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第97話 魔族の存在

”カルバラダンジョン”の最下層にいた数百年ぶりに見た魔族に関して、ジンはたまたま最下層に今まで行き着いた冒険者がいなかったために発見されなかっただけで、実は滅びとと思われている魔族は何処かで人数は少ないが生きながらえて再び再興を目指して居るのではないだろうかと考えた。


そのため、今日1日は『魔族に関して』と『魔族のスキルと魔法』を読み魔族に関して勉強しようと2階のジンの部屋に猫のルイを連れて膝に乗せながら、本を読み漁った。


『魔族に関して』と云う本んで確信したのは、彼らは決して滅んではおらず、密かに闇に紛れて勢力を目立たないように人間界とは深くは関わらず生き抜いて来て居ると云うことだ。


彼らの文明は高くはないが、魔力とユニークなスキルが彼らを生きながらえさせていた。


古代人の様に文明を駆使して『アーティファクト』で魔法と対抗できる武器を作るのではなく、彼ら自身の体が持って居る魔力とスキルが人間界の魔力やスキルを凌駕して、人族や獣人族に数で劣って居るが戦力的には決して引けを取らない強力な戦闘力を持っている事がわかった。


魔法に関しては殆ど4属性の火、水、風、土は一個体の魔人は使え、闇魔法はほぼ使いこなし、スキルがとても個体ごとに変わっており、この世界の画一的なスキル構成ではないらしい。


例えば、体そのものが水になったり、土になったり、石になったり、と体そのものを分子レベルで構成を変更できるスキルを持って居る魔族がおおい。


相手としてはとても厄介な連中だが、あまり人間界や獣人族の前には今の所表立って出てくる気配はないようだが、『魔族について』の最後の方のくだりに、”いずれの時にか魔王が復活をして、人間族、獣人族を蹂躙すると魔族の星読みの預言者が言って居る”と書かれていた。


”魔王復活なんて云う時代に俺は出会いたくないな!違う時代に復活するなら復活してくれ”と心の中で呟いた。


膝の上のルイが「にゃぁ〜ん!」と甘えた声を出して肩に乗ってきた。


ジンの顔を舐めて、[ご主人様、古代人の予想では今のこの時代に魔王が復活するであろうと、予測していましたよ]


[ルイ、それ本当なの?ルイの脳内の記憶の中に古代人の記録が少し残されて居るのを、そのまま残したのだけど、そんな事、古代人は予測していたんだ!]


[はい、プロレジア帝国の北海の海に浮かぶブラックアイランドという大きな島で復活すると予測までしてますよ]


[それなら今からその島を消してしまえば問題ないのでは?]


[にゃー、それは駄目ですにゃー、そんなことしたら、プロレジア帝国の北端の海岸線に大津波が押し寄せて街が幾つも壊滅状態になりますニャン!]


[あっ、そうだね、島が消滅する余波で海の潮の流れが急激に変化して、大地震と同じ状態になるものなぁ]


“<タブレット>の【GOD】に魔王の強さやスキルを聞いてみるかな”と呟いて<タブレット>の【GOD】に『魔王の魔力、スキルの種類、魔法のレベルと剣技のレベルは?』と打ち込んでenterキーをポチった。


”未だ存在していない魔王のレベルは確定要素が少なすぎて変数も多く、特定は困難です。存在が確認してから再度お調べください”と出て確認はできなかった。


[ご主人様、魔王が復活すればご主人様は直ぐにその魔力を検知できるので復活すれば直ぐ調べれば大丈夫ですよ。それまで、更にスキルを限界値まで上げましょうニャン」


[そうだね、ルイ、ありがとうね]


[にゃーん、どういたしまして]と言ってぺろぺろジンの頬を舐めた。


”折角古代人を滅ぼした異界の魔物を成敗したと思ったら、今度は魔王と魔族たちか!俺とヒューイはそのために神様にこの地につかわされたのかな?”と呟くジン。


リビングに降りて来て、ローラにアメリカンコーヒーとサバランを頼んだ。


奥さんたちは、皆セモアの街に買い物に行ったそうで、ドールが一応護衛でついて行ったそうだ。


ヒューイがソファーで惰眠を貪っていた。


「ヒューイ、魔族に関しての本を読んでわかったのだけど、俺たちが気がつかないところで魔族は生き続けて居るそうだ、しかもブラックアイランドと云う北の島にどうやら魔王が復活する日が来るそうだぞ」


「パパ、そんな未来の話を心配してもしょうがないから、ルイを連れて私たちの戦闘能力をもっと高める努力をしましょ?」


「おぉー、お前にしてはいいこと言うなぁ、さっきルイにも言われたよ」


[ルイ、パパばっかりにいないでたまには私の所においで]とルイに念話をする。


[にゃーん、ヒューイさんはご主人様の子供ニャンですの?]


[そうよ、パパに産んでもらった様なものだもの]


[それなら私と同じですニャン]


[そうだね、これからずっとよろしくね]


[ハイです!]と言ってヒューイの膝に乗ってきて、体をすりすりさせた。


「ルイの戦闘力を高めるのに魔法を付与しておくか?」


「そうね、ルイは物凄く素早いから攻撃を受けないと思うけど、やはり【シールド】を自分にかけたり爪だけでなく、魔法で攻撃できた方が戦闘力は格段につくと思うわ」


[よし、ルイ今からお前に7属性全ての魔法特性を付与して上級魔法迄付与するからな]


[ありがたき幸せです!お願いしますニャン]


ジンはルイに回復魔法も付与して、ヒューイ達が怪我しても直ぐ直せるまでの上級魔法を全て付与した。


レーザービームは両目のどちらからでも放てる様にして、同時に赤外線暗視アイも使えて録画できる様に【モデリング】を駆使して作り変えた。


ついでにヒューイに関しても7属性全て上級魔法を付与して、全ての魔法を使いこなすことができる様になった。


ヒューイはもともと殆どの魔法は使えたが【インビジブル】とか【ディスペル】とかは使えなかったがこれでヒューイもルイも使える様になった。


ジンも未だスキルで限界測定不能までのレベルに到達していないスキルを見てみた。


霊感知スキル、死霊使い(ネクロマンサー)スキル、弓術、棒術、投擲、この辺りをやってみる。


ヒューイとルイを伴い、セモアの墓地に行って<タブレット>の霊感知スキルの項目をポチった。

”霊感知スキルがLv100になりました、直ぐそばの霊であれば感知できる様になりました”と頭の中に声が響いた。


すると、お墓の霊が未だこの地に残って居る霊を感知することが出来、その霊に念を送り”浄化して上げましょうか?”と聞くと”是非お願いです”と言うのでその霊に向かって【浄化魔法】をかけて上げ浄化してあげた。


それを繰り返すこと5回、”霊感知スキルが限界値を超えました、以後は自動で発動され、アナウンスはされません。霊を目視できる様になりました”と頭に響きお墓のかなり奥にいる霊を目視できる様にまでなった。


次に、死霊使いスキル所謂【ネクロマンサー】だ!


<タブレット>のネクロマンサーの項目をポチって立ち上げると”ネクロマンサーのスキルがLv100になりました、普通の魔力量だった人たちの霊を使役できます”と頭に響た”


ジンが『我、命じる、眠れるものよ目覚めよ』と地面に手を翳して念じると目の前のお墓から夥しい死者が目覚めて墓より出て来た。


日中の為、力が弱いがこれが日が沈んでからだと、この数は味方と言えれば凄いせんりょくになる。


『今日は皆さんに挨拶だけしたかっただけです、再びお願いするまでお休みください』と念じて元の墓に戻した。


一番そばのお墓に手を添えて同様に念じると再び死者が出て来て、また戻してやり、違う墓を同様に手を添えて・・・、繰り返すこと5回。


”ネクロマンサーのスキルが限界値を超えました、今後は心の中で思うだけで最高強者さえも呼び起こすことができる様になります”と頭の中に響いて来た。


横でみていたヒューイとルイが二人とも気持ち悪そうに見合っていたが、ジンはスルーして、「特別な場合以外は使うことが無いスキルだね」と二人に言って、自宅に戻り、地下の訓練場で弓を的に目掛けて何回かこなし、弓術の限界値超えを可能にした。


次に棒術のスキル部分を<タブレット>でポチって、ヒューイに模擬刀で相手をしてもらう。

それを繰り返してやはり限界値越えをして、リビングに戻った。


ちょうどその時、買い物に出ていた奥様達がドールとロンも一緒に戻って来た。

人工犬のロンは相変わらずイリーナにくっついてそばに寝そべっている。


「ローラ、そろそろお昼だからドールに手伝ってもらってお昼の用意を頼むね」


「そうそう、セモアで沢山ゴカイ類買って来たから海鮮鍋にしましょう」とイリーナが言って、海鮮鍋になった。



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