続・異世界に行ったら最高の引きこもり生活!
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異世界に行ったら最高の引きこもり生活!ローレンスの日常
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私は3日間かけてお薦めされていたアニメを見終わってソファに寝転んだまま大きく伸びをした。
少し分かったことは同僚とだけメッセージのやり取りが出来るということ。会社では同僚以外は私の存在を覚えている人がいないということ。インフラを守るために現実世界に現金の支払いは必要なのかもしれないということ。
同僚とだけ連絡が取れる理由は分からない。電話やメール、ビデオ通話も出来ない。アプリとWebは使えるしネットスーパーもデリバリーも使える。
まあ、私には困ることがないからいいか。
『ねえ、私もそっちに行きたいんだけど』
『なんか来れそうだよね』
実際同僚とだけ連絡が取れるということは何か理由があるのだろう。デリバリーやネットスーパーが届くのだから何とかなりそうではある。
『フリマにさ何か出品してよ。私が買うから。段ボールに入って自分に商品名つけといて。さすがに人間は出品できないじゃん』
『なにそれ? どういう意味?』
『デリバリーやネットスーパーで普通に買い物出来るのよ。品物が玄関に届くわけ。だから柚花も来れるかなって』
『分かった。やってみるわ』
しばらくしてフリマサイトに出品したと連絡が来たので確認して購入した。
『購入したから段ボールの中にでも立っててよ』
『本当にバカバカしくて草』
『到着明日になってるんだけど』
『明日まで立ってらんないって』
『だよね笑』
♢♢♢
用件がある場合は手紙を郵便受けに入れてとお願いしてから、郵便受けに手紙が入ってくる。
王子や宰相が毎日数回食事の誘いやお茶の誘いの手紙を送ってくるので捨てている。
今日はローレンスさんから手紙が来ていた。簡単に言うとまた窓際でお茶がしたいらしい。
ローレンスさんに返事を書いて窓からポトリと落としておく。
デリバリーでアサイーボウルとセットでカフェオレとキャラメルラテを頼んだ。
アサイーボウルとキャラメルラテに何がチラチラするのか楽しみになってきた。
♢♢♢
コンコンコン
「聖女様おはようございます。本日はお時間賜りありがとうございます」
「ローレンスさんおはようございます。何だかこの前より畏まってませんか? 普通にしてくださいよ。今椅子出しますね」
前回出した椅子をまた窓からローレンスさんへ渡す。ローレンスはいたく恐縮しながら椅子を受け取っていた。
「もうすぐ飲み物とか届くんでちょっと待っててくださいね」
「聖女様ありがとうございます」
「それで、ローレンスさんの相談とは何ですか?」
玄関からドサッっという音がしたので、ローレンスさんに断りを入れて玄関へ行くとデリバリーが届いていた。そのまま持ってローレンスさんのいる窓に戻る。
「すみません。飲み物とデザートのような朝食のようなものが届いたんで一緒に食べましょう」
「何から何までありがとうございます」
「では取り出しますよっと」
あれ? 何も見えないじゃん。もしかして言わなきゃいけないのかあれを。言うのか人前で。嫌すぎるけれど好奇心には勝てない。
「ローレンスさん、ちょっとあっち向いて耳塞いでてください。す、ステータス! ローレンスさん!!もういいですよ!!」
小声の早口で言ったけれど恥ずかしくて顔から火が出そう。
キャラメルラテ【処理能力上昇】
3時間+20パーセント
アサイーボウル【若返り】
強力
紙袋【整理整頓】
1度畳んでから3回使用可能
物を元の場所に戻す
「ローレンスさん、どっちがいいですか? どっちもがいいですか?」
「はい。出来ればカフェオレを飲んでキャラメルラテと言うものは持って帰ってもよろしいでしょうか?」
「また陛下に献上ですか? それなら今注文しますよ」
「いえ、私が執務中に飲みたいと思いまして」
「じゃあ紙袋に入れておきますね。アサイーボウル食べてお互い若返っておきましょ。で、ローレンスさんのお話って?」
アサイーボウルとスプーンを渡して中断してしまったローレンスさんの話を再開させた。紙袋は無視した。
「実は、ファルエール公爵閣下が劍をお探しになってまして。その、宝剣レベルのものについて何かご存知ないかと思いまして」
「宝剣ってどのくらいのものが切れるんですか?」
「伝説級と神話級で違うのですが。あのこれ美味しいですね、ものすごく。ドラゴンや建物まで切れたり魔法まで切れたりと聞きます」
「アサイーボウル美味しいでしょ。劍かあ。うちには無いから買ってみるのも有りだけど、どんな性能が付いてるか画面からは分からないから」
「急に劍だなんて言われても困りますよね」
私はしばし考えてからキッチンへ行って包丁を見てみた。
三徳包丁【殲滅の劍】
火をふく
調理にも使える
なんだこの説明? まあ武器になるのかな?三徳包丁でも武器になるのなら私のとっておきはどうなんだろうか?
包丁用のアタッシュケースを取り出し一緒に持って、何か長いものってないかなと見回して目に留まった物を手に取った。
神話級とチラチラしてるではないか。
いやでもこれはないかな。だんだん持ってるのが重くなってきたので窓に戻って椅子に座ってローレンスさんを見る。
「え!? あの、本当にごめんローレンスさん!! そんなに効き目が凄いとは思わなかったのよ。多分私もよね」
「聖女様!? 何と可愛らしいお姿に!」
「ローレンスさんも可愛いですよ。てか、これいつまで続きますかね?」
ローレンスさんと私は幼児化していた。服までピッタリサイズ。さすが異世界。
「あとこれは包丁なんですけど殲滅の劍になってます。それから」
私はかなり期待を込めてケースから牛刀を取り出した。
牛刀【料理用包丁】
全ての料理が美味しくなる
ペティナイフ【一撃必殺】
投げると必ず当たる
戻ってくる
調理も出来る
なんか思ってたのと違う。
ローレンスさんにはペティナイフを渡した。
ローレンスさんはとても感謝をして、椅子を戻してから子供の体で戻っていった。
孫の手【宝剣エルディオン神話級】
どんなものでも切り裂く
背中もかける
私はローレンスさんに貸した椅子に座り孫の手で背中をかきながら明日は柚花が来れるといいなと思った。
椅子【問題解決】
この椅子に座ると大抵のことは解決する
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