表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

愛する「  」

作者: k5

テーマ「恋文」

  未来の君へ




 この手紙を読んでいる君は、今ここにいる君と同じ人だろうか。違う人なのだろうか。どちらにしても、この手紙を読んでいるということは、僕はもう隣にはいないのだろう。

 僕は未来の君にこの手紙を残す。君がどこの誰であろうが関係ない。僕の君への想いを綴ろう。

 あの日、僕は君に約束したね。君は笑っていたけれど、僕は本気だったんだ。「約束する」と君は言った。その言葉で、僕がどれだけ救われたことか。僕の涙をすくい上げた君の指の冷たさが、僕の心に火を灯したんだ。

 僕に灯った火が燃え上がったのは、君が笑いかけてくれたから。僕は怖くなったよ。このままじゃ、身体まで燃え広がりそうだった。このままじゃ、君を燃やし尽くしてしまいそうだった。君の笑顔が、全てを灰にしてもまだ消えることのない、業火をこの身に宿したんだ。

 僕の業火がこの身に留まるのもまた、君の笑顔が眩しいからだ。君の笑顔を曇らせたくないから、僕は身を焦がすこの熱を抑えられる。僕の炎を生み出すのも飲み込むのも、君がいたからなんだ。

 君の手を初めて取った時。僕の胸は落ち着かなかった。張り裂けそうだった。君の手の温かみが、僕に伝わってきた。その一時が、僕の心を溶けさせたんだ。僕の心を包み込んで、君の色に染めたんだ。

 君と初めて口づけた時、僕は一度死んだんだと思う。それまでの僕は、あの時にいなくなったんだ。生まれ変わったんだ。君のために、僕は新しい僕となったんだ。一瞬の間に、無限の愛を教えてもらった。愛が僕を変えたんだ。

 いつの間にか、君といたくなった。いつの間にか、君と共に生きたくなった。

君といたから、僕は強くなれた。君といたから、僕は前を向けた。

 やっぱり、君といたい。やっぱり、君がいい。

 誰でもいいと言ったけど、そんなことはない。君じゃなきゃ嫌だ。この手紙を読んでいるのは、今僕の隣にいる君であって欲しい。君がいいんだ。

 僕の願いは叶うだろうか。叶わないだろうか。どちらでも、僕はもういないのだろう。

 それでも、この手紙が届くことを願っている。どうか君に届いてほしい。

 長々と書いてしまったね。どうにも書きたいことがありすぎて纏まらないよ。ただこれだけは伝えておきたい。


 僕は君を愛している。





 もういないであろう僕より


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 書き手からの身勝手さや情緒不安定さが感じられる恋文ですね。この情緒不安定さが、何処からくるものかわからないですが……受け取る側が困るであろう事はわかりました(笑) とまぁ……こんな感想しか…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ