3-21 なぜ殺し合う必要があるの?
ライトが撃ったレーザ弾は、はじかれ別の方向へと
飛んでいった。
ロボットは無傷だ。
最悪な事にもう一台のロボットBが車から登場する。
ライト「まだいるのかよ。」
スコビィもロボットBへ2発撃ったが、
無傷で跳ね返された。
攻撃されたロボットAは振り向き
ライトに照準を合わせ両腕の銃で反撃する。
ライトは停車している車に身を隠しながら後退する。
ロボットAの銃撃が凄く、ライトが盾にしている
車が次第に粉々になっていく。
ライトは身を低くしながら移動し、出来るだけ
ロボットAから距離を取るも、ロボットAは
スコビィを放さない。徐々に追い詰めて行く。
ロボットBは残りのダミータグに興味を示し、
車の周りを周回するダミータグへ両腕の銃で
攻撃する。
スコビィは運よく無事でいられた。
ライトはタグを使って、ロボットAの左にいる
車にエンジンを掛ける。
タグを使ってその車を遠隔操作し、
ロボットAへと走らせる。
ロボットAは接近してくる車を感知し、
90度回転して銃で破壊しようと乱射する。
車はボロボロになりながらも突進し激突する。
だがロボットAは弾き飛ばされるとか、
潰されることなく、ただただ車に押される感じで
後退する。
ロボットAは腹からミサイルを発射する。
♪ドーン。
爆発によって煙が立ち込める。
車は鉄くずとなりながら真後ろへと吹っ飛び、
元の停車位置に戻る。
車の破片が、ロボットAに当たり、
頭の部分が少し凹んだ。
ロボットAの動作には、何の問題もない。
ライトは、ロボットAの凹んだ部分を狙って
銃を10発打ち込む。
3発は反射してしまったが、
残り7発はクリーンヒットする。
ロボットAは宙に浮くのをやめ、停止した。
車を周回していたダミータグが、
ついにロボットBによって全て破壊される。
スコビィは、ロボットBの視角となるよう
別の車の影に隠れていた。
ライトと同じ作戦で、車でぶつけてやろうと
タグを使って、盾にしている車にエンジンを掛ける。
ロボットBは、エンジンが掛かった車に気がつき、
腹からミサイルを発射する。
スコビィは、ミサイルが自分に飛んでるのを見て、
2歩大きく走って、スライディングする。
♪ドーーン。
車が吹き飛ぶ。
スコビィは、素早く立ち上がり、低い姿勢で
柱の後ろに隠れる。
ライト「嘘だろう」
ターゲットの車から更に同じ型のロボットが
3台も出て来たのだ。
ライト >>さすがにやばいな
スコビィ>>ああ
~~~ マリンビル:4階開発エリア ~~~~~~~
侵入者7名の内、3名が死亡し、2名が重軽傷。
残り2名が現在逃走中。
2人を取り逃がとはいえ、メンバーに怪我人がなく、
所持している武器から被害は小さかったといえる。
ミューミューの奇襲作戦は、一応成功といえるだろう。
ミュー(どこへ向かうの。
サーバールームじゃなさそうね。
あなた達は一体何をしき来たの?
もしかして、別の場所で何かをすために
ここで騒ぎを起こしているのかしら?)
ミューミューとルソンは、早歩きで残党を
追いかけている。
♪ドーーン
遠くで爆発音が聞こえる。
ルソン「隊長、急がなくていいのですか?
彼らは何かを破壊してるようですが。」
ミュー「大丈夫、彼らが壊しているのは隔壁だから。
先に進めないよう、全ての隔壁を閉めてある。
彼らもあせっていると思うわ。」
ルソン「そうでしたか。」
ミュー「STOP!」
ミューミューはルソンの前に腕を伸ばし、
足を止めさせる。
ルソン「隊長、トラップですか?」
ミューミューはダミータグを飛ばす。
♪バーーン
ダミータグが破壊した。
ミュー「地雷が散らばっている。」
直径5mmと小さく床と同化しているため、
ぱっと見気が付けない。
この地雷は、地下で使われた物と同じで、
踏みつけなくても人が1m圏内に近づくと
爆発するものだった。
ポポ >>この地雷はフィジ国製で、軍が使用
しているものです。
解析は完了しました起爆を
解除しましたので
踏んでも爆発はいたしません。
ミュー>>ありがとう
ミュー「起爆を解除しました。踏んでも問題ないわ。
進みましょう。」
ルソン「そう言われても。怖いですね。」
ミュー「そうよね。
私の後に付いて来て!
踏みながら進んで行くから安心でしょ。」
ルソン「隊長は、凄いな。真似できないです。」
ミュー「気持ちが分かるだけよ。おだてないで!」
ルソン「本心です。」
地雷エリアを抜け、50m進んだところ。
ミュー>>止まって。右の扉に1人残党が隠れてます。
援護、お願い。
ルソン>>お気をつけて。
ルソンは立ち止まり、銃を構える。
ミューミューの前方へ照準を合わせる。
ミューミューが扉の前に来た時。
♪ウィーン
スライド式の扉が開く。
ミューミューは1歩下がる。
と同時に、武装2が飛び出て来る。
♪ビーン
ルソンが発砲。
レザー弾が武装2の太ももを貫通する。
♪パンパンパン
武装2は倒れながら、ミューミューの心臓付近を
狙って3発、撃ち込む。
がしかし、ミューミューは全て手のひらで
弾を吸収してしまった。
武装2「うー。」
武装2は銃を放り投げ、撃たれた箇所を手で抑える。
ルソンはいつでも射殺できるよう銃を構え続ける。
ミュー「手錠を付けさせていただきます。」
ミューミューは両手両足に手錠をかける。
ミュー「もう大丈夫。」
ルソンは、銃を内ポケットにしまう。
ミューミューは撃たれた分を応急処置する。
ルソン「隊長、お怪我は?」
ミュー「どこも怪我してないわ。」
武装2「隊長?お前が?
この子供ではないか!何者だ。
どうして素手で弾を受け止められる?
そうか、その容姿はオレらを油断させる
作戦か。アンドロイドだろ。答えろ。」
武装2「んーーん。んーーーん。」
ルソンは、武装2の口にテープ付け
しゃべれないようにした。
ルソン「うるさいので黙らせました。」(^_^ )
ミュー「ありがとう。」 ( ^_^)
ミュー「もすぐここにも応援が到着します。
この人を見張っててください。
私は、残りの一人を捕まえてきます。」
ルソン「了解。お気をつけて。
約束してください。無茶はしないと。」
ミュー「分かりました。約束します。」
ルソン「軍が来たら私も向かいます。」
ミュー「お願いします。」
ミューミューは1人で進みだした。
~~~ マリンビル:地下1階駐車場 ~~~~~~~
ロボット3台が追加され、スコビィとライトは
4台と格闘することとなった。
ライト >>これで全部だよな。
まだ車に待機してるのが居るのか?
スコビィ>>集中しろ。
ロボットの攻撃は激しく、
反撃するタイミングを与えてくれない。
両腕の銃で連射したかと思えば、
ミサイルを打ち込んで来る。
スコビィとライトは身を低くして逃げ回る
ことしかできなかった。
ライト >>やつらの識別パターンが分かった。
ダミータグ持っているか。
スコビィ>>10本ある。データを送ってくれ。
ライト >>既に送ってある。
スコビィ>>了解だ。
スコビィは、4本のダミータグを飛ばす。
その4本は、ロボット達に向かって一直線に
飛んで行く。
ロボット達にはダミータグが見えているはずなに、
なぜか撃ち落とそうとはしない。
1本ずつ各ロボットの背中に張り付くことに
成功する。
そして、スコビィとライトへの攻撃が
ピタリと止まる。
スコビィ>>やるな。
ライト >>天才だろう。
オレにしかできないと思うぜ。
スコビィ>>隊長もできると思うがな。
ライト >>それは言うな!
ロボット間の通信を傍受したライトは、
仲間と認識するタグのグループIDを
入手することに成功した。
すなわり、ダミータグは、自分達の仲間と
みなされ攻撃されなくなった。
スコビィとライトも、自信のタグのグループIDを
変更する。
そして、ライトは、ロボット達へ姿を見せる。
4体ともライトの方へ正面を向けるが
撃する気配はない。
間違いようもなくライトを仲間と認識している。
ライト >>このダミータグ大活躍だな。
スコビィ>>ああ。
ライト >>今回は隊長をほめるとしよう。
ライト >>さ、ボスを拝めに行きましょうや。
スコビィ>>危険だ。
グループIDを変えられたら打たれるぞ。
ライト >>そんなバカなことするわけねーだろう。
子供にだってわかる。
ライトが一歩前へ踏み出した時、ロボット同士で
攻撃を始めた。
ライトは反応が早く敏に身を隠したが、
流れ弾が当たってしまい倒れた。
ライト >>まづい腹を撃たれた。
スコビィ>>大丈夫か?
ライト >>ああ。だが動けそうにない。
スコビィ>>今、助けにいく。
ライト >>危険だ。自分で対処する。
スコビィ>>了解した。まづかったら言ってくれ。
ライトは、腰のポシェットから腕時計のような
器具を取りだし、
タグとは反対側の手首に装着する。
100m先の壁に向かって腕を伸ばし
手首をひねると、装着した器具から
髪の毛ようなワイヤが飛び出し壁にへばりつく。
スイッチを入れるとワイヤが巻き取られ、
ライトは引きずれるようにして壁へ向かった。
4体のロボットは、背中に着いている
ダミータグを敵と認識して、
ロボット同士で攻撃が始まった。
銃弾の嵐で回りはめちゃくちゃだ。
ターゲットの車のボディも既に蜂の巣状態で、
中に乗っている人間の生存が怪しい。
30秒ほどで、戦闘が終わった。
3体のロボットが破壊され。残り1体となった。
その1体は、背中のダミータグを打ち落とそうと、
360度クルクル回っている。
なんとも滑稽な状況だ。
スコビィは、回転するロボットのボディに
傷がある部分の1点に狙いを定めて
連射で3発打ち込む。
見事に命中し、ロボットは停止した。
スコビィ>>終わったな。
ライト >>ああ。ID変えやがった。
車に乗ってるやつ頭悪すぎだろう。
スコビィ>>そうだな。体の方は大丈夫か?
ライト >>応急処置はした。動かなければ問題ない。
スコビィ>>了解だ。そこで休んでろ。
ターゲットを確保してくる。
ライト >>生きとらんだろう。
スコビィは、銃を構えゆっくりと車の中へと
足を踏み入れる。
車の中は想像通り、めちゃくちゃな状態だ。
スコビィ>>男が一人倒れている。
ライト >>生きてるのか。
スコビィ>>タグが壊れていて安否の確認ができない。
心臓は停止している。
スコビィ>>とりあえず、蘇生を試みる。
スコビィは、心臓に電気ショックを与えた。
だめだ。脈を打たない。
もう一度、電気ショックを与える。
スコビィ>>脈を打ち始めた。微かだが呼吸もある。
蘇生は成功した。
だが、数ヵ所に銃痕があり出血も多い。
手がつけられない。
ライト >>タグが壊れてんじゃ時間の問題だな。
妨害電波が邪魔をしてて、応援も呼べない。
くっそ。身体を動かせれば。
スコビィ>>動くな!安静にしてろ!
オレが止めに行く。
♪ギーーー
扉が空いた。銃を持った人が入って来た。
ライト(仲間が戻って来たのか?)
目を凝らすと軍だった。
ライト(ようやくお出ましか!)
ライト「おーい!
シルキー小隊だ。ここは安全だ。
重傷者がいる。至急、治療に当たってくれ。」
ライトは倒れたまま大声で叫ぶ。
扉から軍が続々と出て来る。
スコビィが車から姿を表す。
スコビィ「我々はシルキー小隊だ。
こっちを頼む。」
スコビィは、応援の警備隊に重傷者を任せ。
ライトの元へと駆けつける。
スコビィ「すこし休んでろ。」
ライト 「ターゲットは助かりそうか?」
スコビィ「5分5分だな。」
スコビィ「まづは、この状況を隊長への報告する。
救急班も手配するから少し休んどけ。」
ライト 「あぁ、そうさせてもらう。」
セキュリティポリシーの観点から妨害電波装置は
遠隔操作することはできない。
スコビィは、仕掛けた妨害電波装置まで戻り、
機能をOFFにする。
スコビィ>>こちらシルキー2。
シルキー1(隊長)応答願います。




