第82話 異界の魔物の檻ダンジョンに潜る
ジン達ファミリーは貴族派の武力蜂起を王族派の騎士達と共に打ち破り貴族派との戦いに勝利をした。
王様からジン達は今後の将来を見越して王都の地下に広がる”異界の魔物の檻”ダンジョン制覇の指名依頼を王都の冒険者ギルドと王様から受けその依頼をファミリーと相談したジンは決心して”異界の魔物の檻”にもぐることを決断した。
”夕餉の里”で朝食を食べ、昨日、色々食材を買ってダンジョン内での長期戦の戦いに備えて【次元ストレージ】に入れた。
「それでは今から宿を出て王立図書館に向かい、地下にある”異界の魔物の檻”ダンジョン踏破に向かいます」とジンがファミリーに向かって言い、全員が歩いて王立図書館の地下に向かった。
ジンは入り口を【ディスペル】で解除して坑道に繋がる図書館側に空洞を開けてドール、ヒューイ、アリシア、オレリア、フェリシア、イザベラ、イリア、イリーナ全員でくぐり抜けた。
ジンは素早く図書館側の穴を塞ぎ【シールド】【結界】をかけて魔物が間違っても出て行かないようにした。
坑道に入りまず最初にジンが調べたことはイリーナと【サーチ】が効くのかどうかをチェックしてみた。
「イリーナどう?俺の方はどうやら【サーチ】も魔法も使えるけど・・・」
「私の方も、大丈夫だわ!やはり坑道内は魔法が使えるようね。もちろん相手の魔物も使えることを考慮に入れないとダメね。それで、どういう布陣で行く?」
「先ず先頭はドールが『雷剣』そして、ヒューイが『神龍剣』を最初から構えて、ドールは【ライティング】をかけながら行って貰う。ヒューイ以下、後ろはイザベラ、アリシア、オレリア、イリア、フェリシア、イリーナそして俺で全員が個々に【シールド】をかけて進みます」
「それでは昨日改めておさらいしたけど、古代人が残してくれた魔物の解説書を思い出しながら討伐していこう」とジンがみんなを鼓舞して動き出した。
坑道をドールがゆっくり進んで行く。
「ドールの数十メートル先に魔物が3体ほどこちらに向かってくる、注意して」とイリーナが告げた。
言った途端ゴリンプソグナ三匹がいきなりドールめがけて噛み付いてくるがドールが『雷剣』で一匹を、ヒューイが『神龍剣』で二匹を切り倒した。
「それにしても私が【サーチ】した時は数十メートル先だったのにもの動い速さで我々に向かってきたわね、流石最弱と言われても異界の魔物だわ」とイリーナ。
更に進むと20匹のゴリンプソグナがいる。
ヒューイが火炎方向が効くのか試しで中程度の威力で放った。
ギャア、ギャアとすごい叫び声をあげて燃えて行くゴリンプソグナ。
一応20匹は全て死んだが、その死骸は灰にはならず残っていた。
更にその奥にはアルバートザウルスが5匹いる。
この2種類の異界生物は以前中立派の掘削事件の際に既に対峙していたので剣が通用することもわかっており、ドールとヒューイの剣とイザベラの【エアカッター】で5匹を討ち取った。
更に少し進むと今度はメガロザウルスが12匹いる。
ドールがレーザービームを放って効くのか確かめる。
一応頭に当たれば1発で倒せるが、胴に当たっても向かってくる。
イザベラの【エアカッター】は弾き飛ばされて霧散した。
ヒューイの火炎咆哮は相変わらず効いていて悲鳴を上げならが焼かれて死んで行く。
イザベラも攻め方を変えて【ファイアボム】を直撃させて三匹を葬った。
12匹を倒すのに少し時間がかかったが反撃も受けずに倒せた。
これで1階層は全て踏破したようだ。
2階層に向かった。
このダンジョンは人工のダンジョンのため階層ごとに平原とか砂漠とかフィールが変わることは無い。
完全に階段が階層を示している。
しかし全ての階層が下に行くのかというとそうでも無いようだ。
2階層は弱い魔物として三番目に位置するメガロザウルスが多数を占めている。
ドールもヒューイもイザベラも火炎系の魔法を連発して倒して行った。
坑道を進むとアグスティニアという剣竜と鎧竜の特徴を持つ魔物が出てきた。
数にして5、6匹だが火炎系の魔法でも硬い鎧の様な皮膚で平気で立っている。
背中には鋭い刃がついた剣の様な皮膚が突起していた。
ドールが『雷剣』で突起物の背中に雷を落とすとブルブル震えて倒れて行くが死ぬところまでは行かない。
ヒューイが倒れたところを『神龍剣』で首を切り落としてトドメを刺して行った。
30分近く掛けてアグスティニアを討伐して3階層に向かった。
3階層は入り口からゆるい上り坂になっていた。
カルノタウメーラが5匹いる。
周りにゴリンプソグナの死骸や骨が有り、カルノタウメーラが捕食したのだろう。
ドールが剣で斬りかかるがドールの剣を尾で弾き飛ばす、ヒューイが正拳で叩くと流石にベコっとへっこみ倒れた。
『神龍剣』で首を切り落としてトドメを刺した。
イザベラは【ファイアランス】を放ち1匹を炎の槍で串刺しにした。
カルノタウメーラは古代人の解説書では物凄く動きが早く炎を吐くので注意と書かれていたのをドールが記憶しており、イザベラに「イザベラさん、近づいてきたら炎に注意して【シールド】を強めてください」
とドールが言った時には既にカルノタウメーラがイザベラに向かって炎を吐いた。
シールで難なく防いで【ファイアランス】を放ちそのカルノタウメーラを葬った。
残りをヒューイが火炎咆哮を放って怯んだところを『神龍剣』で首を切り落とした。
何とか5匹を3人で倒して上りスロープをゆっくり上がり4階層にたどり着いた。
4階層にはアクロガンザウルスが5匹いる。
ドールがレーザーを頭めがけて放つも買わされてしまう。
胴体を狙って放ったが弾け飛んでしまった。
イザベラが【ファイアランス】を放ったが体にあたり床に落ちて霧散する。
ヒューイが【縮地】を使い1匹に肉薄して『神龍剣』で首を切り落とした。
綺麗に切り落とされた首を他のアクロガンザウルスが食らいついてくる。
その食らいついたやつを再びヒューイが『神龍剣』で斬り殺した。
残りの三匹をドールが『雷剣』で首を切り落としてもう一匹はアリシアが【縮地】を使い剣で首を切り落とした。
残りの一匹をオレリアの【エアカッター】の巨大な刃で切り落とした。
やっと5階層についた。古代人も5階層をボス部屋の様にしたのか扉が付いていて開けると全員が中に入ると扉がしまった。
中には巨大なディプロラドンがいた。
全長20メートルを超え、強靭な鞭の様な尻尾を巧みに使い、簡単なシールドは鞭の様な尻尾で破壊されてしまう。
ジンが『煌剣』を尻尾めがけて縦に剣を振り下ろすと長い尻尾は根元から切られて床に落ちた。
ギャオーと怒りの叫びを上げて突進してくるのをかわし、アリシアとヒューイがそれぞれ足を切り落とし、長い首はドールが『雷剣』で切り落とした。
宝箱などは無いが、一応20メートルものでかい魔物がいた部屋なので広い個室に『空飛ぶ車』を出して、中に乗り込んでキッチンで大判のピザ3種類を10枚出して飲み物はジンジャーエールと果物ジュースにした。
流石にイリーナ達もエールをのむほど余裕はなく、果実ジュースにしていた。




