Luxury Disease
●「聴きやすい」が、やはり以前のような「強烈さ」は感じらないか。
【収録曲】
1.Save Yourself
2.Neon
3.Vandalize
4.When They Turn the Lights On
5.Let Me Let You Go
6.So Far Gone
7.Prove
8.Mad World
9.Free Them feat. Teddy Swims
10.Renegades
11.Outta Sight
12.Your Tears are Mine
13.Wonder
14.Broken Heart of Gold
15.Gravity feat. 藤原聡 (Official髭男dism)
前作から約3年半振りと、彼らにしては結構久し振りのリリースとなったONE OK ROCKのアルバム。前作はその名前に反してほとんどロック色を感じられませんでしたが、今作においては、いわゆるバンドサウンド(ギター・ベース・ドラム)とそれ以外のサウンド(シンセサイザー・ピアノ等)が半々になっている印象がありました。メロディのインパクトに関してもある程度戻ってきており、中でも、シングルとしてリリースされた『Renegades』や『Wonder』は、かなり明確なフレーズを聴かせる曲になっていると思います。
全体的にサウンドは柔らかめで、シャッフルのリズムで怪しげに進める『Neon』や近年の彼らにしては珍しく日本語詞を中心にした『Mad World』、抑揚を利かせた演奏が印象的なバラードの『Your Tears are Mine』等と、色々と変化を付けていることもあってか、「聴きやすい」作品であることには違いないのですが、以前のような「強烈さ」はさほど感じられず、やはり、「丸くなった」印象が拭えないところがあります。そういう意味では、良くも悪くも「優等生的」なアルバムといったところでしょうか。
評価:★★★★




