第71話 セモアに移動して
アリシアがデイマール王国の王様にジンとの婚姻の許可を貰いに王宮を訪れて話をしたところ、王様は王女オレリアもジンと結婚することを条件に許可を出した。
結局ジンは一気に5人の女性と結婚をすることになり、『空飛ぶ車』の改造やセモアの家の増築を女性陣たちがギルドに行ってクエストを受けて居る間に【転移】して全て終了し、オレリア王女と王様のところに行って挨拶をして、王都シューベルの宿に戻って来た。
ギルドから戻った女性陣とアリシアを加えてジンファミリーの結成式を宿の食堂でして、夕食までジンとオレリアを二人きりで過ごさせてあげることになった。
ジンとオレリアはベットで抱き合いキスをして初めて彼女をだいた。
オレリアは歓喜に痺れ、ジンを離さない。
ジンも元気でなんども彼女に押し入り、二人は夕食の直前まで愛を確かめ合っていた。
「オレリア、落ち着いたら又魔法の訓練をやるぞ、覚悟しなさい」
「はい、ジン先生!その前にもう1回愛して・・・」
二人は食堂に降りて皆と夕食をとる。
「明日は久しぶりにセモアに戻るけどオレリアは冒険者登録はしてあったけ?」
「ええ、王都でアリシアが未だギルマスをして居るときに登録してCランクだけどしているわ」
「それなら直ぐにAランク、Sランク迄はなるから大丈夫だ、安心して」
二人で食堂に降りていき、全員で夕食を食べた。
そのあとはお決まりのジン達の部屋で別腹のケーキタイム。
未だオレリアが知らないケーキも出てきて、目を輝かせて食べて居る。
「明日朝食を終えたら直ぐにセモアに向かい、着き次第冒険者ギルドに行ってジンとの結婚の手続きを終えたら、ウエディングドレスをセモアの街で見て見ましょう」とイリーナ。
「俺はその間『研究棟』の増設をして、『マジックアイテム』の整理をしてるぞ」
「わかったわ、そうして」とイリーナ。
明日正式にジンの奥さんになる5人は嬉々としている。
毎度の様に、オレリアを除いた女性陣は早目に各自の部屋に引きあげ、ジンとオレリアを二人きりにしてあげる。
オレリアは、みなが居なくなったら、直ぐにジンのそばに行き唇を奪う。
二人は縺れながらもベッドに倒れ込み、明け方まで愛を確かめあった。
「オレリア、王女の地位を捨てて俺なんかと一緒になって、後悔しないか?」
「王女の地位なんて未練は無いわ!ジンと結婚出来なかったら一生後悔するわ。あなた無しでは生きて行けないわ!あぁ、感じる。もっと強く抱いて」
夜中まで愛の格闘は続いた!
ジンは未だオレリアが寝ているうちに起き出して、朝練をヒューイとアリシア三人で行い、部屋に戻ってきた。
「起きたらジンが居ないから心配しちゃった」とオレリアが飛びついてきた。
「シャワーを浴びて着替えるよ」とジン、「私も一緒にあびる」と言って入ってきた。
またも合体!
オレリアはジンがいなくて不安だったのか、貪るようにジンを求めた。
二人で食堂に降りていき、全員で朝食を食べて、いよいよ王都シューベルともお別れだ。
『空飛ぶ車』にフジも乗せ、全員が乗って一気に【転移】でセモアの自宅前に到着した。
中に入って、かなり広くなったリビングを見てオレリア以外の皆が驚いている。
「ジン、私達がクエスト受けている間にここに来て、増築したの?」とイリーナが驚いて聞いてきた。
「うん、オレリアが来ると、部屋がギリギリになるのでダブルの部屋を4部屋に、シングルの部屋を10部屋に増やしたよ」
「俺の部屋は前にツインで使っていた部屋をダブルにしたけど、皆の部屋は今から決めて」とジンが女性陣に言った。
ジンの部屋から一番近くのシングルがヒューイ、イザベラ、オレリア、そして廊下を挟んで一番近くがアリシア、イリア、イリーナとなった。
「オレリア、荷物を全部出すから、配置を教えて」と言いながらジンがてきぱきとオレリアの荷物を入れて、「次ぎはアリシアの荷物を置いて行くよ」と、これもアリシアの言う通りに置いていき9時には全ての荷物、部屋割りを済ませた。
リビングに集まって、ショートケーキ2個、チョコレートケーキ2個、ティラミス2個、サバラン2個を出して、ダージリンティーをドールが入れてくれて皆で改めて乾杯する。
アリシアとオレリアはひときわ感激している。
この後、全員で歩いてセモアの冒険者ギルドに行き、結婚の書類を出しに行く。
ジンを筆頭に絶世の美女6人を従えたジンが受け付けカードを出して何やら小さな声で婚姻届の書類を貰い、全員で出すと受け付け嬢達から一斉に祝福の拍手を受けた。
晴れて全員がジンの奥さんと子供になり、パーティー名も"ジンと7人の魔女達"に変更して貰った。
何故かその時点でオレリアの冒険者カードがAランクに変更になって新しいカードが渡された。
ジンが「オレリアのランクアップは自動でなっているけど良いの?」
「はい、ジン様達と行動を共にすればいずれSランクに直ぐなるので大丈夫です」と、晴れてオレリアもAランクになった。
奥さん達5人はウエディングドレスを買ったり、諸々買い物してお昼に戻る事になった。
ヒューイとドールが一緒にいるので問題はない。
ジンは『研究棟』の増設とオレリアに渡す『マジックアイテム』を準備する為に戻る事になった。
ジンは『研究棟』も家と同様にダブルの部屋を一部屋追加し、シングルの部屋を全部で8部屋にして、家に戻って来た。
リビングのソファに座りながらオレリアに渡すアイテムを考えている。
『魔力増幅の指輪』、『シールドの指輪』、『浄化の杖』、『転移の石』、『リフレクションリング』、【次元ストレージ】と一応武器となる『幻影』と同じ力、同じ能力のダガーの『魔法のダガー』を作り込み、渡す事にした。
女性陣が大挙して戻って来た。
ウエディングドレスは何軒か見たが矢張り田舎のせいか、これという物が無く午後からダルぜに行くと言い出した。
ジンはオレリアに用意していた『マジックアイテム』と【次元ストレージ】を渡した。
オレリアは最初なんでくれたのか、そのくれた物が物凄いレアな『マジックアイテム』だと解らなかったが、ジンがひとつひとつ説明していくと、急に大泣きに泣いてジンに抱き着いてきた。
「こんなに高価な物ばかり貰って良いの?」
「他の奥さん達にも渡してあるから気にするな」とジン。
「アリシアにも【次元ストレージ】を渡し、イリアには『魔法のダガー』を渡し、全員がほぼ完全装備になった。
昼食は奥さん達が買ってきた魚貝類を材料にお好み寿司にした。
オレリアはアリシアに食べ方を教えて貰って食べている。
ワサビを付けて酢飯の上に生の魚の切り身を乗せて食べるのが偉く気にいったようで、貝やマグロ、イカと次から次へとノリに巻いて食べていた
食事を終えて、『空飛ぶ車』に乗り込み王都ダルゼに【転移】して"夕餉の里"をツイン2部屋、シングル3部屋取って、直ぐに奥様達はドレスを買いに出掛けた。
ジンはのんびり宿で昼寝する事にした。
ヒューイが帰ってきたので二人で久しぶりに隣合わせで寝ていた。
だいぶ寝たと思って起きたら夕方近くだったが未だ奥さん達は帰って来ない!
まぁ、女性はこと洋服を選ぶとなると、時間なんて関係ないようだ。
ヒューイとアメリカンを飲んでいたらやっと帰ってきた。
「皆、気に入った物があったの?」
「1回しか着ない洋服に何でこんなに時間が掛かるのかね?」とジンが不思議そうに言った。
「ジンの礼服も買ってきたわ!」とイリーナ。
「俺はパンツ1枚で良いけどな!」
「ばーか!」とイリーナに一蹴された。
アリシアが『遠距離通話器』で双子の妹に連絡すると今から来てと言われジンと【転移】で帝都のローズタウンの冒険者ギルドにジュリアンを尋ねた。
アリシアと抱き合って再会を喜ぶジュリアン、ちゃんと礼服も用意して待っていた。
【転移】でシングルをツインに替えてもらい、アリシアとジュリアンが泊まる事になった。
ジュリアンを皆に紹介するアリシア、アリシアがあんなにはしゃぐ顔は珍しいとしげしげと見るジン。
披露パーティーはいつやるかと夕食を挟んで意見を出し合う。
オレリアも王様ご夫妻を呼ぶので1、2日はクッションを持ちたいらしい。
4日後の明明後日はどうかとオレリアが王様に連絡した。
王様ご夫妻は明日の午後に【転移】で迎えに来てくれと言われ、明日午前中にセモアに戻って、午後王様ご夫妻を迎えに行く事になった。
ジンはひとつ気がかりな点をイリーナにきいてみた。
「ねぇ、イリーナ、王様とかハリス侯爵には声掛けなくて良いかな?」
「今回は全くの身内だけにしましょー!そうしないと、男爵やらギルドマスターまで呼ばなくてはならないわ。私達揃って挨拶回りをすればいいわよ」と言ってくれた。
明日が早いので、今日は、早目に寝て朝食を6時頃食べる事にしてそれぞれの部屋へと解散した。




