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忍者おしろ大そうじ  作者:


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「ねずみ」の「まきもの」(その六)

 忍者にんじゃ大将たいしょうなわす。


 えたむすよっつ。まあまあだ。


 しかし、三日みっかに「おそうじ」する「おしろ」は、こんなものじゃない。はちかいだてだ。


 しかも、「おそうじ」をひとが、たくさんいる。


 忍者にんじゃの「おそうじ」は、きれいにするだけではダメなのだ。


 かっこよく、きれいにする。これが大事だいじ。だって、忍者にんじゃだから。


 三日みっかの「おそうじ」では、忍者にんじゃ人数にんずうをふやす。そして、今日きょうよりも本気ほんきす。


「それでは、むらかえるぞ!」


 忍者にんじゃ大将たいしょうはしす。


 忍者にんじゃにとっては、むらかえるまでが、「おそうじ」だ。最後さいごまで、きれいにかっこよく。


 忍者にんじゃ大将たいしょうのあとを、忍者にんじゃたちが一列いちれつになってはしる。


「にん!」「にん!」「にん!」「にん!」「にん!」「にん!」


 そんな様子ようすを、とおくのやまから何者なにものかがている。


 あか忍者にんじゃだ。あかむら忍者にんじゃ大将たいしょう


「なかなかやるな。くろむら忍者にんじゃたち」


 いのししで邪魔じゃまをしたのに、あんなにはやく「おそうじ」をわらせたのだ。


 それに、あのはしっていく姿すがたまえからうしろまで、れつがそろっている。


 忍者にんじゃにとっては、むらかえるまでが、「おそうじ」だ。最後さいごまで、きれいにかっこよく。


つぎ三日みっかだったな」


 あかむら忍者にんじゃ大将たいしょうはつぶやいた。


 くろむら忍者にんじゃたちが、はちかいだての「おしろ」を、「おそうじ」することになっている。


「そっちもにいくとするか」


 あかむら忍者にんじゃたちでは、ろっかいだての「おしろ」が限界げんかいだ。


 それよりもおおきな「おしろ」では、きれいにかっこよく「おそうじ」できない。


 くろむら忍者にんじゃたちの「おそうじ」をて、その秘密ひみつやぶってやる。


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