は、門から近く、幸い全員周辺にいたため

ほぼ同時に集合することができた。


~~~ 第3発光炉:監視塔 ~~~~~~~~~

揺れば徐々に小さくなっては来ているが揺れ続けてはいる。

あの大きな揺れで3番炉が爆発しなくてよかった。


1階ロビーを見渡す。

メンバー全員の安否を確認し安堵する。


調査団の16名は確保できた。

中には重傷者もいるが全員生存している。

隊員達は、監視と怪我人の応急処置の対応をしていた。


団長を含む残り5名がどこかにいる。

少なくとも外に出るには、監視塔の前を通る必要がある。

ということは、残りの5名は施設内のどこかに

隠れていることを意味する。

もう袋のネズミだ。

振れが治まれば、ゆっくり探せばいいことである。


サララは、ゴールが見え勝利を確証する。

ミューミューが駆け付ける前に終わらせられる。

残り5名は、ミューミュー用に残しておいた方が

いいかかもと考えていたところ。

ふと、人の気配を感じ、振り向く。


サララ「なに!」(‥ )?

テレス「ハニー!

    久々の再会だね。会えて嬉しいよ。」ヽ(〃^O^〃)ノ


テレスは両手を突き出し、抱き締めてあげるというジェスチャをする。

サララは一歩下がっる。


建国祭でのテロ首謀者であり、指名手配中のテレスが

突然サララの目の前に現れた。


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