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第75話 フェリシア、オレリアの魔法訓練

ハリス侯爵の娘フェリシアとも結婚することになって、キースの街にフェリシアの荷物を取りに行って、ついでに”魔女の道楽”に補充の魔道具を納品して帰ってきたジンファミリー。


ジンは『研究棟』でドールの助手として『ローラ』というアンドロイドを、『研究棟』の警備にミスリル製のゴーレムの『ジェス』を、ジンの家の警備にミスリル製とアダマンタイト合金のゴーレム『ダン』を作って配置させ、いよいよジンファミリーはセモアで本格的に訓練を開始した。


朝食を食べ終えて全員が地下の訓練場に降りていく。


家の警備担当のダンにリビングにいてもらい、ローラもリビングで皆が戻るのを待っている。


オレリアにイリーナがついて【ファイアボール】から放ってもらう。


強烈な【ファイアボール】が訓練場のシールドされた壁に激突する。


『うそっ!初心者が私たちと同等の魔法を?』とイリーナ。


「次は【ファイアスプラッシュ】を放って」


再び【ファイアスプラッシュ】の強烈な魔法がシールドに激突する。


「次は【ファイアアロー】よ」


やはり強烈な火の矢がシールドの壁に激突した。


「ジン、オレリアは火の魔法は文句なしよ」


「そうか?一応オレがある程度までは教えておいたからそこそこ行けるだろう?」


「そんなレベルじゃないわ!」とイリーナ。


「オレリア、次は水魔法の【ウォータースプラッシュ】をやってみて」


やはり強烈な【ウォータースプラッシュ】がシールドの壁に激突した。


「次は風ね」

・・・・・


「次は土魔法よ」


と順番に4属性全て規格外の威力を放って見せた。


「オレリア、4属性全て中級迄合格よ、今度は上級で【へルフレア】を放ってみて」


オレリアは上級魔法は放ったことがないが、ジンが言っていたように魔力を集中させて【ヘルフェア】と唱えて放ってみる。


【ヘルフェア(地獄炎)】が凄まじい威力で訓練場を揺るがし、シールドに激突した。


【ヘルフェア】を受けてもビクともしないジンのシールドもさすがだが、それにしてもオレリアは凄まじい能力の持ち主だった。


「オレリア、貴女、こと魔法の威力は全て優秀で問題ないわ、これからは合成魔法を瞬時に打てる訓練に移行しましょう」


「火の魔法と風の魔法を同時に発動するの、【ヘルフェア】を発動できているから【ファイアストーム(火炎嵐)】を見せるからイメージをしっかり持って撃つのよ」とイリーナが【ファイアストーム】を放って見せる。


オレリアはじっとそれをみていて自分なりのイメージを固められたみたいだ。


【ファイアストーム】と呟き手を前に翳して放ってみる。


炎が風とともに重なり合って火炎嵐がシールドに激突して訓練場が揺れる。


何と1発で成功してしまう。


「オレリア、凄いわ!このイメージを忘れず必ず朝の訓練で1回は放ってみてね」


「次は【ブリザード】、これは水の魔法でも冷たくして氷にし、それと風魔法の合成よ」


オレリアは氷にするイメージがイマイチつかめていなかったが、水を冷たく冷たく凍らして吹雪のような氷のかけらを風で吹き飛ばすイメージを持って放ってみる。


【ブリザード】と呟き手から放たれた氷のかけらが渦を巻きながら壁に激突した。


「オレリア、殆ど完成だわ!でも、氷の粒をもう少し小さくするイメージで雪をイメージする感覚で水を変化させてみて」


「雪ですね?はい、何となくわかりました!」


もう一度、【ブリザード】と呟いて今度は吹雪の様にブリザードが吹き荒れて訓練場の壁に吹き付けた。


「オレリア、申し分ないわ。さっきの【ヘルフェア】と【ブリザード】を1日訓練中に1回は必ず放って直ぐに対応できる様になって」


「それじゃ、イザベラとお互いシールドを掛けた状態で模擬戦をしてみて。これは敵や魔物に対して臨機応変に素早く魔法を放つ訓練だから勝ち負けなどではなく瞬時に魔法を打つ練習よ」


一方フェリシアはジンが訓練場の脇にある研究室に座らせて【鑑定】をしていた。


フェリシア: ハリス侯爵長女・【聖魔法】Sランク・【魔力特性】無属性魔法・火魔法・風魔法

       【MP(魔力)】130/400


「フェリシア、君は【聖魔法】にだけしか特性が無いと自分では思い込んでいるけど無属性魔法、火魔法、風魔法の特性を持っているよ。それと魔力もこの世界でずば抜けて多いけどそれをまだ活かしきれていないね」


「ええ、私【聖魔法】以外にもお役に立てるの?」


「ああ、全部で4属性になるのかな?無属性の中に聖魔法が入るのであれば3属性ということだね」


「頑張ってできる様にしたいですわ!」


「何が原因で発動できていないのかちょっとみてみるね」


ジンはフェリシアの丹田の位置に手のひらを添えて軽く魔力の流れを確認してみる。


すると丹田から魔素マナが流れ出る箇所と肩口から手に向かう流れのところ2箇所に淀みを見つけた。


直ぐにその淀みを取り除いてあげる。


「フェリシア、恐らく【ファイアボム】を撃てるようになっている筈だから手のひらを訓練場の防護壁に向けて放ってご覧」


フェリシアは見慣れた【ファイアボム】をイメージして手に魔素の流れを感じながら撃ってみると初めてなのに強力な【ファイアボム】が手から放たれ防護シールドに激突した。


「ジン、できたわ!私火炎魔法を打てたわ!」と言ってジンに抱きついた。


「次に風を意識して【ウィンドカッター】を撃ってみよう」とジン。


フェリシアはもともと戦いで色々な魔法をみているのでイメージを掴みやすいのか【ウィンドカッター】を防護シールドに向けて放ってみる。


目に見えない刃がシールドを揺らした。


「フェリシア、これから毎日色々な火炎系と風系の魔法を瞬時に撃てる練習をして、その両方をイメージしながら合成魔法を放てるように訓練してみな」


「はい、欠かさず毎日やってみます」


「あとは【無属性魔法】で一番大事な【シールド】魔法だけど、これは自分の身を守る壁をイメージして最初は詠唱してもいいから自分の周りに纏ってご覧」


フェリシアは自分の身体を守るようなイメージで囲ってみる。


ジンが軽くフェリシアの身体を触ろうとすると見えない壁で遮られて触れない。


「フェリシア、一応簡単なシールドはできているけど、これでは直ぐ破壊されてしまうね!もっと強く念じて絶対にに自分を守れるようにと念じてご覧」


フェリシアが強く念じて、もう一度ジンが今度は拳骨で彼女の腹を少し強めに叩きに行く。


ばぁーんと音が聞こえて跳ね返された。


「よし、今のイメージを繰り返し練習だ。毎日火、風、シールドこの3点の魔法を午前中の訓練で必ず欠かさず練習をして」


「はい、わかりました」とフェリシア。


これでオレリアとフェリシアは魔法師としてやっていける目処が何とかたった。


アリシアの方に目をやると相変わらずヒューイに打ち負かされて訓練場の床に大の字で寝ていた。


その直ぐそばでは妹のジュリアンがドールと模擬戦をして防戦一方でやられていた。


ジンは研究室に入って、フェリシアに『天使の靴』と『リフレクションリング』を取り出しフェリシアにあげた。


「フェリシア、この靴で空中に浮き上がり自由に動ける練習をしてみよう」


「私には少しサイズが大きい気がするわ」


「大丈夫、フリーに履く人のサイズに変わるから」


フェリシアが履くと彼女のサイズに靴が小さくなり、ほんの少し浮いてみようと思ったら、垂直2メートル程ふわりと浮いた。


更に天井の直ぐ近くまでと思うと五メートルほど高く浮き上がり、横に移動と念じて、身体を横にしてみると頭の方に3メートル程横に行けた。


「フェリシア、いつもこれを履いて外でもっと屋根の上とか横移動、バックに下がるとか色々遊びながら練習をして、魔物の中には40メートル級のでかい魔物もいるから【飛翔フライング】で浮いて攻撃するときもあるからね」


オレリアもフェリシアも3日ほど毎日訓練所で魔法の発動速度を早めて尚且つ威力のある魔法を撃てるようになっていた。



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