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線上のウルフィエナ  作者: ノリト ネギ
すべての始まり
5/37

第五章 超越者

 紺色混じりの黒い空。

 そこでは無数の星々が爛々と輝くも、欠けた月には誰も敵わない。

 闇に飲まれた街並みは、怖いほどに静黙だ。

 昼間は人々の往来で賑わう大通りも、今は足音一つ聞こえない。

 街灯が自己を主張するように石畳の道を照らす。命尽きるその瞬間まで、与えられた使命を果たすつもりだ。

 ここは真夜中のイダンリネア王国。

 昨日に別れを告げ、明日の訪れを待つために、国民は寝息を立てている。

 もっとも、全員ではない。

 起き続けている者。

 これから眠る者。

 そして、その少女。

 静かすぎる病室に、小さなうめき声がひっそりと響く。


「……う」


 発生個所は、唯一存在するベッドの上。そこにはミイラと見間違う患者が眠っており、その表情は苦しそうに歪んでいる。

 パオラ・ソーイング。青髪がふけだらけの理由も、極限まで肉が削げ落ちているわけも、そして死にかけている原因も、全て父親のせいだ。

 見捨てられ、拾われ、今に至る。

 そして、ついにその瞬間が訪れる。


「だ、だいじょ……、アンジェさん!」

「落ち着きなさい。薬を投与して、点滴もしてる。後はもう、見守るしかないの」


 取り乱す少年の名は、ウイル・ヴィエン。灰色の短髪がわずかに逆立っている理由は、パオラのベッドに突っ伏していたからだ。

 医者のアンジェは冷静に立ち上がり、後方のキャビネットへ向かう。

 そこには聴診器が置いてあり、それを首にかけ、患者の元へ歩き出す。


「どんな感じ、ですか?」

「うーるーさーいー」


 焦る気持ちがどうしても口を動かしてしまう。何の罪もない子供が生きるか死ぬかの瀬戸際なのだから、ウイルとしても気が気でない。

 もっとも、この世界は残酷だ。人間に対し温情など抱いていない。

 その証拠が魔物という存在だ。邪魔者を駆逐するため、大陸中でうごめいているのだから、人間の命などいつ消え去っても不思議ではない。

 生きるか、死ぬか。

 殺すか、殺されるか。

 見守るか、見守られるか。

 なんにせよ、今日この瞬間、小さな灯が消え去ることに変わりはない。


「ここまで……のようね」


 医者からの最終通告だ。

 別れを告げるしかない。そういう時間が、訪れてしまった。


「そんな……」

「むしろここまで頑張った方よ。今だって心臓は止まりかけている。血液が循環されていないに等しいのだから、こうして苦しめていること自体が、つまりは意識がある時点で奇跡なの」


 人間としても生物としても、この少女は普通ではない。

 その結果、死ぬタイミングが先延ばしになっただけなのだから、彼女にとっては単なる悲劇だ。


「なんで、なんで……」

「最初から手遅れだったの。脈だってもう十秒に一回。こんなの、私でさえ初めて診るわ」


 正常な健康状態なら、一秒に一回程度か。パオラは仮死状態と言っても過言ではなく、普通ならそんな工程を踏まないのだが、彼女の特異な生命力が自身をどこまでも苦しめる。


「が、がんば……。くぅ」


 がんばれと言いたかったが、ウイルは言葉を飲み込む。そんな応援に意味がないことは重々承知しており、混乱しながらも一方で冷静に判断してしまった。


「……あ、う、おとう……さん」


 パオラは苦悶の表情を浮かべながら、求めるようにささやく。その瞳は焦点が合っておらず、天井を見ているのかさえ不明だ。

 傭兵の聴覚をもってしても、小さすぎる声量。枯れ尽くした身体同様、その命もついに底をついてしまう。

 ウイルは涙を浮かべながら、細すぎる手をそっと握る。


「君のお父さん、まだ見つけられてはいないけど……。だけど、手がかりは得られたから、もう少しだけ時間を……。だから……」


 取調室で知りえた情報は、パオラの父親がどこにいるかを明確には示してしない。それでも一歩ないし二歩は進められたという手応えはあり、明日はさらなる前進のため、聞き込みを継続するつもりだ。

 この少女が亡くなろうと復讐のために探すつもりでいるのだが、だからといってこれから起こる不幸を許容出来るわけではない。

 心が痛い。

 なにより、悲しい。

 大粒の涙が、ウイルの頬と泣きボクロを濡らし続ける。


(人生はこれからだろうに……。親の温もりも、美味しいご飯も、遊ぶ楽しさも知らずに、この子は……。残酷過ぎるよ、そんなの……)


 少女の手のひらは骨のように硬く、そして冷たい。握り返す余力すら残ってはいないのだろう、少年が一方的に包むだけだ。


「パオラちゃん、聞こえる? ほら、あなたも。声は聞こえ続けるものなの」


 医者が桃色の長髪を垂らしながら覗き込むように話しかける。もはや治療でも何でもないが、彼女らに残された行為はこの程度だ。


「お、お兄ちゃんならここに、いるから……。必ず君のお父さんを見つけてくるから……。連れて……くるから」


 ウイルは絞り出すように言葉を紡ぐも、最後まで言い切れない。見守ることしか出来ない無力さが、それを遮ってしまう。


(この子が……、この子が何をしたっていうんだ! 死ぬのは父親の方だろうに! ちやほらされて、今もどこかで魔物狩りを楽しんでるそいつだろ! おかしい……、おかしいってこんなの……。不憫過ぎる)


 不公平だ。

 食事を与えられず、最低限の教養すら持たない娘。

 等級六という肩書を得たことから、祭り上げられた父親。

 もはや、両者の関係は親子ですらない。

 被害者と加害者。

 死にゆく者と殺した者。

 それをわかっているからこそ、ウイルは悔しくてたまらない。


「……こほっ、こふ」


 空気の塊がパオラの口から断続的に吐き出される。肺の機能が停止しかけており、呼吸すらもままならない。


(女の子一人救えないなんて、私も医者失格ね。いっそ廃業しようかしら)


 アンジェの心にもヒビが入る。この結末は最初からわかってはいたが、それでも一途の可能性を捨てきれずにいた。

 最初の診断から、医学的にはこの着地地点以外にありえない。

 新しい薬を発明しようとも。

 抗うように点滴を打とうとも。

 少女の命は今日、この場所で散ってしまう。優秀な医者であればこそ、わかっていたことだ。


「おと……さ……」

「ごめん……、ごめん!」


 パオラは真っすぐ天井だけを見つめている。その瞳に力はなく、唇を動かすことさえ精一杯だ。

 もはや、ウイルには詫びることしか出来ない。

 もっと早く見つけてあげれば良かった。

 父親を今日中に見つけられなかった。

 この子を救えなかった。

 様々な感情が混じり合った結果、残された選択肢として謝罪だけが残る。


(エルさんも救えなかった! この子も……! やっぱり無力なんだ、僕は……)


 今にも壊れそうなその手を、少年は悔しそうに握り続ける。

 こぼれる嗚咽は一つ。

 押し黙る吐息も一つ。

 三つ目はもう聞こえない。

 それが何を意味するのか、医者でなくとも十分理解可能だ。


「そんな……、そんなそんな……!」

「く……」


 ウイルは取り乱し、アンジェは静かに顔を背ける。

 受け入れがたい現実だ。それが、十六歳の少年に重く圧し掛かるのだから、大粒の涙は零れ落ち、白いシーツをいつまでも濡らし続ける。


(なんで、こんなことに?)


 悔やんでも悔やみきれない。

 意識は混濁し、歪む視界ごしにパオラを眺めようと現実感は見当たらない。

 終わった。

 終わってしまった。

 何が終わりを告げたのか、それすらもわからなくなった今、少年はその場から動けず、茫然と死体を見つめ続ける。

 魔物を殺すことには慣れていようと、この状況には耐えられない。

 思考は停止し、もはや何も聞こえない。

 そのはずだった。


(大丈夫)


 ウイルの頭の中に、透明感をまとった声が走る。

 幻聴ではない。

 妄想でもない。


(パオラちゃんなら大丈夫)


 女の声は止まらない。


(ほら、見て。やっと、体の隅々にまで行き届いたの。ウイル君とおっぱいちゃんのおかげ)

(いったい何を……?)


 ウイルと話者は赤の他人ではない。知り合い以上の何かではあり、その上、意思疎通が可能だ。


(そういえば、まだ教えてなかったっけ? 私の能力は……)

(ちょ、待って待って! びゃ、白紙大典とこの子に何の関係が⁉)

(うん、関係ない。だけど、わかるの。私の能力は生あるものの封印。だからなのかな、特定の人達の命が炎のように揺らめいて見える。パオラちゃんのも……ね)


 意味不明な独白だ。

 そうであろうとなかろうと、根拠のない慰めなど不要であり、少年は苛立ちと共に問いかけ続ける。


(だったら! 何を言いたいのさ……)

(この子なら大丈夫。ウイル君が朝ごはんを食べさせてあげたから……。おっぱいちゃんの薬を飲んだから……。点滴? についてはわからんちんだけど。だから、もう泣かないで)


 頭の中のそれはやさしく答える。

 慰めるために。

 事実を伝えるために。

 間に合ったことを告げるために。

 ウイル達の働きが、無駄ではなかったと教えるために。


(何の、ことを……)

(今は仮死状態。体がビックリしちゃったのかな? 美味しいパンを食べて、甘いジュースを飲んで、元気いっぱいになれる薬を飲んで、大事なものがいっぱい入ってきちゃったもんね。吸収するのに時間がかかっちゃっても無理ないよ。だけど……)

(だけど?)


 体を持たぬ存在だからこそ、わかるのかもしれない。

 パオラという小さな器の中で起きている化学反応。それは、ここからが本番だということを。


(栄養がついに全身に行き渡った。ほんと、すごい女の子だよ。ほら、生きたいっていう本能が爆発しそう。さぁ、声をかけてあげて)


 目覚めの時だ。後は、ほんの一押しでその瞬間は訪れる。


「パ、パオラ……。お兄ちゃんがわかる?」


 体を乗り出し語り掛けるウイルと、何も知らぬがゆえに目元を押さえるアンジェ。

 そして、脈動を再開させる、小さな心臓。


「……お、にい、ちゃん」


 目覚めるように瞳が開かれ、ささやくようにその声が響く。


「え⁉ どういう……」


 にわかには信じられない状況だ。女医は耳を疑うも、眼鏡越しの少女は先ほどまでは明らかに異なる。

 先ずは肌。カラカラに乾燥していた茶色が、薄っすらと赤みを帯びている。血の気が通った証拠だ。

 目にも力が宿っており、今はウイルをしっかりと捉えている。


「よく、がんばったね……。本当に、本当に……!」


 少年は包み込むようにその手を握る。

 少女もまた、ゆっくりと指を折り曲げる。


「何が起きたっていうの? 私の診断が間違っていた……?」


 アンジェは眼前の奇跡を素直に喜べない。誤診だったのなら己の未熟さを笑えば済む話だが、今回はそうでないと胸を張って言える。

 医者として、パオラの体調を正確に見極めたはずだった。

 慌てて脈と心臓の鼓動音を調べるも、異常はどこにも見当たらない。それどころか、健康そのものだ。血色が戻ったことを除けば、ミイラのような見た目のままだが、この少女に不調の兆候は見受けられない。


(白紙大典、これっていったい……?)


 ウイルの問いかけは独り言ではない。それを証明するように、彼女は持論を話し出す。


(やっぱり、そうなのよ。パオラちゃんは……、超越者)

(この子が⁉)

(うん、そうとしか考えられない。だって、生命力の大きさがあの人にそっくりだったもん。しかも、ただの超越者じゃない……)


 頭の中での議論でしかないのだが、少年は驚きの余り脱力してしまう。そのまま椅子に腰かけるも、彼女の説明は止まらない。


(生まれながらの超越者)

(そんな⁉ 王族や英雄以外に⁉)

(驚きだよね。だけど、薄々気づいてはいたんでしょ? そうでなければあり得ないもの……)

(そうかも……、しれないけどさ)


 人間はひ弱な存在だ。魔物はおろか野生動物にすら抗うことは難しい。

 相手が猫やリスなら話は別だが、虎や熊となるともはや絶望的だ。

 武器や人数を揃えればなんとかなるのかもしれない。人間には知恵があり、戦略を考えることが可能な稀有な存在なのだから、そういった利点を活かしてこそと言えよう。

 それでも太刀打ち出来ない脅威が、魔物だ。

 樹木を切り裂く爪。

 骨すら砕く牙。

 岩よりも硬い鱗。

 不可能だ。人間という矮小な生き物がこれに敵うはずもない。

 逃げることもままならず、殺される。

 凶器を握って挑もうと返り討ちは避けられない。

 人間は狩られる側だ。

 事実、彼らは滅ぼされかけた。

 それでも抗い続けた結果が、今だ。

 イダンリネア王国の歴史は千年を超え、今も魔物を狩りながら栄えている。

 そう、人間は魔物に立ち向かえる。

 それが傭兵であり、軍人だ。

 最前線で戦う者がいるからこそ、王国の民は安らかな一生を過ごせている。

 しかし、現実はそこまで甘くはなかった。

 傭兵の研ぎ澄まされた戦術を跳ねのけ、軍人の集団攻撃すらも一掃する強敵がこの世界には存在する。

 人間に弱者と強者がいるように、魔物の強さも画一的ではない。

 その一つが巨人族なのだが、その上澄みはもはや天災と言っても過言ではない。

 腕の一振りで軍人達を薙ぎ払い、そこが森なら木々すらも消す飛ぶほどだ。

 人間離れした傭兵でさえ、そういった化け物には抗えず、一方的に蹂躙されその命を奪われる。

 絶望的だ。人間側に勝機などありはしない。

 そのはずだった。


(パオラちゃんは本物の超越者。私達は、ついに見つけることが出来たのかも……)

(え、まさか⁉ この子が僕達の探していた……?)

(あの女を倒せる、唯一の存在)


 超越者。その名の通り、人間を越えた超常の強者だ。規格外の身体能力と生命力を持ち合わせ、その実力は魔物すらも恐怖させる。

 拳は山をえぐり、脚力ば音速越えに伴う衝撃波を発生させてしまう。

 超越者のあり様は三種類に分類出来る。

 長い鍛錬の果てに限界を突破した者。

 生まれた時から壁を越えている者。

 そして、未確認のもう一つ。

 過程はどうあれ、極少数の彼らがいるからこそ、人間は駆逐されずに済んでいる。

 魔物自体が常軌を逸した存在だが、さらに突出した化け物がいようと問題ない。まるでバランスを保つように、人間側にも同等の手駒がいるのだから。

 それが超越者であり、この少女なのかもしれない。少なくとも、ウイルの中の彼女はそうだと断定する。


「超越者……」

「え? それって……」


 少年のつぶやきが医者を驚かせる。


「この子は超越者なんだと思います」

「なるほど。確率的にはありえないのだから、にわかには信じ難いのだけど。それでも、そう考えれば辻褄が合う。医学的には死んでなければおかしいのに、生き続けているという事実がその証明……か。そうは言っても、私でさえ初めて出会うわ」


 アンジェが唸る理由は、その存在が非常に稀だからだ。

 本来ならば、限られた血筋の元にしか生まれない。それが王族であり、英雄なのだが、この少女は一般市民だ。

 もっとも、父親は制度初の等級六に至った傭兵であり、そういう意味では遺伝の可能性は捨てきれない。


「生まれた時から超越者……。すごいとしか言いようが無い」

(だよねー。運命感じちゃう。ハクアに早く報告してあげたら? 見つけたって)


 ウイルと声だけの彼女は、実は何年もの間、こういった人間を探していた。

 頼まれたからであり、そうしなければならない理由があるのだが、それがパオラなのかもしれない以上、驚きを隠せずにいる。

 まだ決まったわけではない。

 それでも、そうとしか思えない。

 この少女との出会いには、そういった何かを感じずにはいられなかった。


(そういえば、白紙大典がさっきから言ってる、おっぱいちゃんってアンジェさんのことだよね?)

(うんー、だって大きいし)

(エルさんほどじゃないと思うけど……)

(えー、けっこう良い勝負してると思うよ。白衣で体のラインが分かりにくいけどさー)


 そういうものか。ウイルは静かに納得しつつ、アンジェをちらりと盗み見し、すぐさま少女の方へ視線を戻す。


「おにいちゃん」

「ん? どうしたの?」


 パオラとウイル。両者の視線が優しく交わった瞬間、この少女は人間らしく主張する。


「おなか、へった……」


 果たして何年間、そう思い続けてきたのか。それを考えるとウイルの目頭が熱くなるも、今は泣いている場合ではない。


「わかった。これで……、良いかな?」

「ダメに決まってるでしょ。鞄から何を取り出すかと思ったら、干し肉って。もっとマシなもの出しなさいよ」

「これしかないです。この一枚が最後のご飯です」

「塩分多すぎるし、そもそもそんな硬いもの消化に悪いし、あらゆる面で却下。ちょっと待ってなさい。私が流動食作ってくるから……」


 ある意味でドクターストップだ。傭兵の差し出した食べ物は検査に合格せず、マジックバッグへ戻される。

 代わりにアンジェが立ち上がるも、その言動は医者であると同時に保護者のようだ。

 それを受け、ウイルはパオラにささやく。


「お母さんみたいだね」

「おかあさん……」


 そのやり取りを、彼女は当然のように見逃さなかった。


「だったら……、あなたがお父さんね。あ・な・た」

「おとうさん……。おにいちゃんが、おとうさん?」

(墓穴掘ったな、これ……)


 反転し、心底嬉しそうに少年をからかう女医。

 ベッドに寝たまま、目を丸くする少女。

 そして、失言を猛省する傭兵。

 こうなってしまっては、嵐が去るのを待つしかない。アンジェの機嫌を損ねるわけにもいかず、少なくとも夜食が用意されるまでは辛抱だ。


「私もついにお母さんか。あ、二人目、欲しいな」

「ふたりめ?」

「パオラはまだ知らなくても大丈夫だよ。あの人の妄想もとい発作みたいなもんだから」


 この日、運命の出会いは果たされた。

 ウイルは仲間を連れ去られ、パオラは父親に見捨てられた。似て非なる境遇だが、これから歩む道はついに重なる。

 二人の旅はここから始まる。

 少女の父親を探すため。

 さらわれた相棒を取り戻すため。

 ウイル・ヴィエンは傭兵らしく、この大陸を駆ける。

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