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3-20 なんでJKが戦場にいるのかしら


♪ドーーン。


モニエ>>やばい、隊長が爆破に巻き込まれた。(>_< )

ルソン>>落ち着け! ( -_-)


2人は、銃を構えて慎重に連絡路へと入る。

中は煙で視界が悪い。

隊長の状況が確認できない。


爆心地は隊長のすぐそばだった。

心配である。

いくら何でも無事で居られる訳がない。


モニエ(頼むから生きててくれ!)


ミュー「ちょっと来て!」(T_T)


隊長の肉声が聞こえる。なぜか涙声だ。


ミューミューは生きていた。

ドーム状の圧縮空気の壁を作って、

爆風を払いのけたのだ。

武装5と6の安否を確認する。

生存している。


周りを見ると、被害の凄さが分かる。

技術者は見るも無残な状態だ。

そんなメチャメチャになったこところで、

ミューミューは命がけで助けた2人が、

2人とも生きているのを確認し安心し涙があふれた。


ミュー(ひどい。なんで?

    なんでこんな酷いこと出来るの。)


ルソンとモニエは隊長の元に駆け付ける。

隊長は泣いていた。

あんな爆発にさらされたというのに、

見るからにどこも怪我していない。

というか、服まで綺麗なままである。

一体、どうやってしのいだというのだ。


ルソン「隊長。お怪我はありませんか?」 (^_^)

ミュー「ねぇ?どうして!どうしてなの?

    この人達仲間でしょ!」 (T_T)


ルソン「オレたちには一生理解できないと思います。」

モニエ「隊長はお優しい方ですね。

    自分を殺そうとした相手に対して

    慈悲を掛けるなんて。」


ルソン「とにかく無事でよかった。」

モニエ「隊長、お願いですから無茶は

    なさらないでください。」


ミュー「ごめんなさい。」

ルソン「どんな人でも助ける姿勢には尊敬します。」


ミュー「そんな正義感じゃないと思う。」


ミュー(爆発する一瞬、わたし死んでもいい、

    とまたも思ってしまった。

    やはりゲーム感覚で行動している。

    本当に死ぬ訳じゃないというのが

    心の片隅にあるから。)


ルソンは、開発側の通路を見渡す。

モニエ「ところで、あとの2名は?」


ミューミューは立ち上がる。

ミュー「逃走しました。今から追いかけます。

    しばらくしたら救助隊が来ます。

    モニエはここに残って、

    この人達を引き渡してください。

    あと、応急処置も。」


ミュー「ルソンと私は2人を追います。」

ルソン「了解」

モニエ「了解」


~~~ マリンビル:ビル地下1階 ~~~~~~

作戦開始1分前。

スコビィとライトは、エレベータで地下1階に

足を踏み入れた。

ターゲットとはおよそ500m先で停止車している。

2人は、柱に身を隠しタグで状況を把握する。


とりあえず、このフロアには我々以外、

人が居ないことを確認できた。

第三者が巻き込まれる危険性がないことに

少し安心するも、今日は休日、車が数台しか

停車してなく見通しがいい。

ターゲットに近づくには向いてない状況だ。


2人は素早く銃を抜き、

ライトは同時に腰につけていた手のひらサイズの

ものを、背伸びする姿勢で壁に貼り付ける。


それは円形状の平らなもので、ライトの手から

離れると八方から太い釘らしきものが現れる。


ライト 「すまん、バレた。」(;^^)

スコビィ「素人か。」(--#)


ライトがこのフロアの状況を把握するために

監視システムへアクセスしたところ、

ターゲットが監視システムへハッキングしてたため、

ライト達のことを見付けたのであった。

ライトは、作戦開始よりも早く、

柱に設置した妨害電波発生させる。


有効範囲は半径2km。

ここからでも遮断するには十分な距離だ。

これでターゲットの車は監視システムと

4階の仲間への連絡が取れなくなったはずである。

と同様にスコビィとライトもまたミューミューへの

連絡が取れなくなったことを意味する。


スコビィ「4階の連中にアラート(緊急通報)が

     通知されても

     隊長がいるから大丈夫だろう。」

ライト 「だな。俺たちは俺たちのミッションを

     こなすだけだ。」


ライト 「しかし自信があるのか、

     とぼけた振りをしているのか知らんが、

     あちらさん、先に仕掛けてくる気は

     ないらしい。」


スコビィ「とりあえず出入り口は塞いだ。

     ミサイルでも使わない限り逃げる

     ことできない。」

ライト 「ってことは、応援が来るまで

     ぼうっとしてていいって訳だ。」

スコビィ「どうかな。相手はプロだ。

     逃げる手段を持っているから

     ここで待機している可能性がある。

     どうやってここから退散する気かは

     見当もつかないが、まづは仲間が

     戻って来てから行動に出るだろう。」

ライト 「上に隊長がいるんだぜ。

     一人も戻って来ないだろう」

スコビィ「だな。」


スコビィ「仲間が戻ってこないと知ったら

     自爆するかもな。」

ライト 「おいおい、怖いこと口にすんな。

     あの車にどんだけ火薬を積んでいる

     か知りたくないぜ。」


スコビィはタグを見る。

危険物を示すものが検出されない。


スコビィ「確かに何かありそうだ。

     何の反応もないってぇのは逆に

     危険な香りがする。」

ライト 「中に人居るのか?

     無人って落ちはないよな。」

スコビィ「隊長が居ると言っているのだから

     確実に居る。」

ライト 「いつも思うんだが、隊長はどうやって

     軍も知り得ない情報を入手しているのだ。」

スコビィ「さぁな。身内でも散策しないってのが

     俺たちのルールだからこれ以上は言うな。」

ライト 「言ってみたかっただけだ。」


ライトが妨害したのは通信系の機器のみ。

単純に仲間との連絡や施設の遠隔操作を

阻止しただけで、対物、振動、温度、大気分布

などの各種センサーにはまったく効き目がない。

ターゲットの車には窓がないことから何かを使って

状況を把握しているはずだ。


ライト 「車の天井から何か出てきそうだぜ。」

スコビィ「走れ!」


車の天井の一部がスライドして10cmほど上に開く。

6個の穴が見える。左の穴から小型の

ミサイルが発射された。


♪ドーーーーン。


ミサイルは柱に当たり爆発した。

ミサイルの威力が弱かったのか直径5mの

柱を吹き飛ばすことはできず

当たったことろが削り取られ

4分の1ほどスリムになった。

妨害装置はミサイルが当たった反対側に

設置したため、幸い壊れることなく稼働し

続けている。


2人は、低い姿勢で30m先の柱に向かって走る。

数秒空けて、もう一発ミサイルが発射された。

ミサイルはゆっくりと起動を変え、

丸見えのスコビィとライトに向かって飛んで行く。

スコビィは、走りながら得意の銃でミサイルを

射止め、車との中間の距離で爆発させた。


そして、2人は柱の影に隠れる。


ライト 「よくもまぁ走りながら当てたな。

     いかれてるぜ。」

スコビィ「バカにしてるのか。」

ライト 「誉めてんだよ。」


ライト 「しかし、俺たちを狙ったのか。

     それとも妨害装置の方を狙ったのか。」

スコビィ「両方だろう。」

ライト 「見た感じ、あと4発は出てきそうだ。

     充填式でないことを願いたい。」


ライトはバックから小型のロケットランチャーを

取り出す。

スコビィ「それ、車に当ったらターゲットが

     死ぬかもしれないぞ。」

ライト 「車に当てるわけないしょ。」


ライトは、車の真上に位置する天井に照準を合わせ

小型ミサイルを発射する。


♪ドーン。


天井が爆発し、車の上に瓦礫が散乱した。

その様子を眺めていたら車よりも二回り大きな

瓦礫がジワジワと天井から剥がれるようにして

落下し始めた。


ライト 「オイオイ」


そして、そのまま車に直撃する。

車が頑丈だったのか、天井丸ごと

抜け落ちなくて。


誰が見ても車はもう動かすことはできない状態だ。

そして、車のミサイル発射口も瓦礫によって

半分押し戻され使いもにならなくなっている。


スコビィ「一歩間違えたらターゲットは

     ペシャンコだった。」

ライト 「バカ言うな、計算通りだ。」


ライト 「では、どんな奴か会いにいきますか。」

スコビィ「そうだな。」


スコビィとライトは軍用のメガネを装着する。

ライトはジャケットの内側からダミータグを

10本取り出す。

それを全て空中に放り投げると、

一斉に半透明な羽が現れパタパタと高速に

上下させて宙に浮いた。

国防セキュリティーセンターを出る前に

隊長から支給されたものだ。


ライトは、無言で人差し指を車に向けGOの

合図をすると同時に車に向かって走り出す。

スコビィは銃を車に向け先頭を走り、

後ろにライトが続く。


10本のダミータグは、1列となってスコビィの

前方を移動する。

ダミータグは高さ1.5mの3m間隔で綺麗に

並んで飛行している。


200メール進んだところで、先頭のダミータグが

閃光を発し爆発した。

それは半径1メール以内に物体が近づくと

誘爆する地雷によるものだ。


ダミータグは破壊される寸前に地雷の検知パターンを

受信しライトへと伝達していた。

2番目のダミータグも、地雷によって破壊される。

先頭を走るダミータグが方向を先導し、

後ろに続くダミータグ並びにスコビィ達も

同じ軌道を取って走る姿が伺える。

まるでアリの行列かのような動きだ。


更に10m進んだところで、

同じ地雷によって3つ目のダミータグも破壊された。

一行は立ち止まることなく進み続ける。


ダミータグが破壊される度にスコビィとライトは、

その情報を受信する。

破壊された3つのダミータグの情報を基に

地雷の検知範囲および爆破力が算出され、

装着しているメガネに地雷の場所と安全なルートが

映し出される。


ライト >>綺麗だ。

スコビィ>>ああ。


ターゲットの車から約200メートル離れた

ところまで地雷が散らばっているのが分かる。

ライトには地雷がイルミネーションのように

映ったため綺麗だと呟いたのだ。


ライト >>見たら隊長も喜んだんじゃないか。

スコビィ>>集中しろ。

ライト >>これがオレの集中法だ。


ライトは、タグを確認しながら破壊された3機

からの情報を元に自信のタグに解析させていたのだ。


ライト >>解析完了。フリーだ。

スコビィ>>流石た。


視界に入る地雷の解析が完了し、

起爆装置を停止させたという合図した。

もう、地雷に近づいても踏んでも爆発は起きない。

地雷を避け蛇行しながら進んでいたのが、

直線へと変わった。


ついに先頭のタグが車に到着すると、

その車を中心に回り始める。

残り7個のダミータグも等間隔で車を囲み

周回しながら包囲する。

続けてスコビィとライトも到着すと、

スコビィは車の真下に手榴弾を投げ込み

近くの柱に身を隠す。

ライトは車の後部に設置してあるアンテナ

らしきものを銃で撃ち壊し近くの別の車に身を隠す。


♪ドーーーン。


1秒後、ものすごい爆発音がした。

煙で一瞬視界が悪くなるが、すくに空調が

働き視界が鮮明に戻る。

車は10cmほど宙に浮いていたが、

落ちて地面と完全に接触している。

もはや車としては機能しなくなった、

もう移動させることは難しいだろう。


車のスライド扉が吹き飛んだ。

恐らく扉が開かないから内側から

破壊したに違いない。


吹き飛んだ扉は、ライトが身を隠している

正面の車に突き刺さる。

2人は、車から誰が出てくるのか凝視する。


スコビィ「両手を頭の上に乗せてゆっくり

     出てきなさい。」


出て来たのは1体のロボットであった。

そのロボットは、足のない腰から上の形状で、

両腕が銃になっている。

高さは1mと低い小柄なロボットだ。

5cmほど中に浮いて車から出て来たのた。


♪バリバリバリ


ロボットの両腕の機関銃が鳴り響く。

ターゲットの車を周回しているダミータグ2本が

ロボットによって打ち落とされる。


ライトが銃でロボットを撃つ。

放ったレーザー弾は、ロボットに当たると

屈折して別の方角へ飛ばされた。

どうやらロボットのボディは、

レーザーを弾き返す素材で出来ているようだ。


ライト「オイオイ。参ったなこれは。」


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― 新着の感想 ―
[良い点] ミューミューの描写がいいですね。 無双と言っていいくらい強いのに、どこか控え目で他人の痛みが理解できる優しさがある。それに、葛藤しながら進んでいく様は、これぞ主人公って感じです。
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