第95話 カルバラダンジョン
ジン達一行は冒険の旅に出てグラバド王国を色々周り、古代都市が未開のまま残っていると<タブレット>の【GOD】が教えてくれて、パラゴンの古代人都市の地下都市をくまなく歩き、数々の『アーティファクト』と人工ペットの犬1匹猫2匹を回収して、アリシアの友人アルメイダに紹介された”カルバラダンジョン”に潜るべきカルバラの冒険者ギルドに向かった。
受付にジンが全員のカードを出して「カルバラダンジョンに潜ります」と言って場所を聞いた。
ギルドの横のこの街の地下がカラバラダンジョンになっていて未だ未踏破で何層まであるのかさえ分かっていないのでくれぐれもご注意ください」と丁寧に答えてくれた。
ジンもまさか街の地下にダンジョンが有るとは思っても見なかったが、ギルドの隣の建物の入り口で衛兵にカードを出して、9人のジンファミリーが入った。
入り口を入ると地下に行く階段に更に兵士が2名おり、カルバラダンジョンに潜るのかを再確認して来た。
ジンが「潜ります」と言ってカードを提示し、9人が階段をおりて行く。
1階層には魔石が壁に施されていて、照明で明るく照らされており、歩くには不自由ではない。
ジンが【サーチ】しながら、進んで行く。
「ドール、アリシア、ゴブリンとホーンラビトそれにガメリオンが数匹くるぞ!」と言ってから数分後ゴブリン12匹がメイスを持ってドールに襲ってくるが簡単に首を落として耳をそぎ落として回収、ホーンラビットが勢いよく来るが5匹をアリシアが討伐した。
ガメリオンが3匹来るがイザベラの【エアカッター】3連発で一瞬にして刈り取り全て回収して2階層に進む。
2階層は平原ステージでファングボア2頭が襲って来るが、アリシアが2頭とも剣で首を切り落として回収、更に3体のオーガがいる。
イザベラが【エアカッター】を放ったが剣で防がれ、剣から炎を吹き出して襲って来る。
ドールが炎を全く意に介せず、2体のオーガの首を切り落とし、ヒューイが1匹を倒して回収し、剣も炎を放つ魔剣なので回収した。
3階層に行くと砂浜があり巨大な湖が広がっている。
ジンが『潜水艇』を浮かべて乗り込み20メートルほど行って、潜り始めた。
30メートル行くと淡水系のバハムートがいた。
『魔導砲』からレーザー砲を撃ち一瞬で頭を破壊して、回収した。
更に進むとクラーケンが2匹いる。
『潜水艇』からスティール製の投網を放ち2匹を捕獲して、高電流を流して瞬殺し、回収して陸地についた。
【次元ストレージ】に『潜水艇』を回収して4階層に行く。
4階層は高湿度でジャングルのステージで、ポイズンスネークの大蛇がいた。
高濃度の強酸を吹きかけて来る。
イリアが【アーススピア】3発を放ち、頭と胴に打ち込みイザベラが【エアカッター】で2つに切り刻んで回収する。
更にウォーターベアが1匹来るが、ヒューイが『神龍剣』で首を豆腐を切る様に綺麗に首を切り落とした。
5階層は森林のステージで、グリーンウルフが30匹群れをなし、中にひときわ大きなグリーンフルフがキングの様だ。
口から炎を吐き出して唸っている。
ドールとアリシア、オレリアとフェリシアがそれぞれ『雷剣』、『魔剣ジンの剣』と【エアカッター】と【ファイアスプラッシュ】でことごとく倒し、残るはキングのみ。
イザベラが【エアカッター】を放つがジャンプしてそれを簡単に躱し、襲いかかって来た。
イザベラは【シールド】で身を包んでいるのでその攻撃を防いだ。
ジンが【結界】でグリーンウルフキングを囲み、空気を抜いて行く。
かなり時間が経ち、流石のキングも生き絶えて動かなくなった。
全て回収して宝箱がないので6階層に進む。
6階層は砂漠ステージで久しぶりに『空飛ぶ車』を出して乗り込み2メートルほど砂の上を飛んで【サーチモニター】をタブレットと同期させながら進むとサンドモールが3匹いる。
砂を100度に熱して、サンドモールが苦しくなって砂上に出たところを、レーザービームで3匹とも打ち倒して、回収。
更に進むとサンドスコーピオンが1匹いる。
これをドールが車から出て、【フライング】を掛けながら飛んで尾の毒針を斬り落とし、頭も斬り落として回収した。
7階層、8階層、と進み9階層が大きな川が流れていて、ケルピーの上位種ケルピークイーンが2匹いる。
ヒューイが『竜宮の木の実』を一粒飲んで、ドールと共に川に入りケルピークイーンと戦って打ち取り、二人が担いで向こう岸に上がったので、全員が向こう岸に行き10階層に向かった。
10階層はボス部屋で扉を開けるとヒュドラが9本の首をくねらせている。
「イザベラが【エアカッター】で右から順番に斬り落とし、フェリシアが切り口を【ファイアボール】で焼いて再生を防いでくれる?」と指示して、あっという間に難敵ヒュドラを倒した。
そばに宝箱が有るが、開けると、毒針が飛び出す罠が施されていて、【ディスペル】で解除してから開けると、本が入っていた。
古代語だがタイトルが『魔族に関して』とある。
ジンがイリーナに「この世界に魔族って居るの?今まで出くわしていないけど!」と聞くと「昔から数は非常に少ないけど元々はレンブラント王国の北の大地に個体数としては数千の魔族が魔王と共に生きていたと伝えられていたが、いつの間にか繁殖率が低く死に絶えたらしいと言われて居わ」
一応本を回収して家に帰ったら読んでみようと【次元ストレージ】に入れた。
11階層は岩場のステージで岩竜が2匹岩礫を飛ばして来るが、アリシアが剣で、イザベラが【エアカッター】で首を切り落として回収した。
12階層には、メドゥーサが椅子に座ってこちらを睨んで居る。
「みんなメドゥーサの目を見ずにいてね、オレが【エアバレット】で両眼を潰してから討伐するよ」とジンが叫んで【エアバレット】を両眼目掛けて放った。
「ぎゃあ」と悲鳴をあげたメドゥーサの両眼が潰れて血が流れて居る。
頭の蛇の髪の毛が「シャーシャー」とこちらを威嚇するがドールが『雷剣』で上段から振りかぶって真二つに頭をかち割り刈り取った。
13階層はアンデットのノーライフキング(不死王)が盾と剣を構えて笑っていた。
イザベラが『浄化の杖』を放つも、盾で跳ね返されて霧散してしまう。
ジンが【結界】で囲い込み、更にそれを凝縮して小さくすると骨がハイになって居るが死んではいない。
【亜空間魔法】を放ち、その小さくなった【結界】を次元の彼方に消しとばして14階層に向かった。
14階層は火山ステージで黒龍が居るが、その周りには、赤龍が2匹黒龍を守る様に威嚇して来る。
イリーナが3匹の龍に【アイスロック】を3重にかけるが、火炎ですぐに溶かしてしまった。
イザベラが【エアカッター】を放って赤龍の首を切り落とそうとするが2匹の赤龍の鱗が予想以上に固く跳ね返されてしまった。
ドールが『雷剣』、アリシアが『魔剣ジンの剣』で【縮地】で間合いを詰め、ジャンプ一番、首を切り落とした。
その時、ヒューイが既に黒龍に迫り『神龍剣」で首を切断して居る時だった。
黒龍は赤龍を守ろうと動いた時にはヒューイによって首を落とされ、3匹の龍は死んだ。
15階層はどうやらラスボスでドアの向こう側からは禍々しい黒い魔力がながれだしていた。
ドアを開けると、黒い体に頭にツノが生え尻尾があるどうやら魔族とおぼしき生き物がいた。
「人間ども、よくぞここまでたどり着いた、褒めてやりたいがここで死に行くお前たちを褒めてもしょうがない、死ね!」と言って指から光を放った。
ドールが寸前のところで躱すと、光が当たったところが溶けて砕けて居る。
ジンが『煌剣』を構えて、離れたところから一閃すると魔族を囲って居る黒いシールドが砕け散った。
「おおお前は人間か?儂のシールドを剣で砕くとはお前は剣聖なのか?」
「剣聖でもないが、人よりはほんの少し強いからお前でも少しは遊べると思うぞ」
「死ね、人間」と再び光を指から放ったが、それをジンは避けずに『煌剣』で霧散させた。
逆にジンは指からレーザービームをこめかみ目掛けて放つも魔族にあたるが、その周りが黒い霧状になって、レーザービームが吸い込まれて行って、再び魔族の体に戻って行った。
「ガハハハ!儂に武器は無駄だ。体が霧になって剣で切ることも武器で倒すこともできんわ」
「そう?ならこうするよ」とジンが【結界】で彼を包み込み【亜空間魔法】を放って次元の彼方に飛ばした。
魔族が消え去ったラスボスの部屋の扉が再び開かれた。
宝箱があり、罠がないのを確認して開けると『魔族のスキルと魔法一覧』という願っても無い本が古代文字で書かれていた。
【次元ストレージ】に入れて、ダンジョンコアを持って転移盤で1階層の入り口に戻り、冒険者ギルドに戻って行った。
素材置き場に刈り取った魔物たちを置いて食堂で昼ごはんを食べながら待った。
皆重苦しい雰囲気で食べている。
恐らく絶滅したと思われていた魔族が生きていたことの驚きと、もしかしたら更に強い魔王の存在が彼らを重い気持ちにさせていた様だ。
ちょうど昼食を食べ終わった頃に納品書ができて、受付に地図とダンジョンコアとカードを出した。
「少しお待ちください、ギルドマスターを呼んで参ります」と言って2階に駆け上がって行った。
受付嬢と一緒に中年の男性が降りてきて「初めましてここのギルドマスターをして居るアルマーと申します。レンブラント王国のジンファミリー様たちですね?お噂はかねがね聞いておりましたが、さすが”カルバラダンジョン”を踏破するとは・・・」
「それでギルドマスターのアルマーさんに一言お伝えしたいことが有ります」
「はて、なんでしょうか?」
「このダンジョンの最下層のラスボスが実は魔族でした!」
「えっ?滅んだと思われていた魔族ですか?して死体は?」
「剣も魔法も通じない相手で、仕方なく次元の違う世界に飛ばして消しました。頭には角があり、黒い体に尻尾が生えていて、指から光を放って全てを破壊する殺人光線を放ってきました」
「それはこの世界にとって一大事ですね、そうそう全冒険者ギルドの連絡網で各国にも情報を流しておきます。貴重な情報をありがとうございます。今後ともこの国に遊びにきてください」と言って握手をして部屋に戻った。
「ジン様、清算はカードにお入れいてよろしいでしょうか?」と受付嬢が言うので任せた。
白金55枚、金貨90枚、銀貨95枚、銅貨85枚を得て、ジンたちは宿に戻った。
まだ午後の早い時間なので、みんなで街を散策して、食べ物などを市場で買い出しをして夕方宿に戻ってきた。
ジンとイザベラが同室で、シャワーを浴びて夕食まで愛し合って、みんなで夕食を食べた。
ここの夕食はまたもバイキング形式でヒューイが相変わらず肉系で、他の女性陣は海鮮と野菜サラダを盛って食べていた。
「明日はセモアに帰るので『空飛ぶ車』で飛んで帰るから、ついたらお昼と言う感じで戻ります」とジンがみんなに言って2階のジンの部屋でコーヒータイムを楽しみ翌日を迎えた。




