3-14 わたしアクションだって得意です
~~~ OTM本社20階社長室 ~~~~~~~~~~~
サララ「世間知らずなのは社長の方じゃない。
ずーっとこんな部屋に閉じ籠ってる
から常識が麻痺するんだよ。
私がどうやってここまで来たか
想像できないのかな?」(^_^ )
黒服の男達は、部屋の四隅に1人づつ配置する形で
銃口をサララに向け立ち構える。
+窓窓窓窓窓窓窓窓窓窓+
│ 男 社長 男 │
/ [机机机] \
│ │
│ │
│男 男│
│ サララ │
+-----\----+
社長「泣きわめいても、もう遅いぞ。
こいつら(黒服)を見たからには、
ここを生かして返すことはできない。
さあ、ステファンという人物を
どうやって知った、
入手方法を聞こうじゃないか。
痛い思いをして、ぶちまけるかどうかは
自分で決めろ。」
サララは社長を凝視し、笑みを浮かべる。
社長 「何が面白い。恐怖で頭がいかれたか?」( ^_^)
サララ「いやぁ、こんなシチュエーション映画で
見たことあったなぁって。楽しい。」(^_^ )
社長 「その痩せ我慢がいつまで続くかか楽しみだ。」( --)
社長が言い切る前にサララは左の手前の男へと
瞬時に移動した。
サララもまたミューミューと同じ重力制御シューズ
を履いている。
通常ならば男に近づくためには最低でも
4歩ほど走る必要がある。
どんなに身体能力が高くても相手に気づかれて
撃たれるのは確実だ。
だが、サララは1歩で男の目の前に来たのである。
無防備な少女だからと油断したのもある。
サララの移動はあまりにも早く、
気が付いた時には銃口の先端が握りられていた。
黒服は、気が動転して思わず引き金を
引いてしまう。
サララは引き金を引かれる直前に銃口を
窓際の方へ向けた。
銃から飛び出したレーザー弾は、社長の机に
当たった。
この発砲により、残りの3人の男はサララに
向け同時に発砲する。
社長 「ストッーープ!」
社長の大声で、4人の黒服は2発目の発砲を止めた。
サララに怪我はない。
目を凝らすと壁に3つの焦げ跡が刻まれている。
サララにすれすれで当たらなかったようだ。
♪ドサッ
+窓窓窓窓窓窓窓窓窓窓+
│ 男 社長 × │
/ [机机机] \
│ │
│ │
│男 男│
│サララ │
+-----\----+
突然、社長から見て左隣の黒服が銃を手放し、
太股を押さえて倒れた。
どうやら、最初に放ったレーザー弾が、
机を貫通して男の右太股に当たっていたのだ。
サララ「アンタ、仲間を撃っちゃだめだよ。
ボディーガード失格ね。」(^_^ )
足に当たったのは偶然ではない、
引き金を引く瞬間、サララはあえてその男の足に
当たるよう銃口を向けたのだ。
サララの正面に立つ男は、サララに銃を握られ
銃口を向けることが出来ない。
もう片方の手で、腰に装着していたこん棒を
素早く取り外し、サララのこめかみに殴りかける。
だが、サララの方が早かった。
男のふところに踏み込み、もう一方の手で
男の脇腹にパンチを入れる。
男は防弾チョッキをつけているにも関わらず、
あまりの激痛に前かがみになり、倒れかける。
サララは、容赦なく足を振り上げ男の腹に
蹴りを入れた。
すると、男は宙に舞い上がり、天井に激突して
そのまま受け身を取らずに床へと落ちる。
うつ伏せで倒れたまま男はピクリともしない。
社長と黒服は、その光景を目の辺りにして
唖然に捕らわれる。
蹴りで人が宙に舞うところを初めて
目撃したのだから。
そしてこの場に居る全員が理解した。
この少女はやばいと。
♪パン、パン。
サララは手を叩き注目を集める。
サララ「はーい、みなさん。
銃を捨てて両手を挙げて。
じゃないと痛い思いをしますよ。」(^_^ )
警告を無視し、2人の黒服はサララに銃口を
向け続ける。
サララは、しょうがないなという顔で、
社長を正面にする。
窓際の黒服は、サララに銃口を向けながら
社長の盾となるよう位置する。
サララが社長に向かって2歩進んだところで、
2人の黒服は同時に引き金を引く。
サララは社長から目を背くことなく両腕を伸ばし
正面と右後ろから飛んで来たレーザ弾を
それぞれの手のひらで受け止めた。
2人の黒服は動揺する。
レーザー弾を素手で受け止めたのだから。
受け止めたというより吸収したようにも見える。
手のひらに銃弾の跡がない。
もう一つ驚くべきことは、銃口を見ずに右後ろの
レーザー弾を受け止めたってことだ。
少女は笑みのまま社長のところへと進む。
社長にとっては恐怖でしかない。
思わず1歩後ろにさがってしまった。
真後ろはガラス窓。
これ以上下がることはできない。
サララが社長のデスクの前に来ると、
拳を握ってデスクを思いっきり叩く。
♪バン。
ものすごい音だ。
社長は驚いてひきつった顔で真後ろの窓ガラスに、
へばり付く。
黒服はなおも社長の正面に立ち盾を続ける。
デスクは叩いた箇所が粉砕され、
真っ二つになって左右に倒れた。
サララの右後ろに居る黒服は驚きあまり、
今度は素手で防がれないよう当てる位置を
ずらして3発連続で放つ。
2発は手のひらで受け止められ、
残り1発はサララに当たらず通り抜けていった。
サララは、壊れたデスク半分を片手で持ち
上げると、右後ろに居る黒服目掛けて、
デスク半分をブーメランのように投げ飛ばす。
黒服は、突然大きな物が飛んで来てたことは
認識出来たが避けることができず、
そのまま直撃し、デスクの下敷きとなって倒れた。
+窓窓窓窓窓窓窓窓窓窓+
│ 社長 │
/ [机 男 ×\
│ サララ │
│ │
│× 机]×│
│ │
+----\-----+
サララ 「だから言ったじゃん。」(^_^ )
サララは振り返って、後ろの男に話掛けるが
返答はない。
サララは正面に顔を戻し、残る2人の男を見る。
社長と黒服は人生で初めて背筋に悪寒が走る。
サララ「安心して、私、優しいから殺したりしないよ。
ただ、病院のベッドで一生寝ることに
なるかもしれないけど。
さて、次は君の番かな。」(^_^ )
サララは正目の黒服と目が合う。
黒服は観念したのか銃を投げ捨て、
腰に付けていた何かを外す。
それをサララに見せた。
黒服 「これ以上近づいたら起爆スイッチを
入れるぞ!」
サララ(爆弾からしら?)
ポポ (はい、タイマー式の手榴弾です。
もし、爆発したらこの部屋の物は
全て灰になる威力です。)
社長 「おい、ばかやめろ。」
サララ「脅し?本当に押せるの?」(^_^ )
その威嚇は、どうも少女には伝わってないらしい。
うろたえるどころか、笑顔のままだ1歩1歩と
近づいてくる。
それを見た黒服は、ついに起爆スイッチを
入れるところをサララに見せる。
どうやら本気のようだ。
♪ピッピッ
10、9
手榴弾の小さなディスプレイに数字が表示され、
カウントダウンされるのが見える。
社長は、左のドアが半開きになっているのを
確認し、とっさの判断で走り出す。
ひざを押さえている黒服を飛び越え、
転がるようにして隣の部屋へと飛び込んだ。
黒服とサララは目が合い。
2人とも微動だにしない。
黒服は険しい表情をしているが、
逆にサララはにこやかのままだ。
7、6
サララ「死ぬ気?」(^_^ )
黒服 「・・・」( --)
サララと黒服は、1歩踏み出せば、
お互いに手の届く距離まで近づいた。
サララは立ち止まり、鼻で笑う。
サララ「私は死なないから、あなた無駄死にね。」(^_^ )
2、1
サララ「ばーーん。なんちゃって。」\(>_<)/
手榴弾は爆発しなかった。
カウントダウンの数値は1を示したまま動かない。
黒服は理解する。
方法は解らないが、この少女が起爆を止めたのだと。
サララ「次は私の番ね。」(^_^ )
サララは1歩踏み出し、左足で男の腹に
フルスイングで蹴りを入れる。
男は、社長が逃げ込んだ部屋の中へと飛ばされた。
♪ガシャーーン。
社長 「わあぁぁ。」(>_<")
社長の目の前に黒服が飛んで来た。
くの字のまま床に転げて、微動だにしない。
生きてるのか死んでるのか分からない。
社長は、ふと、爆発してないことが頭をよぎる。
そうか、あれは脅しだったのだなと自己解決する。
あの女と供に死んでくれればいいのにと願っていた。
目の前の身動きしない男を見て、
急に恐怖が沸いてきた。
やばい、次は自分の番だと。
手足は恐怖で震え出し、どこか隠れるところが
ないか必死で探す。
ふと入り口へ目線が行くと、
少女が立ってて、こっちを見ているではないか。
社長はあまりの恐怖で声が出せない。
思わす尻餅をついて、自分が後ろに倒れない
よう両手で支えた。
サララ「社長!何してるの。おもろ。」
首を左右に動かし、武器になるものがないか探す。
社長の目が泳く。八方塞がりだ。
サララ「さあ今度はあんたの番ね。」( ^_^)
社長 「取、取引をしよう。」(>_<;)
サララがゆっくりと近づく。
サララ「あれ!さっきの元気な社長は
どこ行っちゃったのかな?
そんな弱音を吐かれると寂しいよ。」
社長 「分かった。
言った額だけの金額を払おう。
約束する。」(i_i )
サララが目の前に来ると、社長は反撃する
手段が思いつかず、
だただたサララを見つめるしかなかった。
サララは仁王立ちで社長を見下ろす。
サララ「私が欲しいのは情報だって、
最初から言ってるでしょ。」
社長 「うっ」
サララは、社長を蹴ってうつ伏せ状態に寝かせ、
立ち上がれないよう片足で背中を踏みつける。
そして、ジャケットの裏ポケットから
ワイヤー状の手錠を取りだし、
社長の両手首をうつ伏せの状態で施錠する。
社長 「自分が何をしているの分かっているのか?」
無言で両足首を施錠する。
社長 「わしに危害を加えてみろ。
お前の大事な家族・友人が報いを
受けるぞ。」(o_o")
サララ「はいはい。」( ^_^)
サララ「ちょっと待っててね。
お友達も暴れないようにして来るから。」
サララは黒服4人の応急処置をし、
反撃できないよう壁や柱に身体を縛り付けた。
少女が部屋を出ると、社長は殺される恐怖から
芋虫のように体をうねらせ、
ちょっとづつ、ちょっとづつと、
移動して手錠を解除できる道具を探す。
普段、動かしたことのない筋肉を使っている
ので非常に疲れる。
でも、じっとしてはいられない。
社長 「はぁはぁ」
逃げる方法を模索する。
だが、背中に重い何かが圧し掛かり、
体が動かせなくなった。
瞬時に首を動かし上を見る。
少女が笑顔で見下ろしている。
サララ「どう?いい運動になった?」( ^_^)
社長は、もう逃げられないと悟ると、
急に体力の限界を感じ、
全筋肉の力が抜けて床と一体化してしまった。
サララ「うふふ。」( ^_^)
社長 「何が面白い。」(.. )
サララは、社長の手首の手錠と足首の手錠とつなげ
完全に身動き取れないようにする。
サララ「わざと疲れさせたって知ってた?
これでもう暴れる体力ないでしょ。」( ^o^)
社長 「ワシはしゃべらんぞ。何も聞かないし、
何も答えん。」(-- )
サララ「ちょうどよかった。
そうしてもらえると助かる。」( ^_^)
サララは、ポケットから小さな機器を取り出す。
社長 「何をする気だ。」(>_<;)
社長は、自分が何をされようとしてるのか
必死に見ようとするが、
うつ伏せ状態であるため立膝で作業している
サララの様子が分からない。
サララ「これ使おうかと思って。」
茶色で網目状の布を見せた。それを社長に
広げて見せてから頭に被せる。
社長は、それが人の記録を読み取る装置で
あることを知っている。
そして、あまりの激痛でショック死する
人間を目の前で何度か見て来た。
社長 「わーーーー。だれかーー!
アーノ。アーノーー!」(>。< )
秘書を呼ぼうとするが、この部屋は最悪にも
防音となってるため叫んでもまったく意味がない。
分かっていても言わずにはいられない。
助けが来ない、逃げ道がない、武器もない。
社長は何でこんな作りの部屋にしてしまったのかと、
今になって後悔する。
サララ「ちょっとうるさいんだけど。
頭に響く。もう。」(#--)
社長の口に布を突っ込み吐き出さないよう
テープでぐるぐる巻きに巻いた。
サララ「正直これを持って行くのためらったんだけど、
よかったあんた見たいな人で。
気兼ねなく使えるわ。」( --)
社長 「ぅーーー。ぅーーー。ぅーーー。」(>_< )
社長は目を大きく開きサララへ何かを必死に話かけるも、
もはや何を言っているかまったく分からない。
サララは鼻唄をしながら淡々と準備を進める。
機器から線を引き出し社長の頭にセットした
網目状の布へ接続し、
タグからも線を引き出し機器へ繋げた。
準備を終えると、社長を座布団にて背中へ座る。
サララ>>ポポ、まづは一週間分の記憶をスキャンして。
サララは意識を集中するため目を閉じる。
読み取りが開始されると社長は目を真っ赤にして
全身を使って激しく抵抗する。
だが、手足が施錠された上、サララが乗っかてる
ので板の上で生きた魚が押さえつけられている
ような光景だった。
サララは目を閉じると社長が見た風景が見えて来た。
それは、テレビような平面的な映像ではなく、
自分が社長からの目線で見ている風景である。
音も鮮明に聞こえ、このときの思考や感情も
伝わってくる。
だが、VRのように四方を見ることはできない。
そして、動画の再生のように時間を進めるか、
戻すしかしかできない。
まづは、昨日の事件発生時刻に時間を進めた。
どこかのレストランでだれかと食事をしているようだ。
サララ(何これ。すごく美味しい。
なのにテンション下るぅ。)
社長 「ぅーーー。ぅーーー。」(>_< )
社長はあまりの激痛で激しく暴れ続ける。
この激痛は、あくまで神経が麻痺して脳の
誤認知で痛いと感じているだけで、
実際に外傷が出来る訳ではない。
ただ、その痛みは想像を越えるもので、
手足が切断されるような感覚だったり、
全身が燃える、腕をプレスで潰されるなど
様々な味わったことのないような
激痛を襲うものだった。
スキャンを中断する。
サララ「ちょっと、じっとしててよ?
集中できないじゃんか!」(#--)




