第96話 久しぶりの我が家
グラバド王国の”カルバラダンジョン”で最下層の魔物が魔族だったがそれをジンの【亜空間魔法】で消し去って、ギルドマスターに報告したジンたちはパラゴンの古代文明都市遺跡で『アーティファクト』も数点手に入れ、『空飛ぶ車』でレンブラント王国の自宅があるセモアに久しぶりに帰ってきた。
ローラとドールが早速お昼ご飯のカツカレーと野菜サラダに野菜コンソメスープを出して、のんびりと昼食を楽しんだ。
女性陣たちはパラゴンの古代都市遺跡で手に入れた数多くの洋服の分配を賑やかに分けて居る様だ。
ジンは先ず最初に、遺跡で倒した2体のゴーレムをガードマン用の警備として一応の剣技と体術を仕込ませる作業に取り掛かった。
鉄と銅の合金のゴーレムの金属の合金組成比率をミスリル80%アダマンタイト15%ダマスカス鋼3%銅2%の比率に変え、頭部にAIを埋め込み【結界】を2重にして保護して心臓部にレベル10の最高ランクで魔石を埋め込みAIに魔力の流れで繋ぎ魔石も【プロテクション】を掛けて更に【隠蔽】を掛けてジンとヒューイの言葉のみ受け付けるように魔石に念を封じ込めた。
更にパラゴンで手に入れた魔剣『4属性を纏ったミスリル剣』に斬れ味レベル10の最高値を付加魔法でかさねがけした。
もう一体のゴーレムはミスリル製なので5%だけ硬さを増すため、アダマンタイトを加え、AIを頭に埋め込み、魔石をレベル10にして、胸に埋め込み、【プロテクション】を掛けて魔素の流れがAIに集積されるようにしてAIも二重に【プロテクション】で守るようにした。
こちらは、体術レベルを限界値越えにし、魔法特性を7特性全て中級から上級迄で魔法を放てるように付与した。
矢張りジンとヒューイの言葉だけを聞き、指示に従うように魔石に念を封じ込めた。
次にミスリル製の犬に魔石レベル8を埋め込み【シールド】をした。
犬には嗅覚、聴覚は既に高度な技術が施されているので視覚も夜でも見える様に、赤外線カメラ付きの目を取り付け、見た映像を保存できる様に超小型ディスクで1000ペタバイトの大容量を脳に収めた。
脳をAIに切り替えて二重に【プロテクション】を掛け念話をジンとヒューイとできるようにした。
猫の方も襲って来た攻撃的な猫の魔石をレベル10に上げ、嗅覚、聴覚、視覚のレベルを最高ランクに引き上げ、ジンとヒューイと念話で意思疎通が出来るようにした。
付与魔法で【身体強化】を自由に掛けられる様に犬と猫2匹に付加した。
更に犬に噛み付く時には犬歯が鋭く長く伸びて痺れ薬が傷口から入るように改良した。
ネコの方も手足の爪が鋭い切れ味でオークの首程度は切り落とすほどの威力を持たした。
そしてジンの〈タブレット〉の画面に犬や猫の見た映像を同期させて見る事を可能にした。
もう一匹の人懐っこい猫は魔石を5にあげ、AIを埋め込んだあとは特に変えずに人懐っこい可愛いネコちゃんにした。
ジンの作業が夕方迄掛かりリビングに降りると、奥様達は既に洋服の分配は終わったと見えて、紅茶にケーキを食べながら雑談をしている。
ジンが先ずペットの犬を皆に紹介する。
「名前なんだけど、『ロン』とつけたけど、どうかな?」
「いいんじゃない?ロン、おいで!」とイリーナが言うと、「ワン」と一声鳴いて、シッポをフリフリイリーナに擦り寄って来た。
「可愛いわねぇ」
ロンはどうやらイリーナが気に入ったようで、彼女の傍らに座り離れようとはしない。
「次に人懐こいネコのミーシャだよ」
オレリアが「ミーシャおいで」と言うと「ニャンニャー」と鳴いてオレリアの膝に上がって頬ずりしてくる。
オレリアが嬉しそうに抱き上げて彼女のほほにミーシャをつけると、ぺろぺろと彼女のほほを舐めた。
最後は気難しいルイちゃんだ。ルイちゃんはジンから離れようとはしない。
仕方なくジンが抱いてあげると、ニャンと一声鳴いてジンのほっぺをぺろぺろ舐めてきた。
「ルイはジンが好きみたいね、またまたライバルが増えたわ!」と笑いながらイリーナが言った。
「3匹ともペットではあるけど、ロンとルイは戦闘能力を持たせているから冒険には一緒に連れて行こうと思ってるよ」とジンが皆に伝えた。
「それと我が家をしっかり留守番してくれていたダンに、二人の仲間を作りました。先の古代人の遺跡にいたゴーレム2タイプのうち、体術レベルが限界値越えの猛者で、魔法も7属性全て発動出来、中級迄はすんなり発動するゴーレムで名前はアレンだよ」
「アレン、みんな仲間だからご挨拶して!」
「ジン様を主人として頑張るアレンです。皆様とこの家を守りぬく決意でおります。よろしくお願い致します」
「それと、こちらは剣技に特化したケンだよ。魔剣4特性を纏った『四徳剣』を持たせていて、剣に関してはゴレームの中で随一だからね」
「ケンです、皆様よろしくお願い致します」
「研究棟の方はジェスが一人で警備して、建物を【結界】で、敷地全部は【シールド】で覆って居るので侵入者は入れないし、海からの水路も3重に段階的に【シールド】をかけて居るので海からも侵入出来ないから大丈夫です」
「でもジン、中には『マジックアイテム』などで【シールド】を破壊できる人が来て破壊したら研究棟に一人だけでは心許無くない?」とイリーナ。
「勿論破壊されたら、俺の<タブレット>に警告音がなる様に全てのこの家と研究棟の警戒を同期させているから、瞬時に【転移】で対応できるから安心してくれる」
「それと、ローラもある程度ドールと同じぐらいに戦闘力を持たせる様に旅の最中色々手を加えて、付与したりして来たので今後はローラが食事の準備で冒険の旅にも一緒に出かけるけどあくまで食事係として従事させます」とジンが奥様たちにはなした。
「ジン、それならやはり『研究棟』にケンをジェスと一緒にさせてあげようよ」とイリーナが言うので、「わかりました、年の功のイリーナに言われたら俺は直ぐゆうこと聞いちゃうのです」とおどけて言いながら、「それじゃ、ちょっとジェスのところに行って、ケンを『研究棟』に連れて行ってくるよ」
ジンはリビングと食堂の間にあるカウンターの地下通路からケンと『研究棟』に行ってジェスにケンと二人でここを守る様に伝え、不審なことが有れば直ぐに念話で連絡する様に伝えた」
再び戻ってくるとルイがニャーと鳴いて肩に乗って来た。
「ローラそろそろ晩御飯をドールと頼むね、僕らは先に順番でお風呂に入ってくるから」
ジンとイリーナが一緒に2階の階段よりのお風呂に入り、イリアが奥のお風呂に入り、1階のお風呂にはアリシアが入り次にオレリアが入っていく。
2階の階段寄りはジンたちの後、ヒューイが入り、イザベラが続いた。
また2階の奥はイリアの後にフェリシアが入った。
ドールが久しぶりに、チンジャオロースーと餃子を『美食の皿』で準備して、『魔法の鍋』で中華風のスープをだした。
パンの人とご飯の人どちらも対応できる様にして、ジン、ヒューイ、イリーナ、イリアがご飯でイザベラ、アリシア、オレリア、フェリシアがパンで、野菜サラダは自由にドレッシングを2種類出して食べれる様にした。
久しぶりのジンファミリー家の夕食だ。
オレリアとフェリシアは初めてなのかな?興奮しながら餃子を酢醤油にラー油を入れてもぐもぐと食べてご満悦だった。
夕食後、ジンとイリーナが早めに上がり、愛し始めたので他の連中も順番に部屋に上がって体を休めることにした。
ジンは明日はダンジョンの宝箱に入っていた『魔族に関する本』と「魔族の魔法とスキル』を読んで魔族のことを少し勉強しておこうと思った。
「ジン、何難しい顔をして居るの?今宵だけは忘れて、早く来て!」とイリーナが誘ってくる。
今宵も体力との戦いだと覚悟をするジンだった!




