3-24 わたし、名探偵より事件に遭う確率高くない?
~~~ ドメニコ軍事施設:南棟地下1階 ~~~~~~~~~
ロワ 「おいおい、ここ武器倉庫だぜ。
嫌な予感がするんだが。」
ルソン「それ以上は口にするな。」
管理室『緊急通知、緊急通知。
南棟8階で大規模な爆発が発生しました。
現在も爆発は続いております。
南棟は全館セキュリティレベルを
L1に下げました。
南棟に居る方は館内に残らず直ちに
避難してください。
繰り返します。
・・・』
隊員達は、館内放送に耳を傾けていた。
ミュー>>ネロ、何が起きたの?
ネロ >>8階の不審者が逃げきれないと判断し
自爆したようです。
かなり破壊力のある物を使ったようで、
上下のフロア、7階と9階にも被害が
出ています。
彼を追っていた兵士12名および
研究室にいた202名が
閉じ込められれ大ケガをしている
状況です。
ミュー>>爆発した場所はまだ危険なの?
ネロ >>はい、火災が広がっており、研究中の
武器が次々と誘発しております。
負傷者は増えると思われます。
現場はかなり危険な状態です。
♪ツツー
国防軍から緊急の連絡が入る。
サモス>>こちらセンター。シルキー1応答せよ。
ミュー>>シルキー1
サモス>>サモスだ。
シルキー小隊はまだドメニコ施設にいるか?
ミュー>>はい、爆破のあった真下の
武器倉庫におります。
サモス>>状況を理解しているだろうが、
南棟8階で大規模な爆発が発生した。
犯人はおそらく死亡したと思われる。
8階を中心にかなりの負傷者が出ている。
シルキー小隊は爆心地へ向かい負傷者の
救助に当たって頂きたい。
他の部隊にも救助の要請をした。
ミュー>>了解しました。直ちに作業に入ります。
サモス>>爆心地は今もなお誘爆が続いている。
危険な任務だ。
大変言いにくいが、そんな環境下へ
向かわせられるのは現時点では
シルキー小隊だけだ。
ミュー>>大変名誉なお言葉、ありがとうございます。
了解しました。
この日のために私の部隊があります。
お任せください。ご期待にお答えします。
サモス>>軍兵から志願者5名と近隣の地区から
要請した警備隊3部隊を向かわせる。
シルキー小隊の配下に付ける。
自由に使ってくれ。
くれぐれも危険と判断されたら
即撤退するように!
ミュー>>了解しました。
サモスから彼らの名簿を受け取る。
ミュー>>ネロ?現場で作業することになったけど、
どのくらい危険な状況なの?
ネロ >>大きく2つあります。
南棟8階中央付近に武器庫があります。
ここが爆発すると100m圏内に
被害がでます。
外的要因がなければ1時間以内に
爆発することはありません。
対策は、外部からの爆発に備えるのと、
武器庫内が2000度を超えない
ようにすること。
そして、一番危険なのが南棟8階
グランド側にある
小型の発光炉です。
これが爆発した場合は、6階から
上が消え去ります。
こちらはいつ爆発してもおかしく
ない状況です。
対策は、武器庫と同じとなります。
ミュー>>流石に発光炉が爆発しら私死ぬよね?
ネロ >>発光炉からの距離に寄りますが、
8階に居られたら
死ぬ確率は99%となります。
ミュー>>そう、わかったわ。
ミューミューは動揺する。
救助活動を簡単に引き受けたが、
事の重大さに気づいた。
そして、隊員達を見渡す。
ミュー「たった今、8階の負傷者を救助せよと
要請がありました。
Z地区への出動は保留とします。
現場は火災が発生し、火の海だそうです。
爆発エリアが研究開発とあって、
試作品の兵器が連鎖爆発しているとのこと。
そして最悪な事に、武器庫の前で
作業しなければならないということです。」(--;)
隊員達の表情が引き締まる。
ミュー「なかり危険な任務となります。」(.. )
ミューミューは言葉を詰まらせる。
死ねと言ってるようなものだ。
そして、感情が抑えられず目から涙がこぼれ出す。
それを見た隊員達は、現場がどれほど危険
なのか理解した。
ミュー「死と隣り合わせの作業となります。
もしかしたら、生きて帰れない
かもしれません。
・・・」(T_T)
ミューミューは、死を覚悟して現場に
行っていいという者を志願しようと一瞬頭を過った。
だが、そんなことをしても無駄だ。
全員手を挙げることは分かり切っている。
モニエ「隊長。もっとポジティブに行きましょう。
オレらですよ。誰も死にません。」( ^^)
スコビィ「たまには良い事を言うな。その通りだ。
もっと、隊員を信頼しろ。」( --)
ミュー「そうね。
シルキー小隊は、この日のために
集められた部隊です。
軍も手が出せない。
私達にしかできない作業だわ。
私が弱音を吐いてちゃだめよね。」(T_T )
強気な発言をしても、心は嘘を付けない。
発言していて胸が苦しい。
自分はどうなってもいい。
隊員達には死んでほしくない。
そんな思いが滝のような涙によって出てしまった。
ルソン「隊長!」 (-- )
ミュー「ごめんなさい。」
ミュー「武装を解除して、耐熱スーツに
着替えてください。
ウイングを使って作業します。
私は先に現場へ直行します。
各人の配置先は、追って連絡します。
では準備に取り掛かってください。」(T_T )
隊員達「ラジャー」( --)
ウイングとは、全長3メールもある型の
ロボットである。
1人乗りで、操作は操縦するというよりも、
手足をシンクロさせて動かす重機。
言い換えれば全身を覆うパワースーツの
ような物である。
移動に関しては、足を動かして歩くことも
当然可能だが、
段差がなければ、10cmほど浮いて
フォバークラフトのように
時速100Kmで移動することができる。
動作が遅く敏捷性に欠けるため戦闘には向いてなく、
主に工事現場で重いものの運搬などで
活用されている。
ミュー>>ネロ?サララにつなげて。
サララ>>ミューミュー!ニュース見たよ。
状況は分かってる。怪我はない?
ミュー>>地下にいたから大丈夫。
サララ>>よかった。泣いてるの?
ミュー>>何でもないの。
サララ>>ならいいけど。
ミュー>>こめんなさい。そっち行けなくなった。
負傷者が沢山でて助けに行かないといけないの。
こっち終わったら急いで駆けつけるから。
サララ>>状況は聞いてるよ。こっちは大丈夫。
心配しないで。
逆にこっちこそ応援に行けなくてごめんね。
まだ、危険な状況なんでしょ。
お願いだから無茶だけはしないで。
ミュー>>私はサララの方が心配だよ。
サララ>>私は大丈夫。
ミュー>>ダメ、と言ってもお互い様だね。(^^;)
正直に言う。今回は死なない
約束はできない。
サララ>>わかった。
私達、死んでも現実世界で会えるから。( ^^)
ミュー>>こっちでやりたいこといっぱい
あるんですけど。
サララ>>そうね。出来るだけ死なないよう
お互い頑張ろう。
ミュー>>うん。
ミュー>>片付いたら追いかけるから。
サララ>>はーい。
サララとの通信が切れる。
ミュー>>ネロ?8階の地図と負傷者の位置を見せて。
ネロ >>8階のセンサー類とモニタが破損したため、
今現在の状況は把握できておりません。
情報は爆発直前のものとなります。
ミューミューの目の前に半透明で立体的な
8階の図面が現れた。
言うまでもなくミューミューにしか見えていない。
┃←中央 南棟8階 外側→
┗ーーーーーーーーーーーーーーー┓
① × ×× A⑥★⑦★★⑧ ┃
× ③ ××⑤(穴) × ⑨┃ グランド
② ④ ×× × × ×B★┃
┏ーーーーーーーーーーーーーーー┛
┃①~⑨負傷者が固まっている
×通行不能 ★爆発の危険 A武器庫 B小型発光炉
爆心地の周囲は瓦礫とかし、中央からは
まともに通れない状態になっている。
爆心地には、大きな穴が開いているので、
そこを使えば7階から上に行けそうだ。
ミュー>>爆心地からグランド側が危険なのね。
ネロ >>はい、かなり危険な状態です。
そもそも8階へ向かう自体
お勧めできません。
ミュー>>だろうね。でも行よ。
ネロ >>了解しました。
ミューミューは見ている映像を隊員と
応援メンバーへ送る。
そして、協力メンバーも含めて隊員達へ接続する。
ミュー>>シルキー小隊ならびにこれを受信
している協力隊員につぐ。
私はシルキー小隊隊長のシルキー1です。
8階で自爆テロが発生し、
甚大な被害が発生しました。
7階~9階にかけて多数の負傷者が
出ています。
我々の任務は8階の負傷者を救出すること。
しかし、現場は足場が悪い上、
熱風や人体に影響のある
有毒ガスも発生しています。
そして爆心地には武器庫と発光炉もあり、
そこが引火すれば更なる甚大な被害が
出ると予想されます。
全員、耐熱スーツとガスマスクの装着を
義務付けます。
警備隊Aは中央南8階へ集合。
警備隊Bと軍兵は7F南棟第4ブロックへ集合。
警備隊Cは、1階グランドからはしごを
設置して外壁から救助します。
救助作業は、シルキー小隊ならぶに軍兵が
行います。
警備隊員は、救助者の応急処置と搬送を
お願いします。
隊員の指示にしたがって各人行動してください。
以上
ミュー>>こちらシルキー1。今の話し聞いたわね。
ミュー>>モエニとロワは中央側を担当します。
警備隊Aへの指示もよろしく。」
モエニ>>了解
ロワ >>了解
ミュー>>スコビィとルソンは7階5ブロックへ集合。
私と合流して8階爆心地で作業します。
主に4と5ブロックを担当します。
警備隊Bの指示をお願いします。
スコビィは、武器庫の爆破と耐熱強化を
優先してください。」
スコビィ>>了解
ルソン >>了解
ミュー>>私は、グランド側を単独で作業します。
警備隊Cと連携して外からの救助します。」
ミュー「我々が負傷したら本末転倒です。
安全第一で作業しましょう。」
ロワ 「隊長が一番危険なんじゃ。」
スコビィ「武器庫か発光炉が爆発したら、
どのみち全員の命はない。」( --)
モエニ「どこで作業してもみな同じってことか」(^^ )
ミュー「時間がもったいないわ。急ぎましょう。」




