表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/103

3-19 銃撃戦になりました。私JKですよ。

ミューミューはネロに指示を出す。

各隊員たちのタグに武装集団の位置と

作戦開始までのカウントダウンが表示された。


小隊は2グループに分かれその場を立ち去る。


ミュー「武装集団は、4階の第二区画へ

    入るところです。

    ルソンは西側、モエニは南で待機。

    次の指示を待て。」


ミューミューは走りながら指示を出し、

メンバー1人づつが集団から抜けて行く。


~~~ ビル4階:SNT社開発セクション ~~~~~

ミューミューは右上に映し出された監視モニタを見る。

ターゲットの位置をリアルタイムで把握しながら

目的地へと走る。


武装集団は、既にエレベータ正面の社員用通用門を

突破し、第二区画の南口ゲートへ向かっている。


ミュー(彼らの目的は何なんだろう。

    軍は設計図やテストデータなど、

    テロに関する資料は全て吸い出している。

    リスクを負ってまでここに来る理由って?)


南口ゲートの奥にはサーバールームがある。

開発部門は社内ネットワークとなっているため

外部からアクセスすることはできない。


ミュー(軍に知られていない情報が

    サーバールームにあるんだ。

    データベースに入ってるのかしら。

    どうせ素人が考えても当たる訳ないか。

    だれか一人、捕らえればいいだけ。)


ターゲットは集団で移動している。

こいうケースでは、1人見張りを残すのが

セオリーなのかも知れない。

点々と配置されていたら一斉に捉えることは

難しくなる。

この状況はラッキーと言える。


だが、彼らもプロだ。

進んだ先々に人体感知センサーを設置して、

侵入者を監視していたのだ。

彼らにはこの方法がベストなのだろう。

仲間が分散すより固まっていた方が戦闘力は

高くなるのだから。


本来ならその作戦は正解だった。

ここにミューミューが居なければ。


ネロからの報告で、監視センサーがあることを

知りつつも堂々とその前を見向きもせずに

通り抜けて行く。

当然のことながら敵側の監視センサーに

関知されないよう偽装データを流している

のは言うまでもない。


武装集団は2つ目の認証ゲートの解除に成功した。


技術者「話しが違うじゃないか。」

武装2「なら、帰ってもらってかまわない。

    我々は破壊して進むだけだ。

    となるとだ。

    軍が来るから間違いなくお前は逮捕だな。」

武装3「何年刑務所で暮らすことになるんだか。」

技術者「騙したな。」

武装1「騙してなどいない。あれも2つ目だ。」

武装4「目の前の扉も開けるだけだ。

    簡単じゃないか。」

技術者「ちっとも簡単じゃない。」

武装2「分かってる。だからお前を呼んでる。」

技術者「くっそー。」


2つ目のゲートは2重になっていて、

10mの連絡路先にもう一つのゲートがある。

これをクリアすれば研究開発エリアへ侵入できる。


技術者「サーバールームに入るには、この先に

    もう一つ認証がある。」

武装1「それはいい。

    こいつを解除してくれれば終わりだ。」

技術者「信じていいんだな。」


武装4は、両手で素早く銃を構え、

通路の奥へと照準を合わせたかと思うと、

スッと力を抜き銃を太ももまで下ろす。

といった仕草を無言で何度も繰り返している。


ミューミューの作戦開始まで、あと30秒。


武装集団が、監視から逃れ慎重に行動している

ところを見ると、派手な行動に出る気は

ないということだ。

それがミューミューを安心させている。


武装集団の現在の配置は、ゲート2B付近に

技術者と3名が固まっている。

残りの3名はゲート2Aで左右に伸びる直線の

通路を監視している。


    (北)  モ 

 | |    | |

 | |    | |

 | +----+5|

 | ×武2  ×4|

 | ×13  ×6|

 | +----+ |

 |ミ|    | |

 | |    | |

    (南)  ル 



ミューミュー部隊のモエニが北側の通路から、

ルソンは反対側の南側から

ところどころある廊下の窪みに身を隠しながら

ターゲットへと近づいて行った。


ミューミューは、単独行動で別ルートから

既に研究開発エリア側に進入している。

そして、彼らが必死に認証解除してる

その反対側に立っていたのだ。


ちなみに、3つ目の認証ゲートは鉄パイプの

格子状で出来ており、反対側が筒抜けで見通せた。

ミューミューは、彼らの死角となるよう壁に

へばりついて待機している。


幸いにも、武装集団は自分達が配置した

センサーを過信している。

なので、ミューミュー、モニエ、ルソンの3名は、

彼らへの接近に成功している。


作戦開始5秒前。


技術者は、3つ目のロック解除に手間取っている。

モエニとルソンは、銃を構えて待機中。

見張り3名の武装集団を捕らえた。

距離は30m。


ルソンは作戦開始時刻になったのを確認し、

ペン型のダミータグを飛ばす。

自身のタグでダミータグの映像を見る。


♪バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


銃撃の音が聞こえたかと思うと、ダミータグからの

映像が砂嵐へと変わる。


モエニ「侵入者の諸君。我々は警備隊だ。

    君たちを完全に包囲した。

    無駄な抵抗はよせ。」


ルソン「3つ数える間に銃を見えるところに

    投げ捨て両手を頭の上に乗せて投降しろ。

    指示に従わない場合は攻撃を開始する。」


ルソン「3 ・・・ 2 ・・・」


モエニのところに何かが転がってきた。

手榴弾だ。

とっさの判断で煙幕を出し、廊下の視界を

悪くする。

低い体勢を保ちつつ、廊下の中央を全力で走る。

とにかく手榴弾から少しでも遠く離れるために。


♪バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


モニエ>>爆風に備えよ!

ルソン>>了解


モニエを射殺しようと高速連射された無数の

光弾が飛ぶ。

煙幕が張られたことで、モニエの位置が特定

できない、

武装4は反撃を恐れ、身を隠し、腕だけを

通路に出してただただ適当に乱射させる。

見張りの3名は、警備隊の死角となるよう

連絡路に隠す。


♪ドーーーーン。


先ほどモエニに転がって来たものが爆発する。

モエニは、もう一つ奥の窪みに身を隠し

なんとか爆風から逃れた。

幸いにも乱射された弾にも当たらず無傷でいる。


爆発音は、ミューミューにも届いていた。


ネロ >>モニエ様とルソン様にお怪我はありません。

ミュー>>ありがとう。


爆心地は、煙で視界が悪るい。

モエニは煙で出るに出られない。

物音に集中してじっとした。

ルソンとモエニは、タグでお互いの安全を確認する。


銃の乱射と爆発によって、さすがにビルの管理室

と警備隊は、武装集団の存在を認識した。

というか監視できるようミューミューが制御した。

と同時に、国防軍へ応援の要請を出す。

シルキー小隊が武装集団と応戦してることも

報告する。

軍は直ちに出撃し、軍から警備隊へ救急隊の

要請を出す。


武装2「管理室にばれたぜ。」

武装1「軍が出て来る。

    俺たち最高レベルの危険集団だとよ。

    3個団体が10分で到着する。

    急げ!」

武装3「やばいな。」


武装4「なぜここに警備隊がいる。

    センサーは壊れていたのか!」

武装1「6階のやつらが降りて来たってことか。

    俺たちの行動がバレバレだったって事だ。」

武装3「まさかお前が情報をリークしたんじゃ

    ないだろうな。」

技術者「んなことするか!

    オレだって捕まりたくない。」

武装4「囲まれてる。20名はいるぜ。」

武装3「たった今、軍へ応援要請を出したのに、

    いつのまにこんなに集められた?」

武装2「まづい、地下と連絡が取れない。」

武装1「既に制圧されている可能性がある。」


ルソンとモニエは、ダミータグを飛ばして、

大勢仲間がいるように見せかけていた。


武装1「冷静になれ。どうもおかしい。

    人の気配がない。

    今のところ2人しか確認できていない。

    残りはフェイクの可能性が高い。」

技術者「呑気なこと。オレは死にたくない。」

武装2「手段はどうでもいい。開けろ。」


技術者「助けて!」


技術者は、突然警備隊に聞こえるよう大声で叫ぶ。


技術者「オレは人質だ。殺される!」


武装3は技術者へ銃口を向ける。

武装3「お前、殺すぞ」


技術者「わー撃打たないで。なんでもします。

    なんでも。」

武装1「手っ取り早く開けろ。」


武装4を残し、武装5,6は、武装1へ合流する。

技術者は、ショルダバッグから縦2m、横1mの

布状の物を取りだしゲートのパイプに張り付ける。

そして、タグで操作すると、


♪ジャラジャラジャラジャラー


ゲートの鉄パイプが細かな球体へと変わり、

床に散らばった。

見ると布と接触した部分のパイプが一瞬の

うちに消えていた。


技術者「何をする。」

武装1「・・・」


技術者が先頭でゲートをくぐろうとしところで、

武装1に払いのけられ、先にゲートをくぐられる。

その後も武装2,3が続いた。


武装1が中腰でゲートをくぐり、顔を見上げると、

目の前に少女が立っている。

ミューミューである。


なぜ、ここに子供がいる?

武装1の思考が止まる。


ミューミューは中腰状態の武装1の腹に蹴りを

入れると、飛び上がり天井に激突して落ちた。


それを目撃し、慌てて武装2と3がゲートくぐる。

武装2は、ゲートをくぐりながら銃で少女を撃つ。

だが、少女は手のひらで弾を受け止めて見せた。

武装2の顔面にハイキックで蹴りを入れ、

廊下を転がり、うつ伏せになる。

ミューミューは素早く武装2の元へと行き

両手首に手錠を掛ける。


♪パパン


武装3がゲートをくぐりながらミューミューの

背中へ2発撃ちこむ。

確実に少女の背中に当たっている。

次の瞬間、武装3は恐怖する。

ミューミューは立ち上がり、振り向いたのだ。


武装3(ゾンビ―か?)


♪パン、パン、パン、パン


武装3が連射でミューミューへ発砲するも

ミューミューは手のひらで弾を吸収する。


ミュー「無駄よ。」


ミューミューが武装3へ飛び掛かろうとした時、


武装3「うっ」


武装3の腹に穴が空き、彼はミューミューの

目の前で倒れる。

武装3の死亡が表示される。


♪バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


武装1が起き上がり、武装3の背後から

ミューミューを殺そうと発砲したのだ。

弾は、武装3を貫通して、確実にミューミューに

当たっている。

連射しても、少女の服に弾が当たった

痕跡が見られない。

綺麗な状態のままだ。


そのころ武装4は、ゲート2Bで戦闘が

開始されたことを確認する。

どうやら、四方から包囲されていると悟る。


武装4はルソンの位置を先ほど把握した。

もう一度、モニエの方へ手榴弾を投げて、

2秒してからルソンが隠れている窪みへと

乱射しながら近づく。


♪バリバリバリバリバリバリバリバリバリ

♪ドーーーン


手榴弾が爆発する。


ルソンが隠れている窪みから何か飛び出した。


♪バリバリバリバリバリバリバリバリバリ


ダミータグが粉々に砕け散る。


♪ビーン、ビーン


武装4の太ももに流れ弾が当たり倒れる。

武装4はまだ意識はある。

倒れた状態で反撃の手は緩めなかった。

ルソンは再び窪みに隠れる。


♪ビーン、ビーン


武装4の攻撃の手が止まる。

武装4は正面に居るルソンに気を取られ、

背後からの狙撃で即死した。


撃ったのはモニエである。

爆発の煙から姿を現す。


ルソン>>助かった。

モニエ>>怪我は?


ルソン>>どこも怪我してない。

モニエ>>了解


モニエは、ゲート2Aまで進む。

連絡路を覗き込むと3人の姿が見える。


モニエ「銃を捨てて、手を頭の上に乗せろ!」

技術者「撃たないでくれ!おれは人質だ。」


♪バリバリバリバリバリバリ


武装1は少女のどこかに弱点がないかと、

乱射させ至る所に弾を当てる。

が、まったく効かない。


それどころが、その流れ弾が技術者と武装5、

武装6に当たる。

ミューミューは、彼らを助けようと盾になった。


それを理解した武装1は、逆手に取って、

手榴弾を同朋に向けて投げる。

ミューミューは、手榴弾をキャッチしようとしたが、

届かず、指先に当たり、軌道を変えて、

連絡路奥へと転がる。


ミューミューはゲート2Bをくぐる。


彼女の行動を見て、武装1は攻撃を止めて、

武装2の元へ。


ミューミューが連絡路に入ると、3名は流れ弾に

当たって倒れている。

技術者は死亡。武装5は重体。武装4は軽傷。

2人は生きている。

手榴弾の位置を確認するも距離がある。

近くにメンバーと怪我した敵がいる。


ミュー>>あれ(手榴弾)止められない?

ポポ >>機械式なので無理です。


ミュー>>私、あれ(爆風)に耐えられる?

ポポ >>ライフが2つ減りますが耐えられます。


ミュー>>ルソン、モニエ、手榴弾が爆発します

    下がって!

モニエ>>隊長も避難してください。


ミューミューは、武装5と6の盾となるよう

位置を取る。

モニエは、ゲート2から離れる。

タグで、隊長の位置を確認するが、

隊長はその場を離れない。


モニエ「隊長ーー!」


♪ドーーン。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ