「りゅう」の「まきもの」(その一)
この時、もう一つの丘では、「しゃちほこ」が来ないかわりに、大きな「しゅりけん」が登場していた。
これは、福引きの「がらがら」だ。それを、忍者っぽい見た目にしたもの。
福引きの「がらがら」なので、くるくるまわすと、いろいろな玉が出てくる。
「この福引きに挑戦するには、『福引き券』が必要でござる」
丘の上に集まっている人たちに、忍者が言う。
「ここにいるみんなに、これから『福引き券』をくばるでござる」
くばり始める前に、一つ質問する忍者。
「おこさまたち、忍者は好きでござるか?」
「大好きー!」
こどもたちの元気な声を聞いて、
「じゃあ、おこさまたちには『福引き券』を、とくべつに二まいずつ、くばるでござる」
「やったー!」
福引きの賞品も、はこばれてきた。
一等賞は、『米だわら』を三つだ。「お米」がたくさん。
二等賞は、『忍者おしろ大そうじゲーム』だ。あたった人は、みんなで遊ぶでござる。
他にも、三等賞から七等賞まであった。
でも、なぜか七等賞だけ、「ふろしき」がかかっている。
あれは、何だろう? 小さなものみたいだけど。




