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3-23 ふぅ、戦いがひと段落つきました

~~~ マリンビル:1階 ~~~~~~~~~

ミューミュー率いるシルキー小隊は、

1階ラウンジに集合していた。

といっても、スコビィとライトの姿はない。

スコビィは負傷したライトに付き添い

近くの軍事施設へと搬送中だからだ。


後処理は、軍の指揮下で行われている。

シルキー小隊の出番はない。


ミュー「ミッション終了です。

    みんな、お疲れさま。」(^_^ )


ミューミューは一通り隊員達の顔を見る。


ミュー「全員、無事で良かったです。」(*^_^*)

ロワ 「ライト以外な。」


ミュー「ごめんなさい。」(>。<)

ロワ 「隊長は悪くないです。

    身勝手な行動をするあいつが悪い。」(^-^;


ルソン「無事でよかったのは隊長の方だと思うが。」(^-^;

モエニ「怪我してないのが不思議なくらいです。」(-- )

ミュー「はい。すみません。反省してます。

    隊員のみんなに、また心配かけました。」m(_ _)m


ロワ 「隊長がいなくなったら、オレら生きる

    希望を失うので頼みますよ。」

ミュー「はい。気を付けます」


ミュー「調査結果はどう?何かわかった?」

モエニ「ここで調べられることには限度がありが、

    いくつか分かったことがあります。

    タグはフィジ国製でした。

    おそらくPCM社の試作品ですね。

    幸いにもコアまでは完全に溶けて

    いなかったためプリセットされた

    プログラムとデータを抽出することは

    出来ました。


ミュー「モニエ、すごーい。」(^^ )


♪パチパチパチ


モエニ「解析の結果、なんと事件で使われた

    2種類の薬品から睡眠材を生成するという

    同じプログラムが組み込まれてました。

    このことから、ステファンがこの試作品

    をベースに、SNT社のタグへ組み込んだ

    ものと思われます。」


ミュー(確かに。ステファン=ニコラだとすると。

    SNT社をおとしいれるために、

    ニコラがPCM社から持ち込んで

    事件のタグに組み込むなんて可能だ。)


ミュー「ということは、武装集団の目的は

    試作品の破壊で、証拠隠滅のために

    ここに来たって考えね。」

モエニ「じゃないでしょうか。」


ミュー「でも、証拠隠滅するのに武装集団使うかしら?」

ルソン「確かに!PCM社は他国だ。

    一歩間違えたら国家間の戦争になり兼ねない。」

ミュー「それもあるね。」


ロア 「PCM社を犯人と断定するのはまだ早いかと。

    テレスがPCM社から試作品を盗んで、

    ステファンを使って事件を起こした

    可能性だって考えられる。

モエニ「PCM社も被害者だと。」


ミュー「それだと、テレスが武装集団を

    雇ったってことにならない?

    テレスは、テロでデータ採取できたの

    だから試作品なんて、

    もう、どうでもいいんじゃないかな?」

モエニ「それもそうですね。」


ミュー「彼ら(武装集団)のタグから通信記録を

    ハッキングしたのね。

    今回の事件はアレク警備会社が

    依頼したのよ。

    アレクの社長はフィジ国出身だし、

    うさんくさい会社だわ。

    次に調べる必要があるわね。」


ルソン「アレクはPCMが出資して建てた会社と

    噂されてます。

    アレクの社長とPCM社は強い繋がりが

    あると聞きます。」

ミュー「そうね。

    所持していた武器の半数がフィジ国の

    WDC社製だった。

    WDCは、PCM社が出資して建てた会社だもの。

    昨日の事件も、今日のSNT社への侵入も

    PCM社が絡んでて、黒幕の可能性が

    高くなってきたわね。」


サララ>>ミューミュー?


サララから通信が割り込んできた。

メンバーへはちょっと待ってとう素振りを見せる。


ミュー>>なに?


サララ>>元気かなぁって

ミュー>>元気だよ。どうしたの?


サララ>>OTM社の1階ってちょっとした

    遊園地になってるって知ってた?

ミュー>>さっきその話ししたよ。


サララ>>そうだっけ。

    いろいろ在り過ぎてわけわからなくなってる。

ミュー>>もしかして遊んでるの?

サララ>>それはない。真面目に仕事してる。


ミュー>>事件の事なんだけど。報告見たよ。

    その件で連絡して来たんでしょ。

サララ>>思った通りOTM社は怪しかった。

    PCM社はもっと怪しい。


ミュー>>私はPCMが黒幕って思ってる。

    だけど、テレスさんの犯行声明と

    結びつかないような。

サララ>>テレスは、PCMによって犯人に仕立て

    られたってことじゃない?

    つじつま合うし。


ミュー>>だとしても犯行声明の映像は99.9%本人

    というのはどう説明する?

    あと、アレクって警備会社も怪しいよ。

    PCMと繋がってるし。

サララ>>こっちにもアレクの連中が居たよ。

    社長室にボディーガードとして4人居た。

    外出ならともかく、何で社内に

    ボディガードが居るのよ。って感じ。

    別で、ジョンって人を殺害しようと

    した連中も出て来た。

    こっちは2人組ね。

    現在、逃走中で追跡してるんだけど、

    てっきりフィジ国に逃げこむかと思ったら

    なぜか北に向かってる。

    国境は警備が固くなっているから

    下町でしばらく身を隠すつもりかしら。


ミュー>>私のところにも証拠隠滅しようとして

    7人来てたわ。

    こっちはアレクからの雇われだけど。

    こっちのテロ集団は、ミッション終了後は

    Z地区の第3核発光炉へ向かう

    予定だったみたい。

サララ>>その人達、フィジ国の調査団と

    合流するつもりだったのかも。


ミュー>>調査団って?

サララ>>フィジ国がアストロ国との国境線上で

    地質調査したいと要請があって、

    ちょうど調査団がフィジ国の

    Z地区を出たところなのよ。

    その調査団が、国境を越えてアストロ国の

    第3発光炉へ向かってたて仮定したら、

    そっちの武装集団が第3発光炉へ向う

    意味があると思っただけ。


ミュー>>なるほど。第3発光炉って廃炉になってて、

    無人なの。周囲には何もないし。

    なんでそんなとこ行くんだろうと

    思ってたけど、

    調査団と合流するなら意味はあるね。


Z地区は、人の住めない危険な区域を意味しており、壁の外にある。

特別な許可が無い限りZ地区へ行くことは

禁じられている。

第3発光炉とは、核融合施設の1つで

光エネルギーの供給元となっている。

ここで生成したエネルギーが市内で

使われているのだ。

発光所は、Z地区に3カ所あり、

その1つが第3発光所で、

10年前の故障によって現在廃炉となている。


ミュー>>ってことは、逃走中の2人もZ地区を出て

    第3発光炉へ向かってるってことに

    なるんじゃない?

サララ>>今、話してて私も思った。


ミュー>>行く気でしょ。

サララ>>行くよ。


ミュー>>危険だよ。

    私たちの想像が当たってるとなると、

    その調査団は危険な軍団ってことになるよ。

サララ>>でしょうね。


ミュー>>Z地区出たら連絡とれなくなるじゃん。

    なら私も行く。

サララ>>大丈夫だよ。

    1人じゃなくて小隊で出撃するから。


ミュー>>だめだって、メーティスと連絡

    取れなくなるんだよ。

    私も行くからね。

サララ>>分かった。ミューミューが居ると安心だし。

    じゃあ、一緒に行こう。


ミュー>>ウイング使うでしょ。

サララ>>そのつもり。


ミュー>>ドメニコで準備して向かうよ。

サララ>>私はメンバーがセンターで

    待機しているから、

    一度センターに戻ってから北門に

    直行するけど。


ミュー>>分かった。3時間後に北門集合でいい?

サララ>>OK。


ミュー>>ところでセンター戻って大丈夫なの?

サララ>>何で?


ミュー>>『OTM社に謎の少女が不法侵入し、

    社長室で銃撃戦』ってタイトルの

    ニュース出てるよ。

    サララのことでしょ。きっと怒られるよ。

サララ>>それをいうならミューミューの方が

    もっとやばいんじゃない。


ミュー>>なんでよ。

サララ>>『マリンビル崩壊寸前で避難勧告』

    ってニュースが出てる。


ミュー>>マリンビル?どこよそれ?

    私、知らないよそんなビル。

サララ>>あなたが今居るところ。


ミュー>>ここ?えーそうなの?

サララ>>ミューミューがやったんでしょ。

    4階と地下が半壊してビルの強度が

    弱まったって大騒ぎになってる。

    なんで現場にいて知らないのよ。


ミュー>>やばい。絶対、怒られるやつだ。

    早くZ地区へ逃げよう。

サララ>>なんかセンター戻りたくなくなってきた。

    ミューミューの分まで怒られそう。


~~~ ドメニコ軍事施設:南棟地下1階 ~~~~~~~~~

ドメニコとは、軍事施設名称で、

アストロ国最大の武器を保管しており、

武器製造工場でもある。

建物は独特な構造で空から見ると十字の

形をしている。

中心から東西南北の方角に延びているため、

それぞれ北棟、東棟、南棟、西棟と名付けられてる。

ビルの高さは10階とそんなに高くはないが、

各棟は1kmと横幅のある建物だ。

敷地面積は4km四方と広く、

建物以外に訓練用の森林、グランドなどもある。


ミューミューと部下達は、Z地区への戦闘に備え、

武器倉庫の南棟地下1階で準備を整えていた。

この場にライトの姿は居ない。

彼は東棟1階の医療エリアにある病室で

おとなしくしている。

ライト本人は出動するき満々なのだが、

ミューミューが許可する訳がなく、

二重扉で内側から出れないようロックされた

病室に閉じめられている。

ライト自身はここを牢屋だと思っているようだ。


そんな病室でも、ライトにとっては

脱出することは容易い。

隊長が自分の身体を心配してでのこの処置と考ると、

怪我を1日でも早く直すことを優先とし、

おとなしくベッドで横になることを彼は選択した。


ミュー「今から1人3枚づつ、この薬剤を配ります。

    現場でバラバラになった時のことを

    考慮して先に渡しておきます。

    受け取ったら自分のタグにすぐ

    セットしてください。

    この薬剤はZ地区での環境に耐える

    ために使用します。

    詳しいことはよくわかりませんが、

    1万種の疫病に対応しているのと

    高酸素濃度に適用させるためだそうです。

    1枚で2日もつとのことです。

    ミッションは日帰りの予定ですが、

    念のため2枚予備として渡しておきます。

    副作用があるため、Z地区を出る

    直線に使用してください。」


♪ウーッ、ウーッ、ウーッ、ウーッ。


館内に警報が鳴り出した。


♪カチ


扉のロック状態が、緑から赤に変わる。

強制的に部屋の扉が施錠された。


管理室「こちら管理室。

    ただいま、南棟で不審者が現れた

    ことにより全館のセキュリティレベル

    をL3へ引き上げました。

    全室のキーをロックしましたので

    誰も外にでることはできません。

    しばらく、その場で待機しててください。

    移動したい方は個別で対応しますので

    管理室へご連絡ください。

    繰り返します。

    ただいま、・・・」


ロワ 「俺らこの部屋に閉じ込められたってことですね。」

ルソン「準備中なんだからゆっくり支度しようや。」


ミュー>>ネロ?何が有ったの?

ネロ >>南棟8階で不審者が現れたようです。

    単独行動です。


ミュー>>何をしようとしてるのかしら。

ネロ >>8階から地下3階のデータベースに

    アクセスして機密情報を盗み取ろうと

    したようです。

    入手は失敗しました。


ミュー>>ここの職員?

ネロ >>はい。


ミュー>>スパイってこと?

ネロ >>それは分かりません。

    彼はアストロ人であり、

    先週からここに配属された

    正職員でありまして身元は

    はっきりしています。

ミュー>>うん、わかった。


ミューミューは不審者を捕まえに行こうと

一瞬頭を過ぎったが、

任務依頼は要請されていないし、

Z地区へ出動しなければならない。

この状況では、容疑者が捕まることは時間の

問題なので、おとなしくすることにした。


ミューミューは隊員達の準備完了したか見渡たす。


ロワ 「隊長、その戦闘服もお似合いです。」

ミュー「スカートって変じゃない?」

ロワ 「変じゃないですよ。最高ですよ。

    写真撮っていいですか?」


ロワはタグを隊長に向ける。


ミュー「えーやだー。恥ずかしいよ。」

モエニ「ずるいぞ。」


モニエもタグを隊長に向ける。


♪カシャー、カシャー。 (シャッター音)


ロワ 「失敗。ブレてる。」

モエニ「オレも。」

ロワ 「隊長、服装がよく見えるように

    お願いします。」

モエニ「もっと笑顔、笑顔。」


スコビィ「その辺で止めとけ。

     緊張感に掛けてるぞ。」

ミュー「私が悪かったです。ごめんなさい。」

ロワ 「隊長は悪くない。」


ミュー「みんな、準備いい?」


♪ドーン、ドン、ドン、ドーン。


近くで爆発音が何度かした。

そして、微震に似たものがミューミュー達に

伝わってくる。


♪ウー、ウー、ウー、ウー。


館内に緊急事態の警報がなり響く。


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