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第41話 王宮での攻防と裏ギルド

ジンはイザベラ親子とイリア叔母さんをいれた魔女5人とパーティーを組んで”ジンと5人の魔女達”でコモドにある”新緑のダンジョン”を制覇してイザベラ以下3名の魔女は冒険者に俄然やる気を出していた。


ダンジョン制覇した2日後、ハリス侯爵様から緊急連絡が有り、ヒューイ、ドールを連れて侯爵邸に朝食を終えて直ちにお伺いした。


ハリス侯爵邸の衛兵に「冒険者ジンが来ました、とお伝え願います」と言ってしばらくするとハリス邸の侍従長が小走りにやって来てハリス侯爵様の執務室に案内された。


「おう、久しぶり!ジン君、元気で色々活躍しているようで何よりだ。実はきょう呼んだのは君に頼みが有ってな、王様がある組織に命を狙われているのじゃ、それを君に防いで貰いたい」


「でも王様の周りには、騎士団と魔法師達が多数警護しているでしょう?」


「実は相手は貴族派なんだが彼らが暗殺を依頼した相手が裏ギルドの殺し屋なのだ。彼らは騎士団や魔法師では対処できない。幻惑とか殺意を消すスキルとかを持っているため【サーチ】や【察知】に長けた警護の人間がいないと太刀落ちできないのだ。わしが四六時中付いているわけにもいかないのじゃよ」


「裏ギルドってかなり大きい組織なのですか?」


「ギルドを追放された人間や殺人で指名手配されている人間が金目当てに平気で罪もない子供から大人までみさかえなく依頼されれば殺す集団だ」


「どのくらいの期間警護すればいいのかわからないのが辛いけど、逆に依頼を受けた殺し屋を全て処理すれば良いのですね?」


「おそらくは、わしの情報では2人元Aクラスの殺し屋で二つ名が影法師と云う名の奴がいることは掴んでいる、なんでも影の中に溶け込んで現れるスキル持ちらしい」


「わかりました、一旦下宿先に戻って午後一番で再度侯爵様の所に来ます。それでご一緒させていただいて王宮に上がります。それでよろしいでしょうか?」


「おお、すまんそうしてくれ!」


「私以外にヒューイとドールを警護につけますが構いませんね?」


「勿論、彼女達もいてくれれば鬼に金棒で助かる。頼むな!」


ジンは”魔女の道楽”に戻りイリーナさん達に侯爵の依頼を話した。


「ジン君、裏ギルドはかなりやばいわよ。私も影法師って聞いたことがあるわ。人の影の中に溶け込んで隙を見つけてダガーで頚動脈を切るそうよ。影は人だけでなく柱の陰から影へと溶け込む為に姿が見えないそうよ」


「面白いスキルですね!闇魔法の一種ですかね?それで殺意もないから察知しにくいと云うわけですね?」


「パパ、殺意がなくても見つけるのは簡単だよ!匂いですぐ分かるもの」


「ね、ドール」


「はい、私とヒューイ様は匂いで分かると思います」


「俺は匂いは分からんが殺意がなくても【サーチ】で味方と云う条件をつけておけば簡単にはじき出せると思うがな」


「ジン君のサーチって条件つけサーチができるの?」


「サーチってそう云うものじゃないの?」


「いやいや、普通は何かが居るとか居ないとかの識別だけよ」


ジンはヒューイとドールに午後から一緒に出る旨話をして、イリーナに暫く王宮に寝泊りすると伝えて侯爵の所に向かった。


侯爵はジンが来てすぐに一緒に王宮に向かい王様とジンを含めて騎士団長、宰相と5人で打ち合わせをし、王様と王妃様の部屋全体を【結界】で覆い入口にジンが、王子の部屋にドールが、王女の部屋にヒューイが警護で居る事になった。


ジンは城全体に【サーチ】を掛け、〈タブレット〉と同期させて、『味方』と条件を入れ味方以外は赤にした。


9割が緑で問題ないが赤が王様の部屋にちかづいている時は必ずジンが間に入る事にしている。


ヒューイとドールにもいつもの匂い以外感知したら念話する様に伝えてある。寝る時は必ず部屋全体を【シールド】か【結界】で囲って寝るように指示した。


1日目は何事も無く過ぎ、2日目の明け方ジンは赤が【結界】にちかずいて来るのを察知し、見ていると、影から影に身を溶け込ませて移動する、影法師なる奴だと直感した。


ジンも又【インビジブル】で相手に悟られず殺気も消して彼の後ろに付いていた。


【結界】を破ろうとするが出来ずにいた所をジンの闇魔法【呪縛】で捉えられ、首に手刀を浴びせられて意識を奪われた。


それから30分後に今度は天井にカメレオンの様に張り付いて移動する覆面の男が現れる。


ジンが【飛翔】で天井から振り落として、溝打ちを当て【呪縛】で確保して二人を捕まえて朝まで眠らせた。


朝、全ての結界を解除したジンとヒューイ達が王様と侯爵、騎士団長に二人を突き出して、誰からの指示かききだしましょうか?と聞いたが侯爵はそれはこちらでやるからジン君は良いと言われ、騎士団長に二人を預けた。


「しかし、流石ジン君だな2日目で二人も捉えてしまうとは」と侯爵が感心していた。


王宮の食堂で朝を頂いてからジン達は"魔女の道楽"に帰ってきた。


「あれっ?ジン君もう帰って来たの?はや過ぎない、仕事首?」


「俺が首になる訳無いでしょ、もう、二人とも昨日捕獲して騎士団長に渡したよ」


「でも裏のギルドはまた狙うわよ!アイツら遂行する迄諦めないもの」


「そうなの?なら裏のギルドを潰して来れば良いね!」


ジンは〈タブレット〉の【GOD】の検索に裏のギルドの本拠地と打ち込んでenterをポチッタ!


王都の商店街の中程に有るパン屋の地下が本拠地と出た。


時間も空いたので、ドールとヒューイで行ってみる。


「いらっしゃい!未だ焼きあがて無いのでもうすぐ焼き上がりますから、お待ち頂くか出直して下さい」と愛想の良い親父が言うので、ジンが「暇なので待たせてもらうわ」と言って【サーチ】で地下の入口の場所を確認し、更に地下から逃げる逃げ道を【シールド】を片側に掛けて出口を塞いだ。


念話でドールに[地下の入口は裏のパン工房の床なので上がって来た奴は片っ端からとっ捕まえていい]と伝え、店主に手刀を当て意識を奪って【呪縛】した。


外には本日臨時休業と看板を出し、奥に行って地下室に行く床扉を開けた。降りきった処が廊下になっている。


「ヒューイ、透明の指輪で消えてくれ、俺も【インビジブル】で見えなくなる。それと相手がどんなマジックアイテム持っているか分からんし、変なスキルを持っているか分からないから、【サーチ】と【鑑定】をしてから行くぞ」


人数は5人居る。転移や亜空間魔法を持つものはいない。幻覚と魔剣の炎を吐く剣の持ち主が一人居る。全員がAかB崩れの元冒険者だ。廊下の突き当たりが奴らの部屋のようだ。


ジンがドアに掌底破を当て破壊して吹っ飛ばした。

相手が剣を抜く暇も無く3人の意識を刈り取り、ヒューイも2人を殴り倒していた。


「おいおい、ヒューイちゃん殺して無いよな?」


「大丈夫よ、ひとりは肝臓が破裂したから、パパが後でヒール掛けて。さもないと2、3日で死ぬわ!」


「やりすぎだって、もぅー」


全員【呪縛】で身動きが効かない様にして、侯爵様に連絡して騎士団長らが駆けつけて連れて行った。


ジンは地下室を全て壊して最後に【イレージング】で消し去った。


〈タブレット〉の【GOD】で裏ギルドのありかと打ち込みenterをポチッた。


王都には無いがケーベルとブルーノの二つの街に存在した。

場所も〈タブレット〉の【MAP】が示してくれている。


ジンはヒューイとドールを連れて先ずブルーノの裏ギルドの住処の前に【転移】した。

【サーチ】と【鑑定】を併用して、特に相手として問題ない事を確認し、中に6人居る事を二人に言って、夫々二人ずつ倒すと念話して、扉を蹴り倒した。


いきなり現れた3人になかにいた裏ギルドの6人はなすすべもなく【呪縛】で捕獲され、意識を奪われてしまった。


彼らを連れて次の目的地のケーベルに街に【転移】したジンは裏ギルドの隠れ家の前で【サーチ】と【鑑定】をした。


裏ギルドの連中はここがいちばん多く8人もいた。


その中に火と土の魔法を使う人間が全部で3人、幻覚と飛翔の二つのスキルを持った奴が一人いた。


〈タブレット〉で表示された4人を先にジンは【イレージング】で始末して、扉を蹴り破った!


夫々ドールとヒューイとで後の4人を当身アテミを食らわして意識を刈り取り、【呪縛】で逃げれない様にして、纏めて、ハリス侯爵邸に【転移】し、侯爵様に事の成り行きを話して、レンブラント王国の裏ギルドの全員を引渡し、壊滅させた。


それから2日後、王宮から呼び出されたジン達は王様と宰相、ハリス侯爵からSSランク昇格と報奨金白金5枚を頂いた。



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