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イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について  作者: のびろう。
第6章 イケボ男子とお嬢様V?ドキドキ即興コラボ朗読劇!

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『その声、誰!?――新星Vひよこまる、突撃乱入!』

『ちょっ、まって!? レーイーくーん!? 誰とそんなに仲良くしてるのー!?』


――配信中の朗読劇に、突如として割り込んだ“第三の声”。


一瞬、沈黙。


その直後――


\えっ!?/

\誰!?誰の声!?/

\え、これ台本?/

\ひよこまる!?ひよこまるじゃない!?/

\配信事故!?/

\逆に神回の予感しかしない/


「……おいおい」


配信ブースのコウ――いや、レイ=アマギは、完全にフリーズしていた。

隣のルイはと言えば、余裕の笑みを崩さぬまま、マイクに口を近づけた。


「……あ、来たね」


そのトーンには、どこか“覚悟”のようなものが混じっていた。

けれど内心では――


(来たか……いや来るとは思ってたけど! ここで来るのは想定外すぎる!)


月詠ルイの脳内は、軽くパニックを起こしていた。


『もーう、レイくんったら! 私を差し置いて、他のイケボと何やってるのぉ!?』


画面に新たな立ち絵が表示される。

ひよこパーカーに大きなリボン、明るく元気なトーン――まさに“ひよこまる♪”のアイコンだ。


\マジできたwwww/

\本物!?リアルに!?/

\ひよこまる参戦!?ww/

\いや可愛すぎて耳が幸せ超えて混乱してる/

\台本どこいったww/


裏配信ルームでは、神代カオルが額を押さえて呻いていた。


「だから言ったでしょ!? “出たくなったら出ていいよ”って言ったら、やりすぎるって!」


スタッフ:「マネージャー! このまま放送続行で?」


「続行しかないだろ! ……責任は、全部私が取るッ!」


一方その頃、配信内――


ルイ(冷静風):「さて……“お嬢様”が突然のお出ましだね」


ひよこまる:「ふふふ~ん♡ レイ執事には、ちょ~っとお仕置きしなきゃだよねぇ?」


レイ:「えっ……何この展開」


ひよこまる:「では、いきまーすっ☆」

(※裏でひより本人、完全にテンション爆上げ中)


『第二幕――浮気した執事への“ご褒美”タイム』


ひよこまる(お嬢様):「まったく……他のご主人様なんかと、しけこんで……。ねぇ、わたしのこと、忘れてた?」


レイ(震え声):「あ、いえ……決してそのようなことは……」


ひよこまる:「ふーん? じゃあ……証明、してよ♡」


\ひよこまる攻め!/

\こっちが赤面するわ!/

\レイくんがんばれwwww/

\もはや朗読劇じゃない!新ジャンル始まった!/

\これアーカイブ残る?いや無理では?ww/


コウは必死に画面外のモニターを見る。


(おい……ひより!? お前なにしてんだよ!?)


※現実:隣の収録ブースでノリノリの“妹”。

※さらに言うと、妹が操作してるVモデル=ひよこまる。


神代(裏音声):「ひよこまる、やりすぎ! 軌道修正して! ルイくん、なんとかフォローお願い!」


ルイ(内心):「俺……今日で引退するかも……」


しかし――その“混沌”の中、視聴者数はついに10000人を突破。

コメント欄は秒単位で更新され、《#ひよこまる乱入》《#台本とは》《#神展開》が同時トレンド入り。


そして――次の一言で、爆笑の渦が巻き起こった。


ひよこまる:「レイくん、あとでお仕置きだからね♡ “膝枕30分”ねっ♪」


\それは罰か!?ご褒美だろ!?/

\完全にひよこまるのターン入ったww/

\ひより=女帝説/

\朗読劇が乙女ゲーになってきたw/

\コウ……生きろ……/


ルイは笑いを堪えながら、そっとマイクを調整した。


「ふふ……じゃあ、三人で続けようか。即興で、三角関係の劇に切り替えるよ」


ひよこまる:「えぇー!? そんなの聞いてない~!」


レイ:「……俺も聞いてませんから……」


――嵐は、まだ始まったばかりだった。

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