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3-30 発光炉防衛戦②

~~~ 第3発光炉 ~~~~~~~~~~~~

調査団団長「この小娘は何者だ。」(--;)

戦闘隊長 「自己紹介の通り、軍人だろ。」

調査団団長「バカ言うな子供じゃないか。」(^0^ )


2人は、見張りから送られてくる映像を見て、

相手の素性を確認している。


戦闘隊長 「あの容姿で隊長だ。

      軍が彼女をここへ送り出したってことは

      相当ヤバイ奴だってことだ。」


調査団団長「おいおい、面白い事いうな。

      あんな小娘が軍人なものか。」(^0^ )

戦闘隊長 「本気で言ってるのか!」(#--)


戦闘隊長 「ここは少女がふと遊びに来れるような場所じゃない。

      ましてや、どうやったか分からんが、

      我々のセキュリティ回線を突破して逆探知して来た。

      警戒した方がいい。」

      

調査団団長「どうした!百戦錬磨のお前が、

      あんな小娘にビビったか。」(-。- )

戦闘隊長 「あんた、バカか?

      武器を所有した敵兵を前に、無防備で堂々と

      姿を表した奴なんて今まで見たことあるか?

      しかも何の恐怖心も持ってない。

      むしろ、その状況下でも勝てるという笑みだ。

      オレの直感が警告している。」(#--)


調査団団長「ハハハ。そりゃ子供だ。

      武器など持っている訳なかろう。

      お前!戦闘のし過ぎで一周回って

      感覚がおかしくなったんじゃないか。」


・・・


調査団団長「どうした。映像が送られて来ないではないか。

      こんな時に通信機が壊れるとは。」

戦闘隊長 「彼女が破壊したか、通信を遮断したのだろう。」

調査団団長「そんなことできるものか。」


戦闘隊長は、小型偵察機の映像へと切り替える。

その偵察機は、直径10cmほどの大きさで

サララから4km離れた上空1000mの位置で監視している。

音声は当然ないが、レンズの性能はいいため、

はっきりとサララ達の姿を捕らえている。


映し出された映像は、容赦なく少女へ無数の弾丸を

浴びせているところだった。


調査団団長「ハハハ。やり過ぎだろう。

      可哀そうに、これじゃ骨一つ残らん。

      仲間も恐怖で反撃で出来ないでいる。

      滑稽だな。」(^0^ )


・・・


調査団団長「どういうことだ?

      小娘は怪我一つしとらんではないか!」(--#)

戦闘隊長 「アス国のウイングは、自軍に弾があたらない

      機能を持っているか?」(;--)


調査団団長「バカな!無抵抗な子供を殺害するのに

      ちゅうちょしただけだろう。

      何をしてる。早く殺せ!

      どうしたら見張りに連絡できる!」(--#)

戦闘隊長 「冷静になれ。あの撃ち方をして、逆に外す方が難しい。

      オレには出来ん。」


調査団の構成は、戦闘要員40名、技術者10名、

調査団団長を含め総勢51名からなる。

戦闘要員のうち30名は、外部から雇った傭兵で

戦闘隊長も雇われの一人である。


調査団代表「ダメだ。連絡が取れない。何をためらっている。

      なぜ、攻撃しない。」


・・・


調査団団長「どうした?

      おいおい、寝返ったか。

      一緒に付いて行くとは、どうなっとる!」

戦闘隊長 「恐らく、ウイングの制御を乗っ取られて

      彼らは手出しができなくなったのでは?」


調査団団長「なるほど。確かにそれだと説明がつく。

      今直ぐ、ミサイルの準備をしろ。

      目標はあの場に居る全員だ!」


戦闘隊長 「オイオイ。仲間を殺す気きか。」

調査団団長「この状況ではやむ終えん。他に手はない。」


戦闘員A 「3発の発射準備が整いました。」

調査団団長「発射。」

戦闘隊長 「まじか。」


3発の巡航ミサイルが発射された。


~~~ サララ側 ~~~~~~~~~~~

プラス「隊長、ミサイルが3発向かっています。

    約90秒後に到達する模様。」


サララの隊員であるプラスとルジャンは、

発光炉からの増援が来るかもしれないと想定し、

50m上にカメラを飛ばし、襲撃を監視してい居た。


サララ>>ポポ。全員助ける方法って、ある?

    ウイングのミサイルで当てるとか。

ポポ >>ミサイル同士で当たる確率は50%です。

    巡航ミサイルは高度が低いため、

    当たったとしてもここに居る全員が

    爆風の被害に合う可能性は高いです。

    無傷でいられるのはサララ様のみかと。

サララ>>じゃあ、私だけ追うようにするとかできる?

ポポ >>なるほど、ダミータグ使えば可能です。


サララはウイングから降り、背負っている4つの小型ミサイルに

1本づつダミータグを張り付けた。


サララ>>こちらミスト1。

    全員ウイングに乗ったまま、そのまま

    うつ伏せになって爆発に備えてください。

隊員 >>了解


サララは作業しながら指示を出す。


サララはウイングに乗り込むと同時に、右に90度振り向き

全速で走り出す。

と同時に、背中のミサイルが移動し、左右の肩にセットされ、

最初の2発が飛び出す。続けて、残りの2発も

進行方向まっすぐに発射された。


サララが走り出したことにより、巡航ミサイルの3つが、

サララの方へと軌道をそらし始める。


サララに反応したのか、ウイングから発射したミサイルに

反応したのかは分からない。

少なくとも隊員への直撃を迂回できたので安堵する。


向かって来る3つミサイルの内、2つは更に軌道を変え、

ウイングのミサイルへと追いかける。

だが、残る1つは依然とサララを追跡する。


ポポ >>ロックオンされました。20秒後に直撃されます。

サララ>>死ぬ?


ポポ >>直撃なら死ぬ可能性は99%です。


サララ(それって死ぬってことじゃん。

    やばい。ダメかなぁ。

    ごめん、ミューミュー。あ!)


サララ>>ビー(小型爆弾)持ってるけど。使える?

ポポ >>ミサイルの型式は判明しております。

    ビーを使えば爆風を軽減することは可能です。

    サララ様が助かる可能性は90%です。


ビーは、爆心地から直径3m以内は無風で、

3m~100mを高温の爆風で破壊する携帯用爆弾である。

これを使って巡航ミサイルの爆風を相殺させようとしている。


サララはビーを手に持ち、いつでも起爆できるよう

指をスイッチに乗せる。


サララ(ありがとう、ミューミュー。

    またこの爆弾が役に立ちそう。)


サララ>>起爆のタイミングを任せます。

ポポ >>お任せください。


ウイングが停止し、サララが飛び出す。

地面に落ちると一回転して、うつ伏せになる。

そして、起爆スイッチを押す。


♪ドーン。


巡航ミサイルがウイングに当たり、大爆発を起こす。


サララ>>なんとか助かったみたいね。

    隊員達は大丈夫?

ポポ >>確認できませんが、被害範囲は500mであるため

    大丈夫だと予想されます。


煙で視界が悪い。1m先も見えない状況だ。


♪ドーン。

♪ドーン。


サララ「きゃっ」


続けて、もう2つの巡航ミサイルもウイングのミサイルに

見事命中し爆発する。


サララ(びっくりした。もう!)(>_<")


ウイングから放たれた4つのミサイルの内、

2つは巡航ミサイルによって破壊され、

もう2つは、爆発の巻沿いを食って誘爆した。


サララ>>ミサイルまた飛んで来る?

ポポ >>可能性は高いです。


サララ>>ビーはもうないから防ぐ方法はないよね?

ポポ >>サララ様が発光炉を急いで目指せばいいかと。

    調査団に近づけば近づくほど、自分達も被害が出るので

    先ほどのミサイルは撃ち辛くなると思われます。

サララ>>わかった。そうするよ。私のウイング使える?

ポポ >>粉々に破壊され使えません。


サララ>>隊員達と連絡を取る方法はある?

ポポ >>距離があるため、連絡は取れませんが、

    ダミータグを使えばメッセージを伝えることは可能です。


サララ>>ならそれで。

ポポ >>音声を録音します。どうぞ。


サララ>>「全隊員に告ぐ、第3発光炉を目指して全速で進撃せよ。」


ポポ >>録音しました。


1本のダミータグが、煙の中を飛んで行く。


サララもまた、立ち上がり第3発光炉目指して走りだす。

走ると言っても、反重力シューズの力をかり、

時速60kmで飛ぶようにして進んでいく。


目的地はまで20kmある。

少なくとも20分は掛かる計算だ。

もう一度、ミサイルを打って来る可能性は非常に高い。


サララ>>ポポ。調査団がまたミサイルを打って来るかも

    知れないから、防ぐ方法を考えて。

ポポ >>了解しました。


~~~ 第3発光炉 ~~~~~~~~~~~

調査団代表は、ミサイルがサララに当たったのをモニタ越しに確認した。

だが、数秒も経たないうちに、風向きが悪く、

立ち上る爆発の煙が、偵察機を飲み込み状況が掴めなくなる。


調査団団長「くっそ。少女にしか当たらなかったか。」(>_<")

戦闘隊長 「恐らく少女の隊員達と味方の見張りは無事だろう。」


調査団団長「2カ所にミサイルを撃つ。

      隊員グループをマークA、見張りグループマークBとする。

      急いでセッティングしろ。」

戦闘員A 「マークABともに位置が特定できません。

      予測で撃ちますか?」


調査団団長「いや、視界がクリアになるまで待て。

      そんなに時間は掛からんだろう。」

戦闘員A 「了解しました。」


戦闘隊長 「しかし、分からんな。」(?..)

調査団団長「何がだ。」


戦闘隊長 「なぜ、我々のミサイルが奴らのミサイルを追いかけたのだ。」

調査団団長「確かに、人かウイングしか追いかけないはずだ。」


団長の予想通り、数秒で視界が鮮明となる。

そして、モニタにサララが乗っていたウイングの残骸が映し出される。


戦闘員A 「マークABともに位置を確認しました。

      マークAはこちらに接近中。」

調査団団長「ハハハ。バカな奴らだ。

      またミサイルを打たれるとか考えんのか。」


戦闘員A 「別でこちらへ近づいて来る物体があります。」(;--)

調査団団長「映しだぜ。」


サララが走っている映像が表示された。


戦闘隊長 「すげーな。よく防げたものだ。

      あの女、かなりのやり手だ。」

調査団団長「関心してる場合か!実はウイングに乗ってなくて

      遠隔操作してたんじゃないのか!」


戦闘隊長 「だとしても、怪我をしてないのは説明つかない。」

調査団団長「どういうことだ!」


戦闘隊長 「少女がウイングに乗って移動する所は見ていた。

      場所は平野だ。隠れる場所などない。

      我々が見逃すとしたら爆発する寸前くらいだ。

      あのスピードでウイングから飛び降りたら怪我をするし、

      爆風にも巻き込まれていたはず。」

調査団団長「服が汚れてないではないか。

      最初から乗ってなかったとしか思えん。」


戦闘隊長 「なら、あの場所を単独で走っているのはどう説明する?

      ウイングの残骸からこちらに向かって来てるとしか

      思えんだろう。」(#--)


調査団団長「こんな議論はもういい。

      目的はそこではない。」


調査団団長「10発撃ち込め。さすがに逃れられんだろう。」

戦闘員A 「了解しました。準備致します。」


~~~ サララ側 ~~~~~~~~

ポポ >>敵の巡航ミサイルを阻止する方法が見つかりました。

    偵察機を破壊すれば、目標をセットできなくなると予想されます。


サララ>>隊員に偵察機を撃ち落としてもらおう。

ポポ >>まだ、連絡が取れる距離にはありません。


サララ>>あと何分で合流できる?

ポポ >>30秒ほどで会話できる距離に来るかと。


サララ(それまで待つか。でも出来るだけ急がないと。

    次、撃たれたら逃げ切れるか分からない。)


サララ>>ダミータグで偵察機を破壊することはできる?

ポポ >>いえ、不可能です。


サララ>>そうだ!OTM社で拾ったタイマー式の爆弾持ってるけど。

    使えない?

ポポ >>それならば爆破することは可能です。


サララ>>ならそれでお願い。

ポポ >>了解しました。起爆時間は私が設定致します。


サララは、ダミータグにタイマー式の爆弾を張りつけ、

ダミータグを飛ばす。


~~~ 第3発光炉 ~~~~~~~~~~~

戦闘員A 「大変です。ターゲットを見失いました。

      偵察機との通信が途絶えました。

      おそらく破壊されものと思われます。」

戦闘隊長 「詰んだな。我々ではあの軍を倒すのは難しいだろう。」


戦闘隊長 「あの少女は危険すぎる。

      我々は撤退することにする。」


調査団団長「逃げるのか。」

戦闘隊長 「そうだ。」


調査団団長「言ってて恥ずかしくはないのか。

      貴様は戦闘隊長だろう。」

戦闘隊長 「賢明な判断だと思うが。」


調査団団長「こちらには40名も兵が居る。

      向こうはたかが5名ではないか。

      白兵戦ならどう考えてもこっちの方が有利だろう。」

戦闘隊長 「あれを見てまだそんなこと言っているのか。

      彼女一人でもここの連中じゃ太刀打ちできない。」


調査団団長「無敵のお前が、そんな腰抜けだったとは。

      噂はデマだったか。」

戦闘隊長 「さっきも言っただろう。

      オレは格下としか相手しないから無敵なんだ。」


調査団団長「ここから抜けるなら契約は破棄だぞ。いいのか。」

戦闘隊長 「あぁ、もちろんだ。

      あの世に金は持っていけないからな。

      無駄死にするよかましだ。

      前金も返却する。ここの武器も全て使っていい。

      違約金として使ってくれ。」


調査団団長「ただで帰れると思うなよ。」(--#)


調査団団長は、胸ポケットから銃を取り出し、

戦闘隊長の額に銃口を向ける。


その光景を見た傭兵の30名が、

一斉に銃を構えて調査団団長へ銃口を向ける。


さらに、調査団の兵10名が傭兵に銃口を向ける。


戦闘隊長は、身動きせず調査団団長の目を見続ける。

にぎやかムードが一転して、静寂につつまれた。

緊張が走る。

だれか一人でも引き金を引いたらおしまいだ。


戦闘隊長 「で?どう収める気?」


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